西日本放送テレビ(にしにっぽんほうそうテレビ)は、西日本放送(RNC)のテレビジョン放送部門を指す。RNCテレビ、あるいは単にRNCとも。また、デジタル放送受像機における局名表記はRNC西日本テレビとなっている。日本テレビ系列(NNN・NNS)のフルネット局。コールサインはJOKF-DTV(高松 20ch)、リモコンキーIDはキー局の日本テレビと同じ「4」。
西日本放送の放送のうちテレビは香川・岡山両県を放送対象地域とする準広域局であるが、ラジオは香川県のみを放送対象地域とする県域局である。また、中・四国地方に所在する日本テレビ系列のテレビ局では唯一終夜放送を行っていない局である。
西日本放送の会社情報については西日本放送を、ラジオについては西日本放送ラジオをそれぞれ参照。
沿革
テレビネットワークの移り変わり
- 1958年(昭和33年)7月1日 - 香川県でテレビ放送開始(全国では8番目、四国で最初の開局)。日本テレビ・ラジオ東京テレビとネットを組むが、同年8月28日から編成の主軸を日本テレビと定める。
- 1959年(昭和34年)3月1日 - 日本教育テレビやこの日開局のフジテレビともネットを組む。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - ニュースネットワークNNNに加盟。ニュースは日本テレビ系列、それ以外はフリーネットとなる。
- 1967年(昭和42年)6月1日 - 民間放送教育協会に加盟。
- 1969年(昭和44年)4月1日 - NHK高松放送局や瀬戸内海放送(KSB、香川県第2局)の開局により民教協制作分とスポンサー事情や番組編成の都合により残ったごく一部の一般番組を除いたNHKとNET系列の番組が同局に移行する。この日以降フジテレビ系列・TBSテレビ系列の番組販売ネット番組を両局で分け合うこととなる。
- 1972年(昭和47年)6月14日 - この日発足したNNSに加盟。
- 1975年(昭和50年)3月31日 - 瀬戸内海放送との間で、関西発同時ネット番組の一部と番組販売ネット番組を交換した。
- 1979年(昭和54年)4月1日 - 岡山県・香川県民放テレビ放送の相互乗り入れ放送の実施により、岡山県では初の日本テレビ系列フルネット局として放送開始(岡山4局)。なお岡山県のNNNのニュース取材は相互乗り入れ以前からRNCが担当している。
岡山放送(OHK)が香川県での放送を開始したのにともない、番組販売でのフジテレビ系列のネットを打ち切り岡山放送からの放送に切り替えた。同時に山陽放送(RSK)が香川県での放送を開始したため番組販売でのTBSテレビ系列のネットを打ち切り、山陽放送からの放送に切り替える(香川4局)。
- 1985年(昭和60年)10月1日 - テレビせとうち(TSC)の開局にともない、番組販売の形で放送されたテレビ東京系列の番組の放送を終了。
送信所・中継局
- 太字は大規模中継局あるいは親局である。
- 1979年(昭和54年)4月の瀬戸内準広域圏確立後は中継局を増やしたりしているが、難視聴が100%解消されているわけではない。
親局所在の金甲山送信所はRNC社内では高松(金甲)局としており、送信所局舎はテレビせとうちと、送信鉄塔はRSKテレビ・テレビせとうちと、送信アンテナはRSKテレビとそれぞれ共用している。そのほか、高松市の前田山局は他社は高松局としていて、施設は山陽放送テレビ・岡山放送・テレビせとうちと共用である。
※ch番号の前にVが付いた中継局は垂直偏波。
デジタル放送
- 斜体はデジタル新局。
- 高松 20ch JOKF-DTV 2 kW(金甲山・リモコンキーID:4) 2006年(平成18年)12月1日開局
アナログ放送
2011年7月24日停波時点
- 高松 9ch JOKF-TV 10 kW(金甲山) 1958年(昭和33年)6月23日から1986年(昭和61年)9月16日迄は青峰テレビ送信所が稼働。
其の他のアナログ中継局の開局日
現在放送中の番組
現在の番組の詳細は、公式サイトのテレビ番組表を参照。
自社制作番組
ネット番組
- (スポンサードネット番組・プラチナイト枠除く)
- 太字は同時ネット番組。
日本テレビ制作
読売テレビ制作
その他放送局制作
他系列番組
独立局制作
その他
アナウンサー
参考文献
- 西日本放送CD室、1989、『西日本放送35年史年表』、西日本放送
- 西日本放送総務局総務部、2004、『西日本放送50年史年表 : アナログ時代の半世紀 : 昭和28年(1953)~平成15年(2003)』、西日本放送
脚注
注釈
出典
外部リンク
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