「世界のプロレス」は、1984年10月20日から1987年3月までテレビ東京系列局で放送されていた、主に海外のプロレスを紹介の対象としたプロレス番組である。テレビマンユニオン共同制作。
当初は1981年3月まで「国際プロレスアワー」の枠であった毎週土曜 20:00 - 20:54 (JST) に放送されていた。「国際プロレスアワー」同様に白石剛達スポーツ局長が手掛けることになった。視聴率は8〜9%を維持していた。
主にアメリカのNWA(ジム・クロケット・プロモーションズやWCCW)・AWA・CWA・MSWAおよびメキシコのルチャリブレの試合映像に、日本語の実況・解説を付け加えて放送していたが、番組の実況スタッフがニューヨーク(WWF)やフロリダ(CWF)など、現地に出張して実況を行うこともあった。放映権料の関係でWWFの試合は多くはなかったものの、1985年のWWFと新日本プロレスとの提携解消後は日本でWWF選手の試合が見られる貴重な番組となり、1986年の「レッスルマニア2」は3週に渡って全試合が放送されている。
「まだ見ぬ強豪」として注目されていたロード・ウォリアーズの試合をいち早く放送するなど、未来日の選手の人気を高めることにも貢献した。海外を主戦場にしていた頃のケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴなどの日本人レスラーの試合も紹介されている。
放送曜日が月曜 19:00 - 20:54の「月曜テレビジョン」に移行(不定期放送)されてからは、日本のUWFの試合も2回放送されたが、UWFのスポンサーである海外タイムスが豊田商事の関連会社だったこともあり、豊田商事事件をきっかけにUWF中継は打ち切られた。その後の1986年4月14日からは再びレギュラー放送が復活、1987年3月まで枠を変えながら続き、テレビ東京自社制作のプロレス番組は本番組が最後となった。2003年から放送されていたプロレスリングZERO-ONEの中継番組「破壊王プロレスZERO-ONE」以降はテレビ東京は一切制作に関与せず、プロレス団体による番販(持ち込み)を行う方式を取っている。
かつて、ウォーリー山口が主宰した同名のプロレス団体とは無関係。
このほか、選手のインタビューの箇所の吹き替え(ボイスオーバー)が数名
※1985年は『月曜テレビジョン』で不定期放送。
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