崔 炯宇(チェ・ヒョンウ、최형우、1983年12月16日 - )は、韓国出身のプロ野球選手。
全州高等学校在籍時の2001年、三星ライオンズから2次ドラフト6位で指名を受け入団。
入団当初はスイッチヒッターの捕手だったが、外野手に転向。
成績が振るわず2005年オフ三星を自由契約となり、その後兵役の義務のため警察庁野球団に入団した。なおこの時に両打を諦めて左打に専念するようになる。
2007年は2軍北部リーグで首位打者、打点王、本塁打王の3タイトルを総なめにし、正式なタイトル表彰が行われない部門でもその多くで1位となり目覚しい活躍を見せた。
これが認められ2008年三星に復帰し、守備に不安はあるが長打力を生かし外野のレギュラーに定着して韓国プロ野球史上最年長となる24歳10ヶ月で新人王を受賞した。
2009年も前年を上回る活躍を見せ、三星の打線の中軸を担うようになった。
2010年はチーム最多、自己最多となる24本塁打、97打点を記録し、4番を任される試合も多かった。
2011年は30本塁打、118打点で本塁打王、打点王と自身初の個人タイトルを獲得し、2冠王となりチームの韓国シリーズ優勝に貢献した。
2012年は昨シーズンの活躍で他球団の投手陣から厳しく警戒され、2軍へ降格する事態にもなった。後半以降は、盛り返し韓国シリーズではマリオ・サンティアゴ、蔡秉龍からそれぞれ本塁打を放ちシリーズ9打点と勝負強さは目立った。
2013年は、8月23日チームの正捕手陳甲龍が負傷退場したため、11年ぶりに捕手の守備機会を得た。2年ぶりに全試合出場・3割と結果を残した。
2015年も3度目の全試合出場を果たした。
2016年は5年ぶりの打点王、自身初の首位打者と打撃二冠王となった。また8月19日のKTウィズ戦ではサイクルヒットを記録し、二塁打の韓国プロ野球シーズン新記録を達成した(2018年にジャレッド・ホイングが更新)。
同年11月、初のFA(フリーエージェント)を行使し起亜タイガースへ移籍した。
2017年は3月のWBCに韓国代表として出場した。またレギュラーシーズンでは起亜の8年ぶり11回目の韓国シリーズ優勝にも貢献した。
2020年、打率.354を記録し自身2度目の首位打者となった。オフシーズンに2度目のFA選手となり、起亜と2021年より3年間の再契約を結んだ。
2021年4月20日のLGツインズ戦で5回表に本塁打で個人通算2000安打(リーグ史上12人目)を達成した。
2023年4月23日の三星ライオンズ戦で1回裏、李承燁を抜いてKBOリーグ史上最多となる個人通算465二塁打を記録した。同年6月20日のハンファ・イーグルス戦で、李承燁を抜いてKBOリーグ史上最多、さらに史上初の個人通算1500打点を達成した。
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