朋優学院高等学校(ほうゆうがくいんこうとうがっこう)は東京都品川区西大井六丁目に所在する私立の高等学校。学校法人中延学園(なかのぶがくえん)が設置する。旧校名は中延学園高等学校(女子校)であったが、2001年の男女共学化に伴い現校名に改称した。
終戦直後に高等女学校として設置され、程なく学制改革を迎えた。女子校だった頃から普通科に加えて専門教育を主とする学科として商業科・デザイン科・美術科 (学科)・調理科を設置し、系列校として東京芸術専門学校 (TSA) を併設していた。
男女共学になってからは進学校へと方向転換し、特進コースを設置すると同時に普通科も進学目的を明確化、更に特進コースを国公立大学進学を目標とする方向に切り替えている。
2018年度より国公立・特進の2コース制となった。また、2021年度から東大・京大・国公立医学部への現役合格を目標とする「国公立TG」コースが新設された。
現在の校長は佐藤裕行、副校長は小野間大。
中延学園高等女学校の開校当時は、制服としてセーラー服を採用した。その後、1950年代にはスーツ型の制服に変更し、1960年代には山脇学園に似たデザインの紺色のワンピース制服を採用した。
1974年度から制服を刷新し、当時の学校制服として流行した紺色のブレザーとジャンパースカートというスタイルを採用した。冬服のブレザーは4つボタンで胸ポケットにフラップが付いており、襟に校章バッジを付ける。胸元の詰まった独特のシルエットのブレザーは、女子美術大学付属中高の制服にも似ており、これに赤のネクタイと白のワイシャツ(襟に校章刺繍入り)を組み合わせる。ジャンパースカートはプリーツ入りで、ベルトに四角いメッキのバックルが付いていた。夏服でも同様にネクタイを着用し、ワイシャツが半袖となるほかは、紺色のジャンパースカート(生地は薄手の夏物)を着用する。1980年代にはおニャン子クラブのメンバーだった渡辺満里奈が在学しており、当時の制服姿でアイドル雑誌などへの掲載例がある。
その後、生徒や保護者から夏場にネクタイとジャンパースカートは暑いという声が上がったことから、1991年度より盛夏服として白のポロシャツと、これに合わせるための紺色のプリーツスカート(下のみ)が追加された。
翌1992年度から制服を変更。冬服は紺色のブレザーとスカート、夏服は紺系と緑のチェックのベスト・スカート、細いストライプ(赤・緑・水色)のブラウスとなった。リボンタイは赤系・紺系のチェックの2種類があった。白のセーター、ニットベストも用意された。
2001年度から、校名変更と男女共学化に伴い再度制服が変更され、男子制服が制定された。2019年度から制服の細部が変更されている。
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