伊勢崎市(いせさきし)は、群馬県の南部に位置する市。施行時特例市に指定されている。
1940年(昭和15年)の市制施行当時の区域は旧佐波郡。現在の市域は旧佐波郡(佐位郡・那波郡)・勢多郡(南勢多郡)・新田郡の区域で構成される。人口増加率は県内有数の伸びを示している。東に隣接する太田市(人口は約22万人・県下3位)と僅かの差で拮抗しており、両市とも人口は増加している。
古くから絹の生産が盛んで、隣接する桐生市と並び絹織物(伊勢崎銘仙)が有名である。「上毛かるた」では、「め」の札に「銘仙織出す 伊勢崎市」として採録されている。現在は市の積極的な誘致により郊外に広大な工場が建設され、北関東有数の工業都市である。製造品出荷額は1兆円を超え、太田市に次いで県内第二位の地位を持つ。
近年は郊外型店舗の進出が著しく、特に伊勢崎オートレース場付近(群馬県道2号前橋館林線沿い)の発展が目立つ。その一方で中心市街の空洞化が進んでいる。
市内にある伊勢崎駅は、東武鉄道の主力路線で大動脈路線である「東武伊勢崎線」の起終点であり、両毛を結ぶJR両毛線の中間駅である。
関東平野の北西部に位置し、市内南部を流れる利根川を隔てて埼玉県と隣接する。市の中心部までの距離は群馬県の県庁所在地である前橋市から約15 km、高崎市から20 ㎞、東京都心(日本橋)から約95 km。
旧・伊勢崎市
旧・赤堀町
旧・東村
旧・境町
旧・伊勢崎市
新・伊勢崎市
永禄4年(1561年)に由良成繁が赤石城を攻め落とし、赤石郷の一部を伊勢神宮に寄進して、伊勢宮を守護神として奉った。以来、「伊勢の前(いせのさき)」と呼ばれるようになり、転じて「伊勢の崎」、「伊勢崎」となったとされる。
読み方は清音の「いせさき」が正しく、「いせざき」は誤り。しばしば混同されるのは横浜市中区の「伊勢佐木町」(明治7年(1874年)〜)で、こちらは「いせざき」と読む。また、高知県高知市の「伊勢崎町」は同じ漢字であるが「いせざき」と読む。
人口は約21万人。人口増加率は県内有数の伸びを示している。東に隣接する太田市(人口は約22万人・県下3位)と僅かの差で拮抗しており、両市とも人口は増加している。
隣接する太田市や大泉町と共に、市内にはペルー人やブラジル人が多く在住しており、2022年(令和4年)12月末時点で14,045人、全人口の15%を占める。この数は県内の自治体では最も多く、県内の外国人登録者数の約5分の1を占める。2015年頃のペルー人の人口は、全国の在日ペルー人の5%にあたる2,300人。
旧・伊勢崎市
新・伊勢崎市
市内に於ける大字廃止事業は完了しており、市内に大字は存在しない。
場合によっては、北地区、南地区を合わせ伊勢崎地区とする場合もある。
※旧伊勢崎町には大字が存在しなかったため、旧伊勢崎町内の地名は全て通称町名である。
日本郵便が以下の拠点(郵便局)展開している。
旧伊勢崎市名誉市民及び旧境町名誉町民を継承。
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