FOMA SH906i(フォーマ・エスエイチ きゅう まる ろく アイ)は、シャープによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末である。
SH905iと同じく回転2軸型の折りたたみ式であるが、ヒンジが逆ヒンジになり、少し大きく厚くなった。外観はSH903iに近い。なお、この端末もワンセグ搭載ではあるが、ディスプレイサイズ、ワンセグ画質、ワンセグを操作するときのユーザーインタフェースなどが、シャープが規定するAQUOSケータイの基準に満たないため、この呼称は用いられていない。
横画面時にタッチパネルを使って操作できる。このタッチパネル対応液晶により、横画面UIのメニューを操作したり、ワンセグ画面やデータBOXのサムネイルをタッチして選んだり、写真撮影時に、画像中の顔を選んで、ピントを合わせたりなど、多彩な機能が操作できる。なお、静電容量式のため、通常のスタイラスでは操作できない。
SH904iからSH90xシリーズに使われてきた「TOUCH CRUISER」は、「光TOUCH CRUISER」に変わり、光学式センサーが採用された。また決定ボタンと一体化されている。設定によりTOUCH CRUISERの作動をOFFにする事も出来る。
カメラは約520万画素になり、顔検出機能に対応した。また、カメラ用ライトが復活した。なお、SH905iと同様にインカメラはない。
ドコモのFOMA90xシリーズの902iシリーズ以降のモデルでは、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製端末以外で初めてBluetoothが搭載された。このBluetoothを使い、別売のワイヤレスキーボードを買えば、QWERTYキーボードでのワイヤレス文字入力もできる。
外部メモリーは規格上限の2GBまで(ドコモ発表)のmicroSD及び8GBまで(ドコモ発表)のmicroSDHCにも対応している。
SH905iに引き続き、ドルビーモバイルが搭載されている。
三菱電機製端末以外では初めてSH905iTVで搭載されたマチキャラも搭載する。
デジタルオーディオプレーヤーについては、SH905iでは対応していたSDオーディオが非対応となった。
最初から、ディスプレイに保護シートが貼られているが、これはガラス飛散防止の為である。剥がしてしまうとガラスが割れたときのけがなどの原因になる。
2008年7月8日に以下の不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた。
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