瀬奈 じゅん(せな - 、1974年4月1日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組トップスター。
愛称は「あさこ」。東京都出身。公称身長168cm。血液型AB型。所属事務所は東宝芸能株式会社。
芸名の由来はF1ドライバーのアイルトン・セナから。
幼稚園の年中組よりバレエを始める。
『宝塚GRAPH』2002年10月号「波瀾爆笑!わが人生」の取材に対し、 「元月組副組長の有明淳が母親の高校時代の同級生だったため、小学生のころから月組公演だけはよく観劇していた。」と答えている。
中学生の時、背が伸びすぎたため所属していたバレエ教室の宝塚受験クラスに教室サイドの反対を押し切って転属。1990年に宝塚音楽学校へ入学を果たす。
同期生に貴城けい(元宙組トップスター)、大空祐飛(元宙組トップスター)、檀れい(元月組・星組トップ娘役)など。
1992年、78期生として宝塚歌劇団に入団。『この恋は雲の涯まで』で初舞台。
1993年、花組に配属。
1998年、『SPEAKEASY』で新人公演初主演。本公演主演は真矢みき。
2001年、『マノン』でバウホール公演初主演。同年、花組3番手となる。
2002年、日生劇場公演『風と共に去りぬ』でスカーレットを演じる。
2004年、コンサート「SENA!」を東京・大阪・名古屋の3都市で開催。 12月16日に月組次期トップスターに内定し、12月17日付けで月組に組替え。
2005年、『エリザベート』にて男役では初めてヒロイン・エリザベート役を演じる。 同年、月組トップスターに就任。相手役に彩乃かなみを迎える。本拠地でのお披露目に先立ち、7月に梅田芸術劇場『Ernest in Love』を上演後、10月に『JAZZYな妖精たち』で宝塚大劇場お披露目。
2006年1-2月、中日劇場公演『あかねさす紫の花』にて、自身2度目の大海人皇子を演じる。
2006年3月、雪組公演『ベルサイユのばら』にアンドレ役で特別出演。
2006年10月、全国ツアー公演『あかねさす紫の花』。自身3度目の大海人皇子を演じる。
2007年、写真集『Viento espanol』を発売。4月に写真集と同じスペインをテーマにしたディナーショー「EL VIENTO」を開催。
2008年、以前、『宝塚GRAPH』の企画で扮装をして好評だった『ME AND MY GIRL』ビル役を演じる。同公演千秋楽をもって相手役の彩乃が退団し、以降、退団する2009年まで約1年半、相手役不在という異例のトップスターとなる。
2009年、宝塚で7度目、自身3度目の『エリザベート』でトート役を演じると共に、過去の公演においてルキーニ、エリザベート、そしてトートで、『エリザベート』主要三役を演じるという記録を打ち立てることになった。その舞台裏は、毎日放送の情熱大陸にて、放送された。
2009年12月27日、『ラスト・プレイ/Heat on Beat!』を最後に退団。最後は男役のけじめとして客席を巻き込んだ「一本締め」を行った。終演後のパレードでは8,000人のファンが集まった。
2010年、帝国劇場『エリザベート』のエリザベート役が宝塚退団後の初舞台となる。
2012年、第37回菊田一夫演劇賞・演劇賞、第3回岩谷時子・奨励賞を受賞。
2013年、2012年の年末に千田真司と入籍が発表される。
2018年、前年から養育していた子供との特別養子縁組が認められたことを所属事務所の公式サイトで発表した。子供は男児であり息子となった。
2023年、自身のインスタグラムにて、特別養子縁組制度により、第2子を授かったことを伝えた。
※太字は主演作品
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