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東北社会人サッカーリーグ


東北社会人サッカーリーグ


東北社会人サッカーリーグ(とうほくしゃかいじんサッカーリーグ)は、日本の東北地方の6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)に所在する第1種登録チームのクラブチームが参加するサッカーリーグである。主催は東北サッカー協会および東北社会人サッカー連盟。1977年に第1回大会が行われた。

リーグの位置付け

日本全国に9つある地域リーグのひとつ。

1997年以降、1部リーグと2部リーグの2部制が導入されている。2部リーグは青森県、岩手県、秋田県からなる2部北リーグと、宮城県、山形県、福島県からなる2部南リーグに分かれている。2021年、2022年の2部は1回戦総当たり制となった。2022年の1部リーグはまず1回戦制の1次ラウンドを行い、その結果により上位・下位6チームずつに別れ2次ラウンドを行った。2023年より1部は本来の2回戦総当たり制に戻り、2部は前年の1部と同様の2次ラウンド制で行われる。2024年は2部もチーム数を9に削減したうえで2回戦総当たり制となる予定。

日本サッカーのリーグ構成において東北社会人サッカーリーグの1部と2部はそれぞれ、J1リーグ、J2リーグ、J3リーグ、日本フットボールリーグ(JFL・4部相当)に次ぐ5部と6部に相当する。

参加チーム(2024年)

歴代成績

2部分割以前(〜1996年)

1部リーグ(1997年〜)

2部北リーグ(1997年〜)

2部南リーグ(1997年〜)

2部南北統一リーグ(2011年)

2011年シーズンは、東北地方太平洋沖地震の影響でコバルトーレ女川・FCシャイネン福島・バンディッツいわき・いわき古河FC・メリーの5チームが参加を辞退したため、南北に別れずに統合して行われ、残る11チームによる1回総当たりとなった。

また、当初は2部の南北それぞれのブロックの優勝チームが自動的に1部の下位2チームと入れ替わる方式が予定されていた。しかし上記の理由で、2012年度については2部から1部への自動昇格は認められなかった。

日本フットボールリーグ昇格へ向けて

1部の優勝チームは全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(2015年までは全国地域サッカーリーグ決勝大会)に出場し、各地域リーグ優勝チームおよび全国社会人サッカー選手権大会上位チームと対戦。原則、上位2チームが全国リーグである日本フットボールリーグ(JFL)へ自動昇格となるが、JFLにて降昇格や退会などの理由によりチーム数に変動があった場合、昇格枠は変更される。

なお、1976年以前は、当時の全国リーグであった日本サッカーリーグへの昇格は全国社会人サッカー選手権大会の成績により決定していた。1977年以降、全国リーグへの昇格権利は同年に新設された前述の全国地域サッカーリーグ決勝大会に移行されたが、2006年以降は全国社会人サッカー選手権大会の上位チーム(2012年以降は3チーム)にも全国地域サッカーリーグ決勝大会への出場権が付与されたため、東北リーグを含む地域リーグの1部優勝チームのみならず、リーグ下位チームや下部カテゴリである都道府県リーグのチームにもJFL昇格への門戸が広がった。ただし2018年より、全国社会人サッカー選手権大会の上位チームが全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を得るには、所属する地域リーグの最上位カテゴリ(当リーグのように2部制を取っている地域は1部が該当する)の当年度リーグ戦3位以内の成績を修めていることという条件が加わったため、リーグ下位チームや都道府県リーグからJFLへの飛び級昇格は不可能となっている。

また、各地域リーグ優勝チームと全社上位枠で出場チーム数が定数に達しなかった場合、輪番制(2018年は北海道・中国・北信越・東北・四国の順)により当該地域の2位チームが出場できる。

昇降格

  • 1部9位・10位チームは2部の各南北リーグ(青森・岩手・秋田は北リーグ、宮城・山形・福島は南リーグ)に自動降格。
  • 2部の各南北リーグ優勝チームは1部に自動昇格。
  • 2013年から2019年までは2部の各南北リーグ8位・9位・10位チームは各県リーグに自動降格となっていた。
    • 1部から2部同地域に2チームが降格した場合は、県リーグ降格枠が3から4へ増枠となり、7位も各県リーグに自動降格。
    • 逆に2部同地域に降格チームが発生しなかった場合は、県リーグ降格枠が3から2へ減枠となり、8位が繰り上げ残留。
    • JFLからの降格があった場合は2部、県リーグへの降格枠も増枠となる。
  • 2013年から2019年までは各県1部優勝チームは2部の各南北リーグに自動昇格していた。
    • 2004年からは東北リーグ昇格チームを決める大会として、北東北(青森・岩手・秋田)県1部優勝3チームが出場した北東北3県リーグチャレンジマッチ、南東北(宮城・山形・福島)県1部優勝3チームが出場した南東北3県リーグチャレンジマッチが行われていたが、2012年を最後に廃止された(2011年は昇降格なしのため開催されず、2012年は東北リーグのチーム数拡大に伴い各県優勝チームは自動昇格、2位チームによってチャレンジマッチが行われた)。
    • 2003年シーズンまで2部リーグの所属チーム数は各県2チームに固定されており、各県の中で下位となったチームが同県リーグの優勝チームと入れ替え戦を行っていた。同年はチャレンジマッチを開催せず、2部の下位3チームと各県優勝チームの間で入れ替え戦を行った。
  • 2021年はリーグ戦が成立要件(試合数の4分の3)を満たすことなく中止となったため、リーグ内の昇降格および東北2部から県リーグへの降格はなし、県リーグからの昇格については「県リーグを実施した県における成立要件をクリアしたチームの推薦を受け昇格させる」とされた。なお当初は南東北3県において「参入戦」の開催が予定されていた(レギュレーションの詳細は不明)がこちらも中止となった。
  • 2022年は翌年の所属チーム数を各リーグ10チームずつに戻すため、以下の通りとなる。
    • 1部から2部への降格は4チーム(2部から1部への昇格は例年通り)。
    • 2部から県リーグに降格するチームのうち、降格順位の最上位チームは、各県リーグの参入を希望する上位1チームと2部昇格参入戦を行い、南北それぞれ2チームが来年度の2部に参入する。
      • 2部北は岩手県リーグ上位チームが出場を辞退し、秋田県リーグが中止となったため参入戦は行われず、7位のヌ・ペーレ平泉前沢が残留、青森県リーグ優勝の七戸SCが自動昇格。2部南は山形県リーグの上位チームが参入戦への出場を辞退したため9位のFCパラフレンチ米沢が残留、参入戦は宮城県リーグ優勝のSendai universitätと福島県リーグ優勝のシャンオーレ郡山FCの1試合のみが行われ、勝利したSendai universitätが昇格。
  • レギュレーションは外部に公表されていないが、2023年も東北リーグ参入戦が行われた。前年同様のレギュレーションであれば1部の結果により2部北8位、2部南10位が参入戦出場となるが、実際には2部北7位葛巻クラブ(県リーグ上位チームの出場辞退により残留)、2部南9位の長井クラブ(福島県リーグ優勝のシャンオーレ郡山FCに敗れ山形県リーグに降格)が参入戦出場の対象となり、2部北8位ラスィーボ青森、2部南10位FCパラフレンチ米沢は自動降格となった。この結果2024年の所属チーム数は南北ともに9となる見込み。
  • 県リーグとの入れ替えに関する情報は東北サッカー協会およびリーグ公式サイト上では一切公表されないため、当該クラブおよび各県サッカー協会による発信やメディア報道がない限り、翌シーズン開幕直前の公式サイト更新時まで判明しない。

過去の主な参加クラブ

青森県
  • アステール青森FC(1997-2006年)
  • ヴァンラーレ八戸(2006-13年)
  • ラインメール青森FC(2003年、2009-15年)
  • おいらせFC(2014年、2017-18年)
  • ラスィーボ青森(2021-23年)
秋田県
  • TDKサッカー部(現:ブラウブリッツ秋田)(1982-84年、1987-2006年)
  • 秋田大学医学部サッカー部(2013-19年)
  • 北都銀行サッカー部(2000-07年、2015年、2017-23年)
岩手県
  • グルージャ・イストリア(2009年)
  • FC紫波(2008-10年)
  • グルージャ盛岡(旧:ヴィラノーバ盛岡、現:いわてグルージャ盛岡)(2003-13年)
  • FC Fuji08(2013-15年)
  • 花巻クラブ(2013年、2015-16年)
  • 岩手クラブ(2014年、2019年)
  • ヌ・ペーレ平泉前沢(2016年、2018-23年)
宮城県
  • 東北電力サッカー部(現:ベガルタ仙台)(1991-94年)
  • ソニー仙台FC(1995-97年)
  • NEC TOKIN FC(旧:トーキン・NECトーキン)(1994-2011年)
  • 塩釜NTFCヴィーゼ(旧:佐川急便東北・ヴィーゼ塩釜・塩釜FCヴィーゼ、現:塩釜FCヴィーゼ)(2003-14年)
  • マリソル松島(旧:松島サッカークラブ)(1979-2016年)
  • DUOPARK.FC(2015-16年)
  • 仙台中田サッカークラブ(1989-95年、1997年、2001-18年、2022年)
山形県
  • NEC山形サッカー部(現:モンテディオ山形)(1990-93年)
  • 戸沢FC(2014年、2016年)
  • 三川SC(2017年、2019-22年)
  • 長井クラブ(2021-23年)
  • FCパラフレンチ米沢(2012-18年、2020-23年)
福島県
  • 福島FC(1992-94年)
  • ビアンコーネ福島(旧:ノーザンピークス郡山)(2003-10年)
  • 福島ユナイテッドFC(旧:FCペラーダ福島)(2006-12年)
  • クレハサッカー部(旧:呉羽化学サッカー部)(1977-89年、2004-08年、2014年、2016-17年)
  • FCシャイネン福島(旧:FCレグノウァ)(2010-17年)
  • 会津オリンパスサッカー部(2017-18年)
  • いわきFC(2018-19年)
  • バンディッツいわき(2008-20年)
  • 相馬サッカークラブ(2007-10年、2013-18年、2020-22年)

脚注

注釈

出典

  • 石巻サッカー協会 - 東北社会人サッカーリーグ年度別成績表
  • 仙台サッカークラブリーグ - 東北社会人サッカーリーグ 関係史

外部リンク

  • 東北社会人サッカーリーグ

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 東北社会人サッカーリーグ by Wikipedia (Historical)