状況: ペルーのリマからイキトスへ向かう途中、アマゾン上空で激しい乱気流と落雷に遭遇、右翼を大きく損傷後空中分解し、山岳地帯の森林へ墜落した。片目を怪我し鎖骨骨折などの重傷を負ったものの即死を免れた17歳の少女、ユリアナ・ケプケは密林の中を歩き続けてカヌーを発見し、何時間か昏睡していたところをハンターによって事故後10日後になって奇跡的に救助された。機体の残骸は事故後14日を経て発見されたが、墜落直後には10人以上が生存していたものとみられ、捜索救助活動の遅れが悔やまれた。1974年にはこの事故を描いた『奇跡の詩』(Miracles Still Happen) という映画も製作され、1987年には開隆堂の中学2年の英語の教科書にも取り上げられた。