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FIFAクラブワールドカップ


FIFAクラブワールドカップ


FIFAクラブワールドカップ(英: FIFA Club World Cup)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、クラブチームによるサッカーの世界選手権大会である。大抵は年度を付加して“FIFAクラブワールドカップ [開催国] [年度]”(英: FIFA CLUB WORLD CUP [country] [year])などのように呼称される。

2000年にブラジルで第1回大会が開催されたが、その後中断。2005年からインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)を吸収し、6大陸の選手権王者がトーナメント方式で優勝を争う形となった。2005年までの大会名は「FIFAクラブ世界選手権」(英: FIFA Club World Championship)であったが、2006年以降はFIFA主催による国際大会の名称を「ワールドカップ」で統一する方針により、現在の大会名に改められた。

2021年より、クラブワールドカップをこれまでの毎年開催から4年に1度の開催に変更し、2017年をもって廃止されたFIFAコンフェデレーションズカップの代替大会として本大会が位置づけされることになり、出場するチームを7チームから24チームに増やす方針であった。しかし2021年大会は従来通りの7チームのまま日本で開催し、新方式での開催は未定となっていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の影響により日本が開催権を返上した為、アラブ首長国連邦(UAE)で代替開催された。2025年大会から32チームに出場枠を拡大して、4年ごとの開催となることが決まっている。

概要

この大会は、下記の6つの大陸における大陸選手権大会の優勝クラブと、開催国における国内リーグの優勝クラブが一堂に会して「クラブチームの世界王者」を争う大会である。ちなみに、この大会の第1回大会は公式記録上、2000年にサンパウロとリオデジャネイロで開催された「FIFAクラブ世界選手権」(ブラジル大会)である。

なお、このフォーマットが整備されたのはトヨタカップを吸収した2005年以降の事である。2007年からは開催国の国内リーグ優勝クラブが加わることになった。ただし、その開催国の国内リーグ所属クラブが所属連盟の大会で優勝している場合は、所属連盟大会準優勝クラブが出場することになり、同一国から2クラブ以上は出場することがない規定となっている(過去に2例あり)。

大会名としては「クラブチームによるFIFAワールドカップ」だが、国別対抗戦ではなく大陸王者による対抗戦であるため、性格としてはむしろ「クラブチームによるFIFAコンフェデレーションズカップ」に近いといえる。

各大陸代表選出大会

歴史

前史

サッカーのクラブ世界一を決める大会は1960年代からインターコンチネンタルカップ(1981年より開催地を中立地である日本に固定した上で「トヨタカップ」の通称となる)が行われていた。同大会では欧州(UEFAチャンピオンズリーグ)と南米(コパ・リベルタドーレス)の王者同士の直接対決によって「事実上」の世界一が決められていた。その為、欧州と南米が世界のサッカーの2大中心地であった時代まではこれ以上の大会は必要なかった。

しかし、20世紀末頃からFIFAワールドカップなどで欧州や南米以外の大陸の国々の躍進も目立ち始めた。この為、当時のFIFA会長であったゼップ・ブラッターが「クラブの世界一決定戦においてもワールドカップと同じように全大陸連盟から代表を集めて、真の意味での『クラブチームの世界王者』を決めよう」と提唱した。こうした背景もあって、FIFAが創設したのがこの大会の前身にあたる「FIFAクラブ世界選手権」である。

2000年・2001年大会

2000年1月初旬にブラジルのサンパウロとリオデジャネイロで、「FIFAクラブ世界選手権2000」(第1回大会)が開催された。なお、決勝戦は南米対欧州の構図にはならず、地元ブラジルの「コリンチャンス対ヴァスコ・ダ・ガマ」となり、優勝したのはコリンチャンスであった。コリンチャンスは大陸連盟主催のクラブ選手権を勝ちあがったチームではなく、「ブラジル全国選手権リーグ」の優勝クラブであることによる開催国枠で参加していたため、大会の性格との不整合から一定の疑問が付随することになった。

翌2001年の第2回大会は、スペインの首都マドリードで、出場クラブを12まで増やして、第1回大会よりも大規模な大会として開催されるはずであった。しかし、大会の運営を任されていた代理店のISL社が倒産したことが影響し、大会スポンサーが集まらず、第2回大会は開催中止となった。その後、何度も再開のための検討が続けられたが、2005年までは同大会を開催することが出来なかった。

なお、1960年から2004年までに開催されたインターコンチネンタルカップの優勝クラブの扱いについては、2017年のFIFA理事会において正式なクラブ世界チャンピオンとして認定されている。

2005年・2006年大会

こうして再開に向けて模索を続けたFIFAクラブ世界選手権だが、その道のりは平坦ではなかった。その理由としては、大会スポンサーが思うように集まらないことと、ビッグクラブを中心とした欧州連盟の反対がある。特に後者の要素は大きく、所属選手がクラブチームと母国代表チームの試合によるハードな移動とグループリーグも含めた過密日程を毎年こなさなければならず、その影響が相次ぐケガや疲労による試合でのパフォーマンス低下という事態を招いていた。また、既に欧州王者と南米王者が対戦するトヨタカップが存在していたために、新たなFIFAの大会創設には消極的にならざるを得なかった。

しかし、交渉の結果(欧州に有利な 不公平な試合日程 を提案。後述)、2005年にトヨタカップを吸収し、同大会のフォーマットを受け継いだ上で再開を果たすこととなった。これによって、6大陸連盟のクラブ選手権の優勝クラブが出場権を獲得する現行のフォーマットが成立した。この時のクラブ世界選手権は、トヨタカップの継承大会という性格を強く持っていた。そのため、日本で開催すること、冠スポンサーであるトヨタ自動車の名を採ったトヨタカップの名称を継承することとなった。また、ホスト・ブロードキャスターもトヨタカップから日本テレビを継承して、ホスト国である日本に対して配慮した。

大会名は、2005年大会が"FIFA Club World Championship TOYOTA Cup Japan 2005"であった。トヨタカップの名前が残っているのは、ホスト国の日本に対する宣伝面での配慮である。2006年大会から、FIFAのマーケティングの関係上「FIFAクラブ世界選手権」から「FIFAクラブワールドカップ」に変更された。対外的な呼称も"FIFA Club World Cup presented by TOYOTA"となった。日本語では、「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ」が正式名称であり、ホスト・ブロードキャスターである日テレではこの正式名称を用い、宣伝番組等で「クラブワールドカップ」という呼び方を使用しているが、一般的には「クラブワールドカップ」や「クラブW杯」という呼び方・表記をしている。

2007年から2020年大会

2007年以降の大会からは開催国枠が設置され、開催国の国内リーグ優勝クラブに本大会出場権が与えられることとなった。ただし、開催国の国内リーグ優勝クラブと開催国が所属する大陸連盟のクラブ選手権優勝クラブが同一国のクラブだった場合は、同一国から2チームが出場しないように配慮するため、大陸連盟のクラブ選手権で開催国以外の最上位クラブ(原則準優勝クラブ)に対して出場権が与えられることになった。また、2007年のみ5位決定戦は行わなかった理由については明らかにされていないが、観客動員数が集まらないという背景が考えられる。ただし、これにより北中米カリブ海王者のパチューカが1試合で帰国という事態になったため、2008年大会では復活している。

FIFAは2008年5月27日にオーストラリアのシドニーで理事会を開き、2009年、2010年の開催地をアラブ首長国連邦、同時に2011年、2012年の開催地を日本に決定した。以降、開催地が2年毎に変更するフォーマットが続いているが、ほぼ2年ごとに日本と、日本以外の諸外国とで交互に開催する状態が続いている。このため、クラブW杯となってから、アジア・アフリカ(・南米)以外ではまだこの大会を開催した実績は一度もない。

2011年12月17日に日本の東京で行われた理事会後の記者会見で、2013年、2014年の開催地がモロッコに決まったと発表した。また同時に、2012年の日本開催についてブラッター会長は、「仙台など東日本大震災の被災地での開催を検討中だ」と述べたが、最終的には横浜国際総合競技場と豊田スタジアムの2会場で開催されることになった。

2012年7月5日、スイス・チューリッヒの国際サッカー連盟 (FIFA) 本部で行われたサッカーのルールを決める機関である国際サッカー評議会 (IFAB) 特別会合において、満場一致で「ホークアイ (Hawk-Eye) システム」と「ゴールレフ (GoalRef) 」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)採用が決定され、FIFA主催の大会ではFIFAクラブワールドカップ2012から初めて採用された。2012年11月27日、FIFAは2012年クラブワールドカップで導入するGLTについて、横浜国際総合競技場で「ゴールレフ」、豊田スタジアムで「ホークアイ」を採用すると発表した。

なお、GLTをその試合で実際に使用するかどうかは、試合開始90分前に審判団が判断する。2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われた2012年クラブワールドカップ開幕戦サンフレッチェ広島対オークランド・シティ戦で、史上初めて公式戦でGLTの1つであるゴールレフが使用された。その後、FIFA主催大会では、GLTとしては4番目に認可された「ゴールコントロール4D (GoalControl-4D)」 が、FIFAコンフェデレーションズカップ2013、FIFAクラブワールドカップ2013で採用された。クラブワールドカップ2013準々決勝ラジャ・カサブランカ対モンテレイ戦では角度のない所からのシュートのゴールイン有無を判定するためにGLT(ゴールコントロール4D)が使用された。2014 FIFAワールドカップでもGLTの「ゴールコントロール4D」が採用される。

2014年大会を最後に、トヨタは前身であるトヨタカップ開始の1981年から継続していた冠スポンサーから撤退した。これに代わり、2015年(日本大会)からは、中国のIT企業であるアリババグループ (Alibaba Group) が協賛スポンサーに就くことになり、題を「FIFAクラブワールドカップ20xx presented by Alibaba E-Auto」と改めた。協賛契約期間が2022年までの8年間が予定されている。阿里巴巴集団は、中国最大のECサービス&ITサービス企業であるが、自動車企業の一つでもあり、中国スーパーリーグのクラブ・広州FCの母体スポンサーでもある上海汽車を傘下に持ち、2016年からインターネットとの融合による新しい自動車の製造・販売サービス「インターネットカー・Alibaba E-Auto」(のちのYunOS Auto)を始める計画があり、そのブランドの周知という狙いもあるとされている。

2019年6月にフランス・パリで行われたFIFA評議会で、2019・2020年大会は従来通りの形式で開催されると発表された。2020年大会は新型コロナウイルスの感染再拡大やAFCチャンピオンズリーグ2020・コパ・リベルタドーレス2020試合日程の遅れなどから、2021年2月に開催延期となった。

2021年から2023年大会

2017年10月30日、FIFAのグリンデル理事が2021年大会から4年に1度の開催とし、出場チーム数を24に拡大する案を検討していることを明らかにした。拡大案では、24チームが1組3チームの8グループに分かれて1次リーグを行い、1位のチームのみが決勝トーナメントに進出する方式である。

2021年以降の大会は当初、毎年ではなく4年ごとに開催され、24チームにより32試合が行われる予定であった。 UEFAチャンピオンズリーグ優勝、準優勝、ヨーロッパリーグ優勝者の4年分の欧州12チームと、南米からは4~5チーム、オセアニアからは0~1チーム、アジア、CONCACAFとアフリカから2チームに参加権を与える方針で検討されている。

前述の通り、FIFAコンフェデレーションズカップが2017年大会を最後に廃止となり、代替大会として本大会を2021年大会以降に4年に1度の開催とし、コンフェデレーションズカップと同様にFIFAワールドカップのプレ公式大会として、ワールドカップ開催国で前年の6月頃に18日間の日程で行われる予定であると、2018年4月に報じられた。

2019年10月24日に中国の上海で行われたFIFAの理事会で、2021年大会の開催地が中国に決定し、6月17日から7月4日にかけて開催されることになった。それぞれの大陸枠はヨーロッパが最大で8枠、南米が6枠、アジアが3枠となった。

しかし新型コロナウイルスの世界的大流行でUEFA EURO 2020とコパ・アメリカ2020が1年延期され、開催困難となったため、2020年3月18日に電話による臨時理事会により開催延期が決定。その後、2020年12月4日のFIFA評議会において2021年大会を2021年12月に日本で開催することが決定。大会方式もこれまでと同様「各大陸連盟から1チーム+開催国枠」の7チームによるノックアウトトーナメントで実施される。

2021年9月8日に記者会見を行った日本サッカー協会会長の田嶋幸三が、新型コロナウイルス感染防止への配慮や観客制限による不採算を理由に開催権を返上する前提でFIFAと協議中であると明らかにしている。 2021年9月9日日本サッカー協会は公式で中止を発表した。中止理由としては『新型コロナウイルスの感染状況およびそれに伴う現在の開催条件について協議を重ねた結果、FIFAクラブワールドカップは2021年12月に日本で開催しないことを決定した』と公表した。その後、2021年大会は翌2022年2月に延期し、アラブ首長国連邦で代替開催されることになった。

2022年大会は2023年2月1日から2月11日にかけて、モロッコで開催される事が決まった。また2015年大会から2021年大会まで特別協賛を務めてきたアリババグループに代わり、サウジアラビア政府観光局(Visit Saudi)が特別協賛。大会の名称も「FIFAクラブワールドカップ モロッコ2022 presented by Visit Saudi」として開催される。

2023年大会は2023年12月12日から12月22日にかけてサウジアラビアで開催されることになり、従来の7チーム(6大陸連盟代表 + 開催地代表)によるノックアウトトーナメント方式としては、最後の大会となる。

2025年大会以降

2025年大会(「Mundial de Clubes FIFA」)は2025年6月から7月にかけてアメリカ合衆国で開催され、各大陸の王者とFIFAが算出するクラブランキング上位の合計32チームが参加する予定。ナショナルチームによるFIFAワールドカップやFIFA女子ワールドカップ同様、4年ごとの開催となる。一方で、毎年開催されるFIFA主催のクラブコンペティションとして、2024年からFIFAインターコンチネンタルカップが創設されることが決まった。

問題点および課題

大陸間における格差

FIFAクラブワールドカップとなってからの問題としては欧州・南米王者とその他の大陸王者の競技レベルの格差、特にオセアニアサッカー連盟(OFC)所属クラブの競技レベルの低さが挙げられる。2006年にオーストラリアがOFCからアジアサッカー連盟(AFC)へ転籍したことでこの傾向は顕著となり、以降、OFCチャンピオンズリーグはニュージーランドのアマチュアクラブが2009-10,2019 シーズンを除いて全て制覇している。そのため、他の地域のプロクラブとのレベルの差が顕著となっていて、オセアニアのアマチュアクラブの参加意義について問われかねない状況が続いている。2007年12月7日の試合を観戦した日本サッカー協会(JFA)の川淵三郎会長(当時)は「オセアニアをどう考えるか、クラブW杯の問題になる」と発言している。

なお、2009年大会ではオセアニア代表のオークランド・シティFCがプレーオフで開催国代表のアル・アハリ・ドバイ、5位決定戦でアフリカ代表のTPマゼンベを下し、オーストラリアのAFC転籍後、オセアニア勢として同大会での初勝利と他大陸代表クラブへの初勝利を挙げた。2010年大会ではアフリカ代表のマゼンベが南米代表のSCインテルナシオナルを下し、初めて決勝が欧州と南米代表の対戦ではなくなった。

更に2013年大会では開催国代表のラジャ・カサブランカが南米代表のアトレチコ・ミネイロを下し、2005年大会に現方式になって以降初めて開催国代表として決勝へ進出した。2014年大会ではオセアニア代表オークランド・シティが初めて準決勝に進出し、そして3位決定戦でも勝利してオセアニア勢として初めて3位に輝いた。2016年大会では開催国代表の鹿島アントラーズがアジア勢として初めて決勝に進出した。決勝ではレアル・マドリードと延長まで戦うなど健闘したが、2-4で敗れた。

興業面での不振

開催回数を重ねる毎に若干の改善傾向にあるが、興業面においては欧州大陸王者の試合を除けば、観客動員数やテレビ視聴率が依然として芳しくないという問題がある。これは参加チームの知名度が高くなく、欧州クラブの参加意欲でも取り上げられた大会の存在意義の問題に起因するところがある。日本においては放映権を持ち、かつ大会のホスト・ブロードキャスターである日本テレビは各大陸のクラブ選手権を頻繁に取り上げるものの、2009年大会と2010年大会では時差の影響で試合の放送が全て日本時間の深夜もしくは翌日未明・早朝という事態になっている。日本のスポンサー撤退後の2016年では日本開催にもかかわらず、地上波では準決勝(2試合とも)・3位決定戦・決勝のみの全国放送にとどまり、残り4試合はBSデジタル放送での放送となった。他のメディアがこれらをニュース番組のスポーツコーナー等でしかあまり取り上げない状況が続いている(2017年については、アジア代表として日本の浦和レッズが出場するため、準々決勝のうち、浦和レッズ出場試合のみ関東地上波でも別途放送する。2018年については、アジア代表として日本の鹿島アントラーズが出場するが、初戦となる準々決勝はBSのみの放送、放送体制も2016年と同様となる)。ただ、2018年までUEFAチャンピオンズリーグの地上波独占放映権を獲得していたフジテレビでは、自局で放送する大陸別の各大会を自局のスポーツニュース番組やサッカー番組で積極的に取り上げている。

不公平な試合日程

欧州と南米王者は2試合、アジアとアフリカ、北中米カリブ海王者は3試合、開催国とオセアニア王者は4試合と、王座に到達するまでの試合数が大陸ごとによって異なる。これは欧州と南米の競技レベルが依然として他を圧倒していることと、大会開催時期が欧州サッカーのシーズン真っ只中であるために欧州王者への優遇処置として試合数を減らしていることによる(出場を渋る欧州クラブ側に、「欧州クラブにとっては前身のトヨタカップから1試合増えるだけなので参加して欲しい」と説得した)。試合数の対策として、AFC枠とOFC枠の統一案と開催国枠削減案が挙がり、いずれの2つの案も6チームにする考えである。

トーナメントの組み方

組み合わせ次第では同じ大陸に属するクラブ同士の対戦というのもまれではない。2007年の大会では浦和レッズとセパハンとの試合が、2008年の大会ではガンバ大阪とアデレード・ユナイテッドとの試合が、AFCチャンピオンズリーグ決勝戦から数えて短期間で3試合目となり、新鮮味に欠けてしまうという問題が生じた。以上の例は開催国・日本のチームがACLに優勝し、出場チームの規定(同一国2クラブ以上は出場不可)の関係で、本来J1リーグ優勝クラブに与えられる「開催国出場枠」がACL2位のクラブに代替出場になったことも起因している。

開催方式

  • 90分(45分ハーフ)で決着が付かない場合は30分(15分ハーフ)の延長戦を実施。それでも決着が付かない場合はPK戦で勝敗を決定する。但し、決勝戦および準決勝の試合開始時間の調整上、3位決定戦と5位決定戦に限り延長戦は行わず、90分で同点の場合はそのままPK戦を行う。

結果

  • 略号
    • aet - 延長戦終了時の結果 (after extra time)
    • PK - PK戦による結果
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統計

クラブ別成績

クラブ所在国別成績

クラブ所在大陸別成績

表彰

ゴールデンボール

得点王

フェアプレー賞

日本の出場クラブ

放送

テレビ中継

2003年大会から、国際映像の製作・配信は、FIFA主催大会でこれを行うホスト・ブロードキャスティング・サービセズ (Host Broadcast Services : HBS) ではなく、前身のトヨタカップから継続して日本テレビが大会「ホスト・ブロードキャスター」として行っている(2014年大会まで協賛者のトヨタ自動車が筆頭提供していた)。このため、日本テレビはほぼすべてのサッカー関連番組 でクラブワールドカップを頻繁に宣伝する傾向にある。また旧トヨタ杯同様全世界130カ国以上(2011年現在209の国と地域)に向けて実況されている。

なお、2009年・2010年・2013年・2014年 については日本での放送は日本テレビが行ったが、現地の放送局がホスト放送局となったかどうかについては現在も不明(2009年・2010年ともに副音声で英語放送=二ヶ国語放送が実施されている)。

2003年大会から2015年大会までは日本テレビ系列(地上波)にて全試合全国中継されていた(原則生放送、海外開催の一部試合は編成の都合上録画放送)。2016年大会以降、地上波での中継は準決勝2試合・3位決定戦・決勝の計4試合、2020年大会から2021年大会は準決勝2試合・決勝の計3試合に縮小され、その他の試合は、BS日テレで生中継された。2017年大会では、準々決勝のうち、アジア代表として日本の浦和レッズが出場する試合に限り、日本テレビ(地上波・関東ローカル)でも生中継した。2022年大会は日本テレビと一部系列局(静岡第一テレビ・熊本県民テレビ)、BS日テレで決勝のみ生中継されるも、翌2023年大会は地上波日テレ系列/BS日テレでの中継は全試合で実施されなかった。

日本国内で開催される場合、本大会関連の話題を扱うため、「news zero」(通常編成時には月曜 - 金曜)・「Going!Sports&News」(通常編成時には土曜・日曜)について、大会開始直前から「決勝戦・閉会式」の翌日未明まで、臨時に10分後拡大とし、「news every.」の第2部を5分早終了の上、第3部を5分前拡大する(第3部のNNN枠も同様)。また、「news zero」または「Going! Sports&News」に引き続いて、左記番組ネット局全局でハイライト番組(前日に試合開催の有無により30-60分程度)も別途放送される。試合日の翌日未明は原則として前日の試合のハイライト、非開催日の翌日未明はこの大会に出場する注目チームについて取り上げた特集を主体としている。また、本大会のDVD作品は2000年大会を除き「バップ」から、2009年大会以降は「東宝」より発売されている。

ネット配信

2016年大会以降、日本テレビの子会社Huluにおいて、地上波とは異なる国際映像を用いた全試合について、インターネットによる生配信を実施。2022年大会はFIFA+で全試合、Huluは決勝戦のみをライブ配信。2023年大会は全試合をFIFA+にて独占ライブ配信されたが、準々決勝の浦和レッズ対クラブ・レオン戦において視聴トラブルが発生し、この件に関しFIFAから声明は出されず、浦和レッズは急遽公式サイトや公式X(エックス、旧Twitter)上でテキスト速報を実施する対応をとった。

脚注

関連項目

  • インターコンチネンタルカップ
  • インターコンチネンタルカップとFIFAクラブワールドカップの結果一覧
  • ラ・ペケーニャ・コパ・デル・ムンド

外部リンク

  • 2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビア
  • RSSSFによる記録(英語)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: FIFAクラブワールドカップ by Wikipedia (Historical)