2011年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第63回大会となる。
125ccクラスはこのシーズンが最後の開催となり、2012年からは4ストローク250cc単気筒のMoto3クラスに改編となる。
MotoGPクラスでは2012年より排気量の上限が1000ccへと拡大される事から、800ccエンジンのみで争われるのはこのシーズンが最後となった。7度の最高峰クラスチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシがヤマハからドゥカティに移籍、2007年チャンプのケーシー・ストーナーはドゥカティからホンダに移った。2010年チャンプのホルヘ・ロレンソとランキング2位のダニ・ペドロサはそれぞれヤマハ、ホンダに残留、ベン・スピーズがヤマハワークスに昇格しロレンソのチームメイトを務めた。ルーキーとしてはスーパーバイク世界選手権からカル・クラッチロー、Moto2クラスからカレル・アブラハムの二人を迎えた。
2010年9月30日、全18戦からなる開催カレンダーがFIMより発表された。また2011年3月15日、当初のカレンダーでは4月22 - 24日に第3戦として開催予定だった日本GPは、東日本大震災のために9月30日 - 10月2日に延期された。
上位15名のライダーにポイントが与えられる。ポイントの授与はレースを完走することが条件となる。
† マルコ・シモンチェリはマレーシアGPでの事故で重傷を負い死去した。
1 カピロッシは現役最後のレースとなったバレンシアGPで、普段のゼッケン65に代わり、マレーシアGPで事故死した同郷のシモンチェリが付けていた58を使用した。ただし公式記録上では、従来の65が標記されている。
2010年10月31日、FIA、ドルナスポーツ、IRTAによって、2011年シーズンのエントリーが承認された22チームのリストが発表された。2011年1月24日には38人のライダーのエントリーリストが発表された。
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