![ウィンダム (ガンダムシリーズ) ウィンダム (ガンダムシリーズ)](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
ウィンダム (WINDAM) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、モビルスーツ (MS) に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一種。「地球連合軍」の主力量産型モビルスーツ (MS) で、従来の主力機「ダガーL」から機種転換中の新型機という設定。ダガーLや始祖機である「ストライクガンダム」と同一規格の装備換装システム「ストライカーパックシステム」を採用しており、高い汎用性を持つ。劇中では、白基調の量産機のほかに第81独立機動群「ファントムペイン」指揮官ネオ・ロアノーク専用のパープルカラー機も登場する。
メカニックデザインを担当した大河原邦男は雑誌記事において、よりスリムにするよう監督の福田己津央からオーダーされたと語っている。大河原はウィンダムをダガーLよりも手足が長いのっぽタイプ、大きなスラスターが付属して機動力のある形と説明している。
ダガーLに次ぐ地球連合軍の汎用主力機。開発はユニウス条約締結前後より開始され、ブレイク・ザ・ワールド事件直後の時点で配備が開始された。
開発において参考とされたのはダガーシリーズであるが、本機では設計の全面的な見直しがなされている。ユニウス条約の締結を受けて基本性能と汎用性の向上に重点を置いた設計がなされており、肩部、脚部には大型のバーニアスラスターを備え、その機動性はダガーLを凌駕する。背部にはダガー系と同規格のストライカーパック用プラグを持ち、装備換装によってさまざまな運用状況にも柔軟に対応できる。
地球連合製MSの一つの「到達点」であるとされ、カタログスペック上ではストライクと同等の性能を持つとされる。ストライクの完全量産化は地球軍にとって悲願であり、本機はパイロットの腕次第ではザフトのザクとも互角に渡り合えるといわれる。
制式採用される以前の先行生産機を、第81独立機動群ファントムペイン隊長ネオ・ロアノーク大佐が自身の専用機としたもの。同じくネオ専用機であるエグザスに準じた赤紫のパーソナルカラーが特徴。それ以外の仕様は一般機とほとんど同様であるが、エンジンのリミッターを解除した専用ジェットストライカーを装備し、一般機を凌駕する機動性を発揮する。
一般機は第9話で初登場し、核攻撃部隊として核ミサイル搭載マルチランチャーパックを装備して出撃するが、ニュートロンスタンピーダーによって艦隊もろとも消滅する。
第16話では、ネオ率いる30機がインパルスやセイバー、ミネルバと交戦した結果、すべて殲滅される。
ネオ機は一定の活躍シーンがあり、ベルリンの戦いではステラ・ルーシェのデストロイを守るため、キラ・ヤマトのフリーダムと交戦し、スティレットでフリーダムのシールドを破壊した直後に自機の両腕とジェットストライカーを破壊され、墜落して炎上する。墜落時の衝撃でネオは機外へ放り出されて失神したものの一命は取り止め、アークエンジェルに収容された。
そのほか、一般機同士の戦闘ではザクウォーリアやグフイグナイテッドを撃墜するシーンがある。
第38話や第40話では、反ロゴス同盟軍に参加するシーンもあり、ロゴス側と反ロゴス側の両陣営に本機が存在した。HDリマスター版第50話では、メサイアに表示される戦闘中継映像に登場した。
公式外伝である『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』では、わずかであるが本編未登場のエールストライカー装着機が登場する。また、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』では、地球連合軍所属のジェットストライカー装着機が登場する。
『DESTINY』の終了から1年後のC.E.75年を描く劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では、アフリカ共和国オルドリン自治区へ侵攻するブルーコスモス残党の機体として登場する。
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