株式会社亜細亜堂(あじあどう、英: AJIADO CO.,LTD.)は、日本のアニメ制作会社。
1978年、芝山努、小林治、山田みちしろらが、Aプロダクションを改組して発足したシンエイ動画から独立して有限会社亜細亜堂として創業した。
設立当初はシンエイ動画や東京ムービーの下請けを中心に活動。1984年、『カッくんカフェ』より元請制作を開始し、翌年株式会社に改組。
1990年、小林を代表としてダップインターナショナル株式会社を設立。
同時期に、玩具メーカーのタカラと合弁会社・ジャパンタップスを設立し、『ミラクル☆ガールズ』などのアニメの制作を請け負った他、同社がスポンサーの他社制作アニメのグロス請けも行った(後に解散)。
1998年、デジタルアニメーション部門を設立しデジタル制作へ移行した。
長年、『ちびまる子ちゃん』や『忍たま乱太郎』を始めとしたファミリー向けのテレビシリーズや劇場用アニメを制作してきたが、近年では深夜帯作品への進出も目立つ。中国のアニメスタジオ・無錫馬良動画有限公司と提携し、動画・仕上を委託している。
1996年から1997年にかけて同社所属(当時)の望月智充が『勇者指令ダグオン』の監督をサンライズから依頼されたのをきっかけとして、サンライズ制作によるファミリー向け作品である『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』(2000年)の制作を協力し、『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』(2005年 - 2007年)を共同制作した。他に映像製作会社のジェンコがプロデュースした『絶対少年』(2005年)の制作に参加。この作品では原作者の一部として表記されている。
埼玉県さいたま市にある本社の他、東京都練馬区に上石神井スタジオを持つ。
2017年、社員が社内労働環境改善を目指して亜細亜堂労働組合を設立。
2010年5月13日、法人税法違反(脱税)の罪で、亜細亜堂関連会社「ダップインターナショナル」と、同社の小林治が在宅起訴された。起訴状では外注費を水増し計上など虚偽の申告をして法人税約4800万円を脱税したとされる。2010年8月にさいたま地方裁判所にて、ダップ社に罰金1,500万、代表取締役小林治に懲役1年執行猶予3年の判決が下り、その後確定した。ダップ社は2010年8月31日の株主総会で会社清算を決定し、清算人に小林治と亜細亜堂代表取締役の岡村雅裕が就任した。
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