雑司が谷駅(ぞうしがやえき)は、東京都豊島区雑司が谷二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)副都心線の駅である。駅番号はF 10。
歴史
- 2008年(平成20年)6月14日:副都心線の開通と同時に開業。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。
建設中の環状5の1号線の地下にあり、ホームは地表から33.8 mに位置し、東京メトロの駅では5番目に深い駅に該当する。当駅の建設の際に行われた発掘調査では、江戸時代の茶碗や徳利が多数出土している。
出入口は3か所あり、1番出入口は都電荒川線鬼子母神前停留場の前にある。法明寺鬼子母神堂へ向かうには、この出入口から鬼子母神通り商店睦会を通って行くのが早い。2番出入口は千登世橋脇の明治通り沿いにある豊島区立千登世橋教育文化センター地下1階部分にある。
3番出入口は東京都道8号千代田練馬田無線(目白通り)の高田一丁目交差点付近にあり、そこに至る通路の途中に動く歩道が設置されている。当初の計画では目白通り沿いの出入口は検討されていなかったが、近隣住民の要望により設置された経緯がある。
のりば
(出典:東京メトロ:構内図)
発車メロディ
開業当初からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「シーサイド」(谷本貴義作曲)、2番線が「ティータイム」(福嶋尚哉作曲)である。
利用状況
2022年度の1日平均乗降人員は17,807人であり、東京メトロ全130駅中125位。副都心線内では最も少ない。開業前の予想乗降人員は1.7万人であった。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
- 備考
駅周辺
- 都電荒川線(東京さくらトラム) 鬼子母神前停留場
- 当駅は鬼子母神前停留場の直下に位置しており、乗り換えは同停留場が案内される。なお、同線には「都電雑司ヶ谷停留場」が存在するが、この電停は鬼子母神前停留場の北隣であり、当駅からは北東へ約500 m離れている。
- 法明寺鬼子母神堂
- 学習院大学
- 日本女子大学目白キャンパス
- 東京音楽大学
- 東京音楽大学付属高等学校
- 早稲田文理専門学校
- 雑司が谷郵便局
- 千登世橋(目白通り)
- 豊島区立千登世橋教育文化センター
- 豊島区教育センター
- 豊島区雑司が谷地域文化創造館
- 豊島区立雑司が谷図書貸出コーナー
- 豊島区立雑司が谷体育館
- 豊島区雑司が谷旧宣教師館
- 雑司が谷案内処
- 雑司ヶ谷霊園
- 警視庁 目白警察署
- 豊島消防署目白出張所
- 名村大成堂
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線目白駅 - 公式な乗換駅ではない。
バス路線
最寄りバス停留所は鬼子母神前および千登世橋となる。以下の路線バスが乗り入れ、東京都交通局、西武バスにより運行されている。
- 鬼子母神前
- 白61(都営バス)
- 日本女子大前・江戸川橋・都立新宿山吹高校前・牛込柳町駅前・曙橋経由新宿駅西口行き
- 日本女子大前・江戸川橋経由山吹町行き(朝夕各1本)
- 日本女子大前経由ホテル椿山荘東京前行き
- 目白駅前・聖母病院入口・落合南長崎駅前・新江古田駅前・東長崎駅通り経由練馬車庫前行き
- 目白駅前行き
- 千登世橋
- 池65(都営バス)
- 池袋駅東口行き
- 目白駅前・聖母病院入口・落合南長崎駅前・哲学堂経由江古田二丁目行き(日中・夜間は練馬車庫前行き)
- 池86(都営バス)
- 池袋駅東口行き
- 池袋駅東口経由池袋サンシャインシティ行き
- 高田馬場二丁目・東新宿駅前・新宿伊勢丹前・北参道・表参道経由渋谷駅東口行き(平日1本のみ新宿伊勢丹前止まり)
- 高田馬場二丁目・西早稲田経由早稲田行き
- 宿20(西武バス)
- 池袋西武百貨店(池袋駅東口)行き
- 目白駅・目白五丁目・中井駅・東中野駅・中野坂上経由新宿駅西口行き
- 宿20-1(西武バス)
- 池袋西武百貨店(池袋駅東口)行き
- 目白駅経由目白五丁目行き(夜2本のみ)
隣の駅
- 東京地下鉄(東京メトロ)
- 副都心線
-
- ■急行・■通勤急行
- 通過
- ■各駅停車
- 池袋駅 (F 09) - 雑司が谷駅 (F 10) - 西早稲田駅 (F 11)
脚注
注釈
出典
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- 東京都統計年鑑
関連項目
外部リンク
- 雑司が谷駅/F10 | 路線・駅の情報 | 東京メトロ
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