奈良輪 雄太(ならわ ゆうた、1987年8月29日 - )は、神奈川県横浜市港南区出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダー(左右のサイドバック)、ミッドフィールダー(サイドハーフ)。
横浜F・マリノスジュニアユースから横浜F・マリノスユースに昇格した後、筑波大学に進学しサッカー部でプレー。しかし4年時に負傷をしたこともあり、大学卒業後のプロ入りはならなかった。
セレクションを経て2010年よりJFLのSAGAWA SHIGA FCに加入すると、開幕から右サイドバックとして出場、開幕2戦目の金沢戦において直接フリーキックでJFL初得点を奪う など活躍をみせて、この年のJFL新人王を獲得した。翌2011年も右サイドバックで31試合に出場し、チームのJFL優勝に貢献。2012年も安定した活躍をみせて初のJFLベストイレブンに選ばれる とともに、天皇杯2回戦におけるJ1の神戸との対戦では決勝点をアシストした が、この年のシーズン終了とともにSAGAWAは活動を休止し、チームを離れることとなった。
その後練習参加を経て、2013年シーズンからはジュニアユース、ユース時代を過ごした横浜F・マリノスに移籍した。当初は出場機会が得られなかったものの、5月22日のナビスコカップ、清水戦に左サイドバックで初めて起用されると決勝点をアシスト、6月30日の鹿島戦では初ゴールを決めた。その後のリーグ戦ではサブ起用が続いたものの、首位攻防となった10月19日の広島戦でドゥトラの代役として先発出場すると、相手の攻撃のキーマンであったミハエル・ミキッチを抑えて完封勝利に貢献し、チームの信頼を高めた。天皇杯でも準決勝鳥栖戦でフル出場、決勝の広島戦にも途中出場して優勝チームの一員となった。
2014年もサブメンバーでの起用が続きながらも、左右のサイドバックやサイドハーフとして要所で起用され、全試合でベンチ入りするとともにシーズン後半には先発出場も増加した。監督が樋口靖洋からエリク・モンバエルツへと代わった2015年には開幕戦で右サイドハーフとして先発、しかし練習中に左膝内側側副靱帯を負傷し、長期欠場となった。9月にベンチ入りメンバーに復帰し、天皇杯2回戦の滋賀戦では10月11日の再開試合で出場して決勝点をアシストするも、リーグ戦での起用はないままシーズンを終えた。
2016年、湘南ベルマーレに移籍。サイドバックに加えてに3バック時には左右のサイドハーフなどでも起用され、この年19試合に出場した。4月30日の古巣横浜F・マリノス戦では齋藤学とマッチアップ、チーム初勝利に貢献した ものの、チームは成績不振でJ2に降格となった。2017年も引き続き湘南でプレーし、3月25日の千葉戦では途中出場から、右サイドで後方からの浮き球をボレーシュートで決めJリーグ初ゴールを記録した。その後も様々な形で起用され25試合に出場、チームのJ1昇格を支えた。
2018年、東京ヴェルディへ期限付き移籍。シーズン全試合出場を果たし、チームの6位フィニッシュとJ1参入プレーオフ出場権獲得に貢献。チームは決勝でジュビロ磐田に敗れJ1昇格を逃したが、これまでの活躍が評価されシーズン終了後に東京ヴェルディに完全移籍した。
以降はヴェルディに在籍し、2023年にチームのJ1昇格を見届けた後、現役引退を発表した。
2024年1月5日、東京ヴェルディのトップチームコーチ就任が発表された。
2014年6月に一般女性と入籍。2015年6月に第一子の長女が、2016年8月に第二子の長男が誕生。
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