金 甫炅(キム・ボギョン、1989年10月6日 - ) は、大韓民国・全羅南道求礼郡出身のプロサッカー選手。Kリーグ・水原三星ブルーウィングス所属。ポジションはミッドフィールダー(センターハーフ/オフェンシブハーフ/サイドハーフ)。韓国代表。
2013年、AFAアジア最優秀選手。2019年、Kリーグ年間MVP。
プロキャリアは日本のプロサッカーリーグ・Jリーグのセレッソ大阪と契約を交わして始まった。2010年、韓国の弘益大学校を中退してJリーグ・セレッソ大阪に加入することが内定していたが、C大阪のA契約外国人枠(アジア枠含む)が全て埋まっていたために、C大阪と契約を交わした上で当時J2の大分トリニータに期限付き移籍した。
大分では背番号10を背負い、開幕後5試合で6得点をあげるなど序盤戦において前評判通りの活躍を見せる。同年6月に、FIFAワールドカップ・南アフリカ大会に出場する韓国代表のメンバーに選出された。代表中最年少での選出で、大分からのクラブ史上初のW杯登録選手となったが、試合に出場する事は無かった。W杯よりチームに復帰して以降は2ゴール(うちPKでの得点が1つ)に終わりやや不本意な結果となった。
2011年より、期限付き移籍を満了してC大阪に復帰。以後、清武弘嗣、乾貴士、倉田秋らと共に中心選手として活躍した。
2012年シーズンにはロンドンオリンピック参加によりチームを離れる7月までで15試合7得点を記録し、得点ランキングの上位にも名を連ねた。
アジアカップ2011、FIFAワールドカップ・ブラジル大会のアジア地区予選でも継続して韓国代表に招集され続けている。2012年6月12日、4次予選のレバノン戦で代表Aマッチ初ゴールを含む2得点をあげ、勝利に貢献した。韓国代表でキャプテンを務めた朴智星には自らの後継者として名前が挙げられている。
2012年7月27日、イングランドのカーディフ・シティFCへの完全移籍が発表された。サポーターへの挨拶をするために大阪に帰り、大勢のサポーター一人一人への握手会、さらに集合写真、キムボギョンからのプレゼント争奪ジャンケン大会を経て、最後はサポーターに胴上げされた。胴上げ回数は背番号にちなんで7回だった。
2012-13シーズン、移籍後1年目からレギュラーを掴み、クラブ創設124年目にして初めてのプレミアリーグ昇格に貢献した。香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、奇誠庸(キ・ソンヨン、サンダーランド)を抑えAFAアジア最優秀選手に選ばれた。
2014 FIFAワールドカップの韓国代表に選ばれ、グループリーグで2試合途中出場した。
2015年1月、双方合意のもとでカーディフ・シティとの契約を解除した。翌月6日、ウィガン・アスレティックFCとシーズン終了までの契約を結んだ。
2015年7月、ウィガン・アスレティックFCとの契約を解除、8月に松本山雅FCの練習に参加、9月に契約を結び3年ぶりにJリーグ復帰。同年末に契約満了により退団。
2016年、韓国・Kリーグクラシック(現:Kリーグ1)の全北現代モータースへ完全移籍。プロ入り以来初の母国リーグでのプレーとなった。
2017年6月、Jリーグ・柏レイソルへ完全移籍。
2019年、蔚山現代FCに期限付き移籍。主力としてリーグ戦35試合に出場し13得点を記録。2019シーズンのKリーグ年間MVPに輝いた。同年のEAFF E-1サッカー選手権にも10番を背負い出場。
2020年、全北現代モータースへ復帰した。
現在も、Jリーグの古巣が気になって試合結果をチェックしている。
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