ガザ(アラビア語: غزة、文語アラビア語:ghazzah ないしは ghazza(ガッザ)、口語アラビア語(現地方言):ghazze(ガッゼ)、ヘブライ語: עזה, 'azza)は、パレスチナ国ガザ地区の都市。地区と同一名称であるため、ガザ市(ガザシティ)とも呼ばれる。ガザ地区およびガザ県の中心都市。人口は約59万人(2017年国勢調査)で、ガザ地区およびパレスチナ国で最大である。1平方キロメートルあたりの人口密度は1万人を超える。
歴史は古く、紀元前15世紀古代エジプトのファラオ・トトメス3世のアジア(シリア方面)侵攻でたびたび登場する。紀元前12世紀はじめにこの地方に移住してきたペリシテ人(ペリシテはパレスチナの語源)の建設した都市国家として、アシュケロンなど他の4つのペリシテ人都市国家とともに連合体を形成していた。地理的にはエジプトとシリアの間に位置しており、古くから交通の要衝としての地位を占めていた。
ガザ中心地は海抜14mの低い平らな丘の上にある。市北部の一画はアル=シャティ難民キャンプとなっていて、パレスチナ人難民が約4万人ほど暮らしている。
ケッペンの気候区分でステップ気候(BSh)に区分される。
主な農産物はイチゴ、柑橘類、ナツメヤシ、オリーブ、花、様々な野菜である。
工業製品として、プラスチック製品、建設資材、繊維製品、家具、陶器、タイル、銅器、絨毯が小規模に生産されている。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou