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ビル・デモット


ビル・デモット


ビル・デモットBill DeMott、本名:William Charles DeMott II、1966年11月10日 - )は、アメリカ合衆国のプロレスラー。フロリダ州タイタスヴィル出身。

1990年代から2000年代にかけて、大型のラフ&パワーファイターとしてWCWやWWFで活動した。巨漢ながらムーンサルトプレスを軽々とこなす身体能力を持ち、近年はトレーナーとしても活躍している。

来歴

ニューヨークのブルックリンにあるジョニー・ロッズのスクールでトレーニングを積み、1990年にデビュー。スウィート・ウィリアムスの名義で東部地区のインディー団体を転戦後、1992年にプエルトリコのAWFにて、ロード・ウォリアー・アニマルのビジュアル・イメージをコピーしたクラッシュ・ザ・ターミネーターCrash the Terminator)に変身する。

同年9月、ビクター・キニョネスのブッキングでW★INGプロモーションに初来日。以降もW★INGの主力外国人選手となって活躍し、11月6日には札幌中島スポーツセンターにて、ミスター・ポーゴとのコンビでザ・ヘッドハンターズからW★ING認定世界タッグ王座を奪取。翌1993年7月11日の横浜文化体育館では、16人参加のトーナメント決勝でゴリアス・エル・ヒガンテを破り、W★ING認定世界ヘビー級王座の初代王者となった。

WCW

その後ECWを経て、ケビン・サリバンの仲介で1995年9月からWCWに登場。いつもニタニタ笑っている "The Laughing Man" というキャラクター設定のもと、ユーモラスを捩ったヒュー・モラスHugh Morrus)のリングネームが与えられ、サリバン率いるダンジョン・オブ・ドゥームの一員となって活動。1996年3月には「ヒュー・モアーズ」の表記で新日本プロレスに初参戦した。

以降も中堅ヒールのポジションでWCWに定着、1997年9月22日の『マンデー・ナイトロ』では、ビル・ゴールドバーグの連勝ストーリーにおける最初の犠牲者となっている。1999年からはジミー・ハートのファースト・ファミリーに加入、ブライアン・ノッブスやザ・バーバリアンと共闘し、ハードコア戦線を中心に活動した。

2000年下期にベビーフェイスに転向し、エリック・ビショフから戦力外通告を受けたという設定のもと、ブッカー・Tやチャボ・ゲレロ・ジュニアらと共に、ミスフィッツ・イン・アクションMisfits in Action)なるミリタリー・スタイルのユニットを結成。ジェネラル・レクションGeneral Rection)を名乗ってユニットのリーダー格となり、同年10月29日にランス・ストーム&ジム・ドゥガンとのハンディキャップ・マッチを制してUSヘビー級王座を獲得、初のメジャータイトル戴冠を果たした。

また、11月16日にドイツにて開催されたPPV "Millennium Final" ではドイツ出身のアレックス・ライトのパートナーとなり、ナチュラル・ボーン・スリラーズのショーン・オヘア&マーク・ジンドラックからWCW世界タッグ王座を奪取している。

WWF / WWE

2001年、ワールド・レスリング・フェデレーション・エンターテインメントのWCW買収に伴いWWFに移籍し、6月4日放送の『ロウ・イズ・ウォー』におけるケイン対クリスチャンのインターコンチネンタル王座戦に乱入。WCWとECWの連合軍として結成されたアライアンスのメンバーとなり、WWF正規軍との軍団抗争アングルに参入した。

アングル終結後の2002年は当時のWWFの下部団体HWAに出場し、3月12日にレイヴェンと組んでランス・ケイド&スティーブ・ブラッドリーからHWAタッグ王座を奪取している。同年下期には本名のビル・デモットBill DeMott)の名義で新人選手発掘番組『タフ・イナフ』第3シリーズのトレーナーに起用され、前任者のタズやボブ・ホーリーが担当していた鬼教官の役どころを受け持った。

以降はリングネームもビル・デモットに変更し、『スマックダウン』のアンダーカードで活動。2003年10月からはダイジェスト番組 "Velocity" のカラー・コメンテーターも担当した。その後はWWEの専属トレーナーとなり、ファーム団体DSWにて若手選手の指導・育成に携わっていたが、2007年1月の契約満了に伴いWWEを解雇された。

以後、ノース&サウスカロライナのCWAやバージニアのUWFなどのインディー団体へのスポット出場を経て、2011年に『タフ・イナフ』新シリーズのトレーナーとしてWWEと再契約。2012年6月からはNXTのヘッドトレーナーに就任したが、2015年3月6日、NXT所属選手に対する体罰が噂されるようになり、辞任することになった。

得意技

  • ノー・ラフィン・マターNo Laughing Matter) - ムーンサルトプレス
  • ノー・ジョークNo Joke) - リバース・スウィンギング・ネックブリーカー
  • ダイビング・エルボー・ドロップ
  • パワーボム
  • パワースラム
  • ミリタリー・プレス

獲得タイトル

W★INGプロモーション
  • W★ING認定世界ヘビー級王座:1回
  • W★ING認定世界タッグ王座:1回(w / ミスター・ポーゴ)
WCW
  • WCW USヘビー級王座:2回
  • WCW世界タッグ王座:1回(w / アレックス・ライト)
その他
  • AWFヘビー級王座:1回
  • HWAタッグ王座:1回(w / レイヴェン)

育成した選手

  • ジョナサン・カーティス
  • ジョン・モリソン
  • ダニエル・ピューダー
  • ドリュー・ハンキンソン
  • マイク・ミザニン
  • ライアン・パーメーター
  • ライアン・リーブス
  • トレネーシャ・ビガーズ
  • アンディ・リーヴァイン
  • テイラー・ワイルド
  • マット・カポテリ

脚注

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外部リンク

  • Bill DeMott (@BillDeMott) - X(旧Twitter)
  • WWE Alumni
  • Online World of Wrestling
  • ビル・デモットのプロフィール - Cagematch.net, Wrestlingdata.com, Internet Wrestling Database

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ビル・デモット by Wikipedia (Historical)