ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング (Wendy Moira Angela Darling) は、イギリス(スコットランド)の作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ケンジントン公園のピーター・パン』、小説『ピーター・パンとウェンディ』などに出てくるピーター・パンに憧れる少女。
ダーリング家の長女。12歳。夢見がちだがしっかり者の少女で小説家を目指している。おとぎ話での存在と思っていたピーター・パンに憧れる。ピーター・パンの影を縫いつけてやる。ネバーランドに来てからは、迷子(ロストボーイ)たちのお母さん役となる。
髪型は各色のリボンでポニーテール、ツインテールにしている絵もある。また、各色のネグリジェを着ている絵もある。
名前の由来はバリーに対して「友」(フレンド)と呼びかけていた人物の幼い娘がそれを聞いて「フウェンディ」などと発音していたことをヒントに、ヒロインに珍しい名前を付けたいと思っていたバリーが創作した名前であると言われている。
ピーター・パンの物語が執筆される以前にもこの名前は存在したが、非常に珍しい名前であった。
この名前はこれをきっかけとして一般的なものになり、現在は英語圏で女性の名前としてよく見られるようになっている。
水色のナイトドレス(ネグリジェ)を着ている。髪色は茶髪で水色のリボンでポニーテールに結んでいる。ダーリング一家の3姉弟の長子。十代前半~後半の少女。ピーター・パンの話を信じており、その話を2人の弟であるジョンとマイケルにしている。そのことで父親からは苦々しく思われており、年齢上そろそろ一人部屋で暮らす(=大人になる)べきだと言われている。しかし、本人は「大人なのだから」「女性なのだから」という価値観を押しつけられることを快く思っていない。一方で年頃の女の子らしくピーターに思いを寄せているところも見られ、ピーターが人魚たちやタイガーリリーと仲良くすると嫉妬することもある。また、自らもティンカーベル(ティンク)に嫉妬されている(本人がそのことに気が付いているかは不明)。情の深いところがあり、ピーターがミスター・スミーにフック船長を狙撃させるなど残酷なことをすると悲しむこともある。ピーター・パンやネバーランドを夢に見ることもあるらしく、初めてピーターに会ったり、ネバーランドに到着した時も「夢で見た通りの姿」と感激している。当初は大人になりたくないと訴えているが、数々の事件を経てラストシーンで自ら進んで大人になることを決意する。ピーターのことは大人になっても忘れていないらしく、『2』でもティンクの粉を浴びて(少しだけだが)浮遊する描写がみられる。
2児の母として登場している。終盤でピーターパンと再会した。
服の色は藤色で金色の髪をしている。
薄いオレンジ色の髪でピンクのナイトドレスを着ている。
金色の髪をして、ピンクのスカートをはいている(下に白い長袖の服を着ている)。1時間枠での初回放送版ことスペシャル放送版(後の第1話と第2話)で彼女はジョージ・ダーリングに大人になるべきだと言われる。寝る際は動物の縫いぐるみを抱いている。ネバーランドでは、ロストボーイ達(カーリー、スライトリー、トートルズの三人)の「お母さん」として家事全般を担当、朝食を作ったり家の中の掃除、洗濯などをするなど、世話好きなところから、いままでのシリーズとは異なるウェンディとなっている。ピーター・パンに首飾りをもらったお礼にキスをした。ネバーランドに住んでいる内に、さまざまなことを学んで成長していった(タイガーリリーと共に行動したり、フック船長や闇の魔女になったルナに立ち向かうなどがそれである)。終盤にてロンドンに帰還した(大人になるにつれて、ピーター・パンの事を忘れてしまった)。
黒の髪をして、ピンクのスカートをはいている。
金色の髪をして、ピンク色のドレスを着ている。赤い宝石をつけている。
スーパー・アニメファンタジー版同様、金色の髪をして、ピンク色のドレスを着ている。
金色の髪をして、橙色のドレスを着ている。
金色の髪をして、赤い紐付きのピンク色のナイトドレスを着ている。
映画 『ピーター・パン』(2003年、米・英・豪合作映画)でも、小説家を目指している少女として登場している。ちなみに、海賊になった時の名前は『血染めのジル』である。
ディズニー版と同じ姿をしているが、全体的にアレンジされている。
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