『The Nutty Radio Show おに魂』(ザ ナッティ レディオ ショー おにたま)は、FM NACK5で放送していたラジオ番組である。愛称は「おに魂」。
2003年4月に放送開始。NACK5における、夜の看板番組であった。東京・西銀座デパートにあるサテライトスタジオ「GINZA STUDIO」から生放送。2010年9月までは『The Nutty Radio Show 鬼玉』(読み方は同じ)というタイトルで放送されていた。これは、メインパーソナリティを務めるバカボン鬼塚の「鬼」と、玉川美沙の「玉」から取られたもの。2010年10月からは玉川美沙・プリーズ大津田の番組卒業、パーソナリティ、スタッフの入れ替えに伴い『The Nutty Radio Show おに魂』と番組タイトルが改題された。チーフディレクターとパーソナリティを兼任するかかしのきっくんは、「このタイトルには『玉川の魂を受け継いでいこう』という意思が込められている」と語っている。タイトルに入っている「nutty」は、「イカレた」という意味の英語スラング。
メインコーナーである「マル決」と、日替わりコーナーで構成されている。2010年10月と2013年4月には、オープニングやマル決などのBGMがリニューアルされた。
2012年11月頃より、特に火・木曜日に『HITS! THE TOWN』で使われるSEが使われるようになっている。
木曜日はコーナーのBGMが他の曜日と異なることが多かったが、2013年4月からは他の曜日と同じBGMが使われている。
2017年4月から、バカボン鬼塚が生活拠点を地元である静岡に移転するため、東京での夜の生放送の出演が困難となった。また、それを機に菊池も番組制作に専念する形でパーソナリティからは引退することになった。これに伴い、「Nutty Radio Show THE魂(ソウル)」にリニューアルする形で2017年3月を以って番組の放送を終了した。火曜日以外のパーソナリティ及びスタッフ等は新番組に引き継がれる。
2017年3月30日の最終回には木曜日パーソナリティの藤井ペイジ、岡田サリオに加え、バカボン鬼塚も出演。また玉川美沙からもメッセージが寄せられた。さらにエンディングではHappy だんばら、斉藤優里、菊池淳介、古坂大魔王、夏江紘実の各曜日パーソナリティ及び元木曜日パーソナリティの小林アナが出演した。
時間はいずれも日本時間。各曜日とも各コーナー間に「マル決」「ふつおた」などがある。なお聴取率調査週間中(「おに魂感謝祭」を開催)などは変更になる場合がある。
内容は公式ブログ、NACK5ホームページを参照した。
この番組のメインコーナーで、大喜利のようなコーナー。毎回出される「お題」に対し、リスナーから寄せられた回答を紹介する。通常の「マル決」と、ゲストがお題を出す「ゲストマル決」がある。
番組を始める際、「ラジオで毎日何かを決め続ける番組をやりたい」というスタッフの話から、番組の核となるこの企画が生まれた。原型は、かつてTOKYO FMで鬼塚が企画立案から携わった『ラジ王』で行っていた「木ラジ一言劇場」である。
文字通り普通のお便りを読むコーナーである。火曜でのバカボン鬼塚は、ローマ字書き「FUTSUOTA」のイニシャリズムで「FTOT」とコールする。しかし、その時々で崩すことがあるため突っ込まれる。また、小林アナは「ふつふつと湧きあがるこの気持ち… ふつおた!!」とコールする。小林アナによると、コールにはいくつか種類があり、おに魂内でコールを流行らせたいらしい。現在は2015年4月2日から登場した岡田サリオがこのパターンを引き継いでいる。全曜日とも使用するBGMが異なっており、特に水曜日は古坂大魔王演じる「ふつおたん」などのオリジナルキャラクターがメッセージを紹介する。
なお投稿内容によっては、おに魂シールがプレゼントされることもある。(特に受験シーズン)
毎日日替わりで、レギュラーアーティストとその日のメインパーソナリティ(月:Happy だんばら、火:バカボン鬼塚、水:古坂大魔王、木:藤井ペイジ)が様々なコーナーを送る。2013年7月よりアーティストコーナーから内包番組に変更された。
番組終了時の担当アーティストと番組は以下の通り。
これまで担当したアーティストは以下の通り。
2015年4月1日放送分より開始。「眠りにつくまでが放課後」というキャッチコピーのもと、リスナー1名が電話でクイズに挑戦するコーナー。当初は22時台のコーナーだったが、同年10月5日の放送分から内容がリニューアルされたと同時に、コーナー放送時間を21時台(※21:10頃、但し木曜日のみは21:23頃だが、2016年6月7日より新コーナーが開始された火曜日も21:23頃実施に変更された。)に前倒し、現役学生でも参加しやすくした。なお、「超・放課後クイズ」というコーナー名ではあるが、18歳以上の現役大学生や専門学校生・社会人でも参加できる。
問題は全部で10問用意され、リスナーが正解した数だけ「おに魂シール」が獲得でき、このうち1問でも正解できれば、獲得したシールに、コーナー参加日時点で当番組を担当しているパーソナリティ全員のサインが入る。
さらに「おに魂シールゴールデン」を獲得できる「ゴールデンチャレンジ」に挑戦でき、これは10問中、正解した数だけキーワードが出題され、そこから連想する答えをリスナーが当てる。見事正解すれば、「おに魂シールゴールデン」が獲得できる。
2015年10月1日までの放送では、問題は全部で5問用意され、うち前半4問は通常の問題、最後は超難関といわれる問題をリスナーが3つのジャンルから選ぶことができた。「おに魂シール」は、前半4問に正解するたびに1枚ずつ、最後の問題に正解すれば、それまでに獲得したシールの小計を2倍した数値の枚数がもらえた。(つまり、前半4問全てに正解し、かつ最後の問題も正解すると、10枚もらえた。)なお、月曜日の超難問ジャンルは、3つあるうちの1つに、斉藤が所属する「乃木坂46」が出てくることもあった。
このコーナーには「ピッチピチクイズ」では一時退席していた斉藤も出演し、パーソナリティ全員が担当するようになった。
火曜日の鬼塚は、「ピッチピチクイズ」時代と同じく、前半4問のうち1問は、生歌による出題(歌った部分のあとに続く歌詞や楽曲・歌詞に纏わる内容)となることが多く、リスナーが生歌の問題に正解しなかった場合、菊池がツッコミを入れるという流れが慣例化していたが、前述のリニューアル以降は行われなくなった。また、通常の問題で1問も正解が出ないと「ゴールデンチャレンジ」に挑戦できないためか、意表を突いた問題や、実質のボーナス問題を出してくることもある。
月曜日のみ、だんばら(2016年9月以前は鬼塚)のコーナー紹介の際に斉藤の「よいしょー!」という合いの手が、挑戦者紹介までエコーがかりで繰り返し流れる演出があった。なお斉藤が乃木坂46のイベントや体調不良で欠席した際には「斉藤優里のアンダーの斉藤淳里」こと菊池が代わりに合いの手を入れたことがある(2016年8月29日の放送など)。
ゲストは、リスナーに決めてほしいことや、考えてほしいことを、冒頭に「ゲストマル決」(通称「ゲストツイツイ」)のお題として出題する。トーク・曲の後、最後にリスナーから送られてきたゲストマル決のネタを紹介し、ゲストが気に入ったネタを1つ選ぶ。
月、火曜日では、お題をリスナーに告知した後、鬼塚が「リスナーとの交信」と称して、即興の歌を歌ったり、関係ないことを叫んだりする。鬼塚曰く「リスナーとの交信をやらないと、リスナーにお題が届かない」とのこと。aikoなど、ここで即興でコラボレーションをするゲストもいる。浦野一美 (SDN48) はおに魂リスナーであったため、「リスナーとの交信」に喜んで参加していた。きっくんは「ゲストが乗っかると(交信が)長くなりがち」とコメントしている。
ゲストが18歳未満の場合は生放送に出演できないため、ゲストコーナーは事前に収録して放送する。その場合「ゲストマル決」がなく、代わりに「クイズロックオン」を行う。これは、ゲストコーナー内での発言をクイズにして、回答を募集するというものである。
それぞれのコーナーでスタッフの田中イデアが選んだ時事ネタを含んだ投稿が紹介されることがある(通称"イデアチョイス")。
フリートークからの流れで、テーマを決めてメールを募集することがある。ほぼ毎日行われている。過去に、水曜日は「ぬるっとトーク」として正式コーナーになっていた。その名残として水曜日に関してはほぼ毎週古坂からテーマを決め、「ふつおた」の投稿フォームから投稿するように告知している。これは2か月に1度行われる感謝祭企画でも同様。
毎週月曜日のオープニングトークでは、「お知らせタイム」と題してパーソナリティ2人からの様々な情報が告知される。
月曜日のオープニングでは不定期で、以下のような企画が行われていた事がある。
過去の概要は以下の通り。
なお、コーナー初期は期間を設けず、「プリーズ大津田」の名前そのものを賭けて勝負していた。しかしその後、「プリーズ越えアルティメット」にて、プリーズ大津田が勝ってしまい、コーナー廃止となった。
これまでの「アタヤロ」の設定および副題は以下の通り。
日替わりのコーナーがあった。
また、着ボイスとして music.jp の超高音質で放送翌日の午前0時から配信されていた。
2ヶ月に一度のスペシャルウィーク(聴取率調査週間)に行われる。逆電企画、マル決クラシック(過去のマル決を再利用)、鬼玉シールばら撒き抽選会、リスナーや曜日対抗対決など、内容は多岐に渡る。
「おに魂」になってからは「マル決バトル」(1回に2つネタを読み、面白いほうにおに魂シールを必ずプレゼント)など、バトル系の企画が多い。また、2011年10月のおに魂感謝祭からは、期間中スタジオの中の様子をツイキャスで動画配信している。以下は企画の一例。なお、内容は公式ブログおよびNACK5ホームページを参照した。
おに魂パーソナリティがお題に合わせたパフォーマンスを行い、リスナーが投票を行う。これを毎日2回4日間、合計8回行い、ポイントで順位を決める。1位のパーソナリティはおに魂の「センター」になる。
2011年10月、2012年2月、2013年8月からは毎回放送。その日のパーソナリティの他に、他の曜日のパーソナリティも入り放送する。
2015年8月に放送。怪物をキーワードにパーソナリティ3人がリスナーとの電話対談を行い、怪物っぷりをアピールしてもらう。また番組後半では、リスナーとパーソナリティの対決が1回行われた。アピールの判定はパーソナリティ3人の挙手した人数で、電話出演したリスナーには次のようなプレゼントがあった。
プラスワンパーソナリティと対決企画内容は次の通り。なおパーソナリティが負けた場合は、連帯責任として全員ビリビリマシン(※火曜日のみキスをする)の罰を受けなければならない。
この結果、4日間通して男性チーム3勝・女性チーム1勝で男性チームの総合優勝となり、4日目に出演した岡田が敗れた女性チームを代表して、エンディング時に1杯・放送後記で2杯センブリ茶を飲んだ。(※なお放送後記のセンブリ茶は2杯用意されたが、鬼塚が1杯にまとめた。)
この週はパーソナリティ、レギュラーアーティスト全員が黄色のTシャツを着ていた。また、木曜日には、サイン入りのTシャツがプレゼントされた。更に鬼塚・福田が実際に着ていたTシャツも合わせてプレゼントされた。
このおに魂感謝祭の開会ソングとして、元ネタである『24時間テレビ』のテーマソングである「サライ」のパロディ曲(鬼塚いわく、人の歌みたいな感じに作った曲)『アライ』が歌われた(ザ・ドリフターズの元メンバー・荒井注を歌った曲である)。
プラスワンパーソナリティーと4日間の結果は次の通り。
1位 - 剣道部 43点 2位 - 野球部 29点 3位 - 無線部とサッカー部 28点
なおこの企画は罰ゲームが無かったものの、火曜日のみ21時台に「なぞなぞ部のコーナー」を行った。リスナーと岡田が対決し、岡田が答えられなかった場合は鬼塚ときっくんはキス、岡田はセンブリ茶を飲む形が取られ、答えられなかったために罰ゲームを受けてしまった。
水曜日の企画は3テーマとも採点が厳しめになってしまい、これを受けて翌日の木曜日はプラスワンパーソナリティーの鬼塚の協力もあり、良かった内容には高得点が入った。
番組のメインである「今日のマル決」で紹介され、厳選されたネタを集めて書籍化したもの。元々、多くのリスナーから要望はあったが、鬼玉リスナーであったメディアファクトリーの社員の「これは本にしたらヒットする」という思いから提案され、実現した。
2014年3月現在。
注釈
一次資料(公式サイト・公式ブログ)
二次出典(その他ニュース記事等)
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