ゴールドティアラ(欧字名:Gold Tiara、1996年4月25日 - 2024年3月9日)は、日本で活躍したアメリカ産の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2000年のマイルチャンピオンシップ南部杯。その他ユニコーンステークス、シリウスステークス(以上1999年)、かきつばた記念、プロキオンステークス(以上2000年)。
1998年11月に中京ダート1000mの新馬戦でデビューし、1番人気に応えて1.4秒差で勝利した。続く2戦は芝のレースに挑戦して勝ち切れなかったが、再びダートに戻った翌年の寒梅賞では0.7秒差で2勝目を挙げた。その後に再び芝のレースに挑戦するも結果は6戦して条件戦1勝どまり、しかし得意のダートではユニコーンステークスで北関東の女傑ベラミロードを破り、年末のシリウスステークスでも古馬に混ざって1番人気に支持され、人気に応えて勝利している。
翌年春にはダートのG1フェブラリーステークスに出走して2番人気に支持されたが、4番人気ウイングアローから0.1秒差の2着に敗れた。しかし続いて出走した交流重賞かきつばた記念では1.1秒差で勝利、更に続いてプロキオンステークスをレコードタイムで勝ち、更にはエルムステークスでの凡走を挟んでギャラクシーステークスでサンフォードシチーを破り、ウイングアローとの再戦となったG1マイルチャンピオンシップ南部杯ではウイングアローに4馬身差を付け優勝した。
11月には新設されたジャパンカップダートに出走したが、本馬場入場後に放馬してしまい競走除外となった。このアクシデント以後はコンスタントに出走を続けるも勝利できず、連覇を期して臨んだマイルチャンピオンシップ南部杯でも、この年になって台頭してきたアグネスデジタルの4着に敗れるなど満足な結果を残せず、2002年2月のフェブラリーステークス12着を最後に引退した。
以下の内容は、netkeiba.comおよびJBISサーチに基づく。
引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となり、4番仔ゴールデンハインドがオープン特別の札幌日経オープンと万葉ステークスを制している。直仔からは重賞勝ち馬を出していないが、3番仔ココシュニックの仔ステファノスが富士ステークスを制し天皇賞(秋)、大阪杯、クイーンエリザベス2世カップなどで2着に入っている。2020年10月12日をもって繁殖牝馬を引退。ヴェルサイユリゾートファームに移動し、2021年からは引退名馬繋養展示事業の対象となり、余生を過ごす。
2024年3月9日朝6時、小結腸破裂のため死亡。28歳没。訃報は同日昼にYogiboヴェルサイユリゾートファームの公式X(旧Twitter)で明らかにされた。
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