愛知工業大学名電中学校・高等学校(あいちこうぎょうだいがくめいでんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、愛知県名古屋市千種区若水三丁目にある学校法人名古屋電気学園が経営する私立中学校・高等学校。
一般的には「愛工大名電」または「名電」と略されている。校訓は「誠実・勤勉」。全コース男女共学。「名電」の名は前身の名古屋電気学講習所(現在の高校情報科学科、科学技術科)にちなむ。
2018年度(平成30年度)より「愛知工業大学附属中学校」を「愛知工業大学名電中学校」に改称した。
名古屋電気学園の初代理事長の後藤鉀二は「ピンポン外交」で知られ、卓球部の生徒を自宅に泊まらせて合宿を行い強豪校に育てた。
野球部は1955年(昭和30年)に創部された。
甲子園全国大会【優勝:春1回、準優勝:春1回】。 明治神宮野球大会【優勝:1回、準優勝:2回】。
甲子園出場回数【春:9回、夏:15回、春夏通算:24回】。
野球部が利用する愛工大名電グラウンド(愛知県春日井市熊野町)は「後藤淳記念球場」と名づけられており合宿所や室内練習場が併設されている。野球部に所属する生徒は入学から3年の夏まで合宿所で生活する。野球部の合宿所も卓球部の合宿がルーツになっている。
同じ愛知県内の強豪校である中京大中京高校、東邦高校、享栄高校と並び「愛知私学4強」とされている。
選抜高等学校野球大会(春の甲子園)では2004年(平成16年)の第76回選抜高等学校野球大会で準優勝、2005年(平成17年)の第77回選抜高等学校野球大会で優勝した。
全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)での最高成績は1981年(昭和56年)の第63回全国高等学校野球選手権大会でのベスト4(当時の高校名は名古屋電気)となっている。
男子はインターハイ団体で全国最多の11回、選抜大会では学校対抗で3回優勝している名門。
愛知を代表する名門校で1982年に全国大会に初出場し、1986年のインターハイでは3位となる。
2000年代に入ると星城高校の台頭により2005年のインターハイ出場を最後にしばらく全国大会から遠ざかってしまうが2011年から現在の北川祐介監督が就任し、2013年のインターハイに出場。その翌年の春高予選決勝では前年度6冠を達成した星城高校相手にストレート勝利を果たし、本戦でも3位という大躍進をして名門を復活をさせた。
また2013~2019年までインターハイ7年連続出場を果たし、その中でも2016年はベスト16、2017年は3位、2018年と2019年はベスト8と好成績を残している。
2022年の国体では北川監督率いる選抜チーム(名電、星城、大同)で準優勝を果たした。
監督はイチローが在学時代コーチだった、倉野光生が務めている。 その他に教諭が2名、非常勤講師1名が指導に当たっている。
監督は、元Vリーガーの北川祐介が務めている。 専属コーチとして、古賀幸一郎と亀田吉彦を、トレーナーとして丸山浩司を招聘している。 以前は、コーチに職員や教諭がいたが2023年11月に行われた愛知県予選時にはコーチ不在であった。
監督は、卒業生の今枝一郎が務める。
顧問の教諭が愛知県フェンシング連盟の副理事長と常任理事である。連盟事務局も学校内に設置されている。
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