株式会社スタジオディーン(英: Studio DEEN Co.,Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。株式会社イマ・グループの子会社。日本動画協会・日本コンテンツ振興機構正会員。
1975年3月14日に、東京テレビ動画(後の日本テレビ動画)出身で、サンライズスタジオの創立当初から同社で仕上検査を担当していた長谷川洋が、『勇者ライディーン』の制作をきっかけとして仕上スタジオの「有限会社スタジオディーン」を設立。会社の名前は同作の「ディーン」から名付けられ、以後、サンライズ作品の仕上を行った。
1982年より制作業務を開始した。当初は、『ドラえもん』などのシンエイ動画の諸作品や、『うる星やつら』の制作協力(グロス請け)をしていたが、1984年2月11日に公開された劇場版『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の事実上の制作拠点となったことをきっかけに制作スタジオとして一本立ちし、同年4月よりスタジオぴえろから同作の制作を引き継ぎ元請に進出した。その後1990年代前半まで、『めぞん一刻』・『F-エフ』・『らんま1/2』・『スーパーヅガン』といったキティ・フィルム作品の実制作を担当した。また、元請となって以降も『プロゴルファー猿』や『美味しんぼ』等シンエイ作品への制作協力や実制作は引き続き行われていた。
1994年4月、有限会社から株式会社へ改組。2005年に設立30周年を迎え、2006年1月より本社を東京都杉並区西荻北3丁目42番2号から現在の東京都武蔵野市吉祥寺南町4丁目4番13号へ移転。2011年4月1日、株式会社イマ・グループと業務提携、子会社となる。同年9月30日、長谷川が代表取締役を退任し、イマ・グループの顧問に就任した。
撮影部門と3DCG制作部門が存在しており、撮影部門には「め組」、3DCG制作部門(2004年開設)には「うみどり」という名称がそれぞれ与えられていたが、撮影部門は『リルリルフェアリル〜妖精のドア〜』(2016年)より「DEEN digital」(ディーン・デジタル)という名称が使用されている。
中国に子会社である蘇州丹尼動画有限公司(丹尼動画、旧:蘇州スタジオ)が存在する他、作画・仕上・背景などに韓国のアニメスタジオであるエコーアニメーション(Echo animation)が協力することがある。
2013年9月には親会社のイマ・グループが運営していた音楽レーベル「Cosmic Record」を継承し、音楽CDの企画・プロデュースも手がけるようになった。
キャラクタービジネスとして自社開発のコンテンツを中心にキャラクター制作とライセンス管理も手がける。イマ・グループ傘下だった株式会社サーファーズパラダイスとはグループのシナジー効果を活かして、共同企画「i-style Project」でVOCALOID3の蒼姫ラピスとメルリを展開し、「Project Yumenikki」のメディアミックス展開も共同で行っている。また、日中共同企画のテレビアニメ『霊剣山』ではアニメーション制作および国内での商品化とライセンス管理を担当している。
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