
『居眠り磐音』(いねむりいわね)は、佐伯泰英による日本の時代小説シリーズ。全51巻およびサイドストーリーの「新 居眠り磐音」シリーズ既刊5巻。
『居眠り磐音 江戸双紙』(いねむりいわね えどぞうし)のシリーズ名で双葉文庫より書き下ろしで2002年4月から2016年1月にかけて刊行され、累計発行部数2000万部を超えるベストセラーとなった。『居眠り磐音』へとシリーズ名を改め、加筆修正を経た「決定版」が新作書き下ろしのサイドストーリーとともに文春文庫より2019年から3年にわたって刊行されている。
2017年1月より続編となる『空也十番勝負』のシリーズがスタートした。
『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』として2007年から2017年にかけてテレビドラマシリーズ化、『陽炎の辻 居眠り磐音』として2008年に漫画化された。2019年に映画化。
『居眠り般若(はんにゃ)』と、誤読、誤解される事が多く、また間違いのまま検索エンジンで検索しても『居眠り磐音』と正しく検索できる。
『空也十番勝負』以降の動向は「空也十番勝負#登場人物」を参照
入り江に面した豊前白鶴城を中心とする7万石の小藩。財政が逼迫している中、藩は宍戸派と改革派に分裂して争っている。
『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』としてテレビドラマシリーズ化され、2007年にNHKの「木曜時代劇」で、2008年と2009年に「土曜時代劇」で放映された。また、2017年には「正月時代劇」で完結編が放映された。主演は山本耕史。
『居眠り磐音』のタイトルで映画化され、2019年5月17日公開。主演は松坂桃李。監督は本木克英、脚本は藤本有紀。
佐伯泰英作品の初めての映画化。松坂は時代劇初主演。
撮影は2018年3月から4月にかけて大分県杵築市および京都近郊にて行われた。
宍戸文六役はピエール瀧で撮影が行われていたが、2019年3月12日に発覚した瀧の不祥事を受けて、3月29日に代役として奥田瑛二が起用されることが発表され、出演箇所を再撮影して差し替え、当初の予定通り5月17日に全国公開された。これにともない4月4日に予定されていた完成披露イベントでの本編上映は中止となった。
『陽炎の辻 居眠り磐音』と題してかざま鋭二の作画により漫画化された。
『居眠り磐音 IWANE』として双葉社の漫画雑誌『A-ZERO』に2008年7月の創刊号より連載を開始し、『A-ZERO』の看板作品となっており表紙率が高く、毎号50ページ越えで連載された。2009年6月にて同誌休刊後、『漫画アクション』(同社刊)に移籍して『陽炎の辻 居眠り磐音』と改題し7月21日発売号より連載、アクションコミックスから単行本化された。全11巻。
作画のかざまはゴルフ漫画で有名な漫画家であるが、時代劇漫画は初挑戦。しかしそれを感じさせない作品になっている。
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