2010年代のJRダイヤ改正(2010ねんだいのジェイアールダイヤかいせい)では、2010年代にJRグループ各社線で行われた各ダイヤ改正について記す。
なお、JR東日本のBRT路線については気仙沼線・大船渡線BRTを参照のこと。
北海道を除く各社でダイヤ改正が行われた。
四国でダイヤ修正を行い、予讃線の伊予吉田駅に特急が臨時停車するようになった。
西日本でダイヤ修正が行われ、各路線で列車時刻が1分ほど調整されたほか、姫新線の本竜野駅折り返しが播磨新宮駅折り返しに変更された。
直後の11月7日には、新型特急気動車キハ189系が投入され、キハ181系で運転されていた特急「はまかぜ」の全列車を置き換えた(運転時刻は変更なし)。これにより、キハ181系による定期特急列車は消滅した。
北海道と東日本でダイヤ改正が行われた。
東日本の東北新幹線でダイヤ改正。
E5系を使用した「はやぶさ」が運転を開始した。東京駅 - 新青森駅間に2往復、東京駅 - 仙台駅間に1往復が設定された。途中停車駅は大宮駅・仙台駅・盛岡駅(はやぶさ4号は八戸駅にも停車)。
北海道と東日本を除く各社でダイヤ改正。
中止になっていた3月12日予定の東日本のダイヤ改正が実施された。
南武線の日中時間帯で、快速が1時間に2本新設された。川崎駅 - 登戸駅間で快速運転を行い、鹿島田駅・武蔵小杉駅・武蔵中原駅・武蔵新城駅・武蔵溝ノ口駅が停車駅になった。この時間帯に登戸駅発着の通過駅補充のための普通列車も設定された。
前年7月から集中豪雨のため運休していた美祢線が運転を再開した。同時に長門市駅の始発が繰り上げになった。
北海道を除く各社でダイヤ改正が行われた。なお、北海道でもJR貨物のダイヤ改正に伴い、一部の普通列車で時刻が変更された。
今回のダイヤ改正では直通運転を行っている小田急電鉄・東京急行電鉄(東横線を除く)・東武鉄道(東武伊勢崎線・日光線系統)でも同日にダイヤ改正が行われ、首都圏を中心とする関東地方では大規模な改正となった。
北海道でダイヤ改正。
札沼線(学園都市線)を含む札幌都市圏に733系電車と735系電車をあわせて24両投入した。
札沼線(学園都市線)の桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化開業した。これに伴う第一次の改正で、運転上の系統となる札幌駅 - 北海道医療大学駅間の列車100本中69本を電車に置き換え、一部の列車は所要時間が短縮された。下りの札幌発浦臼行きの系統は石狩当別駅(現・当別駅)で系統分割された。
石勝線でも一部の列車で時刻が変更された。
東日本の東北・上越新幹線でダイヤ改正。
奥羽本線の赤岩駅と山田線の大志田駅・浅岸駅について、当年度冬季より冬季休業(全列車通過)の措置がとられるようになった。
北海道でダイヤ改正。
札沼線(学園都市線)では札幌駅 - 石狩当別駅・北海道医療大学駅間を運行する列車が電車に統一され、同時に列車が増発された。これに伴い、733系電車が18両増備されたほか、711系電車が新たにこの路線での運用を開始した。また、1日1往復のみ当線から新千歳空港駅へ直通する列車が新設された(札幌駅 - 新千歳空港駅は快速『エアポート』として運転)。函館本線江別駅へ直通していた列車は札幌駅で系統が分離された。
室蘭本線では苫小牧駅 - 東室蘭駅 - 室蘭駅の普通列車(特急「すずらん」の東室蘭駅 - 室蘭駅間およびその間合い運用は除く)の電気運転が廃止され、車両は711系電車からキハ141系気動車に置き換えられた。上記の札沼線に投入された711系は、この置き換え(札沼線と室蘭本線の車両交換)による捻出分で賄われた。ワンマン運転の列車が増加した。
札幌都市圏の普通・特急列車で時刻変更や運転区間の延長等が行われ、苫小牧駅・石狩当別駅への最終列車の時刻が繰り下げられた。
北海道を除く各社でダイヤ改正が行われた。ただし、JR北海道も東北新幹線のダイヤ変更に伴い、接続する「白鳥」・「スーパー白鳥」の運転時刻が変更された。
今回は同日に大手私鉄各社でも東京メトロ副都心線と東急東横線の直通運転開始に合わせて、東京急行電鉄(池上線、東急多摩川線、世田谷線を除く)・東京地下鉄(東京メトロ)・東武鉄道・西武鉄道でダイヤ改正が行われたほか、関西地方では京阪電気鉄道(京阪大津線を除く)がダイヤ改正を行っている。
貨物でダイヤ改正が行われた。
東日本でダイヤ改正が行われた。
北海道でダイヤ変更。車両トラブルやレール異常などの事案が頻発していることから、「メンテナンス体制強化のため」として特急列車を中心に減便や最高速度の抑制が行われた。この結果、従来は可能であった特急列車同士の乗継が一部できなくなった。
各社でダイヤ改正を実施。なお、JRグループ7社が同日にダイヤ改正を実施したのは2009年3月14日以来となった。
JR東日本常磐線の木戸駅・竜田駅が営業を再開し、いわき駅 - 広野駅間の9往復で運転区間の延長が行われた。
JR東日本の特急『いなほ』の使用車両がE653系に統一された。これに伴い、新潟駅 - 酒田駅間の所要時間が短縮された。
JR北海道でダイヤ改正。特急「スーパーとかち」と快速「エアポート」の最高速度が130km/hから120km/hに引き下げられた。これに伴い、JR北海道の特急・快速列車で130km/h以上の速度で運転を行う列車は本州へ乗り入れる「白鳥」・「スーパー白鳥」だけとなった。また、車両や線路への負担軽減策として特急「スーパー宗谷」・「スーパーとかち」に使用しているキハ261系の車体傾斜装置の使用を取り止めた。これに伴い、両列車の所要時間が増加した。
また、これに先立つ8月1日には、2013年7月6日の特急「北斗」14号発火事故の発生以来、使用を取り止めていたキハ183系(DML30HZ形エンジン搭載車)の使用を再開した。これによって、特急「北斗」7本と「スーパー北斗」1本、特急「サロベツ」の運転が再開された。
室蘭線系統では特急「すずらん」や普通列車の一部列車の運転時刻が変更された。朝の萩野発の普通苫小牧行きを東室蘭発に延長し、始発列車が繰り上がった。
四国を除く各社でダイヤ改正を実施。
貨物でダイヤ改正が行われた。
東日本でダイヤ改正を実施。
この日より、金沢 - 和倉温泉間で臨時特急「花嫁のれん」の運行を開始した。
西日本の京阪神地区でダイヤ修正。
各社でダイヤ改正を実施。
今回は大手私鉄各社でも後述する常磐緩行線のダイヤ改正の影響で、直通運転を行う東京地下鉄・小田急電鉄でも同日にダイヤ改正を実施したほか、東京急行電鉄・東武鉄道・西武鉄道でもダイヤ改正を実施している。
西日本の京阪神地区でダイヤ改正を実施。103系が大阪環状線 - 大和路線間の直通快速運用から撤退した。
東日本仙台エリアでダイヤ改正を実施。
また、この改正に合わせて、北上線の平石駅・矢美津駅について、当年度冬季より冬季休業(全列車通過)になった。
各社でダイヤ改正を実施。ただし、四国はごく一部の普通列車の時刻変更にとどまる。
東日本でダイヤ改正を実施。
各社でダイヤ改正を実施。
高速道路の延伸に伴う他輸送機関との競争激化、人口減少や少子高齢化の進行により厳しい経営環境が続くことを踏まえ、1987年4月の会社発足以来最大規模となる輸送体系の見直しが行われた。そのため、今回の改正にあたりJR九州では「ダイヤ改正」ではなく「ダイヤの見直し」という表現を用いている。
東海管内の「しなの」・「ひだ」・「しらさぎ」の「エル(L)特急」の表記が廃止され、国鉄時代から続いていたエル特急は消滅することになった。
東日本でダイヤ修正。両毛線あしかがフラワーパーク駅の開業に伴う一部時刻の修正が行われ、最繁忙期に運転される臨時列車の停車駅が富田駅からあしかがフラワーパーク駅に変更された。
西日本では、三江線が前日の運行をもって廃止された。廃止に伴い、山陰本線と三江線を直通していた列車について、全てが江津駅発着となった。
東日本でダイヤ改正。新潟駅の在来線高架ホームの一部使用を開始し、新幹線 - 在来線の同一ホーム乗換えが開始された。これに伴い、新潟駅における一部列車の発着ホームが変更された。
九州でダイヤ変更。
各社でダイヤ改正を実施。5月1日に令和への改元を控えていたため、平成最後のダイヤ改正となった。
東日本の埼京線・川越線、東京臨海高速鉄道りんかい線、相鉄各線などでダイヤ改正。内容は下記の通り。
相鉄線も絡む大規模ダイヤ改正であるため、相鉄本線・いずみ野線の改正内容も一部含まれる。
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