↑THE HIGH-LOWS↓(ザ・ハイロウズ)は、日本のロックバンドである。正式には、バンド名の両端に上下方向の矢印が付く。1995年に結成され、2005年(平成17年)より活動休止。
略歴
- 1995年、THE BLUE HEARTSの主要メンバーであった甲本ヒロトと真島昌利を中心に↑THE HIGH-LOWS↓を結成。
- 1995年10月25日、シングル『ミサイルマン』とアルバム『THE HIGH-LOWS』の同時発売でデビュー。
- 1996年、シングル『胸がドキドキ』と『相談天国』の2枚がオリコン初登場10位以内に入る。
- 1996年11月16日、セックス・ピストルズの初来日となる日本武道館ライブでオープニング・アクトを務める。
- 1999年、甲本と真島が自前のスタジオで録音したアルバム『バームクーヘン』を発売。
- 2002年11月26日から2003年7月13日にかけてライブツアー「2002-2003 angel beetle」を行う。最終日の大阪城野外音楽堂公演をもって白井幹夫が脱退。
- 2003年8月9日、チャック・ベリーの前座を務める。
- 2004年、レコード会社をユニバーサルミュージックからBMG JAPANに移籍。プライベートレーベル「HAPPYSONG RECORDS」を立ち上げる。
- 2005年11月11日、↑THE HIGH-LOWS↓活動休止発表。そのまま解散状態となる。11日以前にファンクラブ会員にはダイレクトメールで活動休止を発表していた。休止及び解散理由等については発表されていない。
- 2006年1月1日、自身初のベストアルバム『FLASH 〜BEST〜』を発売。
- 2020年10月28日、結成25周年を記念してオリジナル・アルバム8作品と編集盤2作品のリマスター盤を発売。
メンバー
- 甲本ヒロト 愛称・ヒロト(こうもと ひろと、1963年3月17日 - ):ボーカル、ブルースハープ、ギター、作詞、作曲
- 岡山県岡山市出身。元ラウンドアバウト、ザ・コーツ、THE BLUE HEARTS、ヒューストンズ、現ザ・クロマニヨンズ。
- 真島昌利 愛称・マーシー(ましま まさとし、1962年2月20日 - ):ギター、コーラス、作詞、作曲
- 東京都小平市出身 元THE BREAKERS、THE BLUE HEARTS。現ザ・クロマニヨンズ。
- 調先人 愛称・べっちゃん(しらべ さきと、1963年9月14日 - ):ベース、コーラス
- 福岡県朝倉市出身 元バサラ、ミン&クリナメン、セルキー他。
- 大島賢治 愛称・おーちゃん(おおしま けんじ、1964年12月30日 - ):ドラムス、コーラス
- 東京都小金井市出身 The ブドーカンのドラマーとしてデビュー、元ザ・ブルーハーツディレクター、2・3'S(ニーサンズ)。解散後は、セルキー(脱退)→現HIZMUZ。
旧メンバー
- 白井幹夫 愛称・ミッキー(しらい みきお、1950年5月31日 - ):キーボード、コーラス
- 東京都港区出身。 元めんたんぴん、ザ・ブルーハーツのサポートメンバー。2003年のバンド脱退後は、THE BIG HIPを経て、現在はソロで活動中。
ディスコグラフィ
シングル
オリジナル・アルバム
ミニ・アルバム
- 4×5(フォー・バイ・ファイブ)(1997年5月14日)
- GO! ハイロウズ GO!(1999年12月1日)
ベスト・アルバム
- flip flop(2001年1月24日)
- アルバム未収録曲、及び既発曲の別バージョンを収録。
- flip flop2(2003年11月12日)
- アルバム未収録曲、及び既発曲の別バージョンを収録。
- FLASH 〜BEST〜(2006年1月1日)
- CMにはダウンタウンの松本人志が出演した。
映像作品
- ハイロウズ登場!! !TOUR(1996)
- ザ・ハイロウズのホリデイズ・イン・ザ・サン(1997)
- that summer feeling(2001)
- Puttin' on the Style(2004)
- THE HIGH-LOWS THE★MUSTANG 04-05(2005)
- FLASH BACK vol.1(2006)
- FLASH BACK vol.2(2006)
- TRASH BAG(2006)
未発表曲
- SOTOデナ
- ベイ・シティ・ローラーズの楽曲、「SATURDAY NIGHT」の替え歌。セックス・ピストルズが来日した時のライブの前座で、『エジンバラからの亀甲縛り、ベイ・シッティー・ローラーズ』として演奏された。
- ウェルカム・ピストルズ
- 内田裕也&尾藤イサオ&ジャッキー吉川とブルーコメッツの楽曲、「ウェルカム・ビートルズ」の替え歌。上記「SOTOデナ」と同じく、ピストルズのライブの前座で、ベイ・シッティー・ローラーズとして演奏された。
- テクノ・クィーン
- 忌野清志郎の楽曲のカバー。『忌野清志郎30周年記念RESPECT!』にて演奏。
- Automatic
- 宇多田ヒカルの楽曲のカバー。バームクーヘンツアーにて演奏。
- 見せてごらん
- 2丁拳銃に提供した楽曲のセルフカバー。バームクーヘンツアーにて演奏。
その他参加作品
- モット・ザ・フープルのトリビュート・アルバム『MOTH POET HOTEL』(1996)に「THE GOLDEN AGE OF ROCK 'N' ROLL〜ロックンロール黄金時代〜」で参加。(『flip flop』に収録。)
- 西城秀樹のトリビュート・アルバム『KIDS' WANNA ROCK!』(1997)に「情熱の嵐」で参加。(『flip flop』に収録。)
- 矢沢永吉のトリビュート・アルバム『JOY RIDE』(2001)に「ルイジアンナ」で参加。(『flip flop2』に収録。)
- コンピレーション・アルバム『MODS MAYDAY 25th』(2005)に「Mod Track」で参加。(これが厳密には、ハイロウズとして最後に発表されたオリジナル曲となっている。ただしflip flopやベストには未収録。)
ライブ
脚注
出典
関連項目
- 日本のロックバンド一覧
- 解散した日本のバンド・グループ一覧
外部リンク
- ↑THE HIGH-LOWS↓ - HAPPYSONG RECORDSによる公式ページ。
- THE HIGH-LOWS - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- 白井幹夫商店 - ウェイバックマシン(2004年6月8日アーカイブ分)
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