HKT48(エイチケーティー フォーティーエイト)は、福岡市を拠点とし北部九州を中心に活動する日本の女性アイドルグループ。2011年10月23日に誕生した。AKB48グループのひとつであり、秋元康が総合プロデューサーを務める。運営会社および所属事務所は株式会社Mercury。所属レーベルはEMI Records(ユニバーサル ミュージック)。
東京・AKB48、名古屋・SKE48、大阪・NMB48に次ぐ48グループ全国展開第4弾として福岡県福岡市が選ばれた。2011年7月10日に第1期生オーディション最終審査が行われ、2011年10月23日に西武ドームにおいて開催されたAKB48の握手会イベントでメンバーが初めてお披露目された。2013年3月20日に1stシングル「スキ!スキ!スキップ!」をリリースしメジャー・デビュー、初週25万枚を売り上げ、オリコンウィークリーチャート1位を獲得した。
福岡市中央区地行浜(シーサイドももち)のホークスタウンモール2階に初代の専用劇場『HKT48劇場』を開設し、2011年11月26日に初公演を行って以後原則的に毎日公演を行っていた。AKB48と同様、AKS(現・Vernalossom)が運営管理を行っていたが、ホークスタウンモールの再開発に伴い2016年3月末をもって閉館した。同年4月28日より福岡市中央区天神の商業施設・ソラリアステージ6階の『西鉄ホール』を主たる本拠地劇場として公演を行った。2017年9月4日以降は、西鉄ホールに加えて福岡市博多区千代のパピヨン24(西部ガス本社ビル)2階の『パピヨン24ガスホール』、2018年2月5日以降は福岡市中央区渡辺通の『スカラエスパシオ』(昭和グループマーケティング運営)でも劇場公演を行った。『西鉄ホール』および『パピヨン24ガスホール』、『スカラエスパシオ』はHKT48の専用劇場ではなかったが、2020年11月2日に福岡 ヤフオク!ドーム隣接のエンターテイメントビル・E・ZO FUKUOKA(イーゾ フクオカ、福岡ソフトバンクホークス株式会社運営)1階に2代目となる専用劇場をオープンした。
グループ名のアルファベット部分のHKTは、博多(HAKATA)に由来する。
AKB48や他の姉妹グループと同様に、グループ名から1文字を取ったチーム制を導入している。2013年までは1期生によるチームHのみであったが、2014年にチームKIV(ケーフォー)が発足したことで2チーム体制、2016年3月にチームTII(ティーツー)が発足したことで3チーム体制となったが、2023年2月1日にクラス替えとなりチームTII(ティーツー)を解体し2チーム体制となった。2024年1月36日時点で、チームH 16名、チームKIV 15名、研究生 6名の計37名である。
HKT48が独自のカラーを持つコンテンツとして挙げられるのがライブである。セットリストは指原莉乃を中心にメンバー自らが組むことが多く、ふだんAKB48では披露されることがないような楽曲を、HKT48が披露して人気となったものもある。さらに、乃木坂46やモーニング娘。、小泉今日子、ももいろクローバーZ、アイドルマスター シンデレラガールズといった、AKB48グループ以外の楽曲も多く取り入れている。このような取り組みは、2013年4月に日本武道館で開催された『AKB48グループ臨時総会 〜白黒つけようじゃないか!〜』における初のHKT48単独公演で、当時HKT48にはオリジナル楽曲が少なかったため、指原は姉妹グループの楽曲を積極的に取り入れ、さらには「AKB48の公式ライバル」である乃木坂46の楽曲までも使用するという禁じ手だと思われていた、AKB48に関わる者では思いつかない、または思いついても手を出すことはなかったアイデアを次々に提案していったことがきっかけである。しかし、使用する楽曲は、あくまで秋元康プロデュースの範疇であった。2014年1月に開催された『HKT48 九州7県ツアー 〜可愛い子には旅をさせよ〜』初日公演において、モーニング娘。のヒット曲「ザ☆ピ〜ス!」を披露したことから、秋元康プロデュースの枠を超えた楽曲を取り入れるようになった。西日本新聞社の古川康裕によると、先述の九州7県ツアーではトロッコに乗って客席の近くまで来たり、ボールを投げたり、MCのクオリティーが高かったり、曲中にやたらと煽りを入れてきたりとライブの盛り上がりが尋常じゃなかったといい、AKB48のドーム公演とは違った盛り上がり方だったという。
チームカラーは■黄緑色。
チームカラーは■水色。
チームHキャプテン
チームKIVキャプテン
チームTIIキャプテン
チームH副キャプテン
チームKIV副キャプテン
チームTII副キャプテン
これまで6度のメンバーオーディションを実施し、AKB48からの移籍メンバー、SKE48からの兼任メンバー、ドラフト生以外はこれらのオーディションを経て加入している。
各メンバーの当該チームでの活動期間については#メンバー構成推移を、キャプテン・副キャプテンの在任期間は#歴代キャプテンを参照。
合格者のうち太字となっているのは2023年12月30日現在、在籍しているメンバー。
第4期生オーディションでは、HKT48運営事務局によるエントリーに加え、HKT48が所属するレーベルであるユニバーサルミュージック主催のオーディションも同時に実施された。ユニバーサルミュージック側では、特に「歌のスペシャリスト」を募集するものとした。
2013年11月10日ドラフト会議開催、候補者29名中被指名者20名、うちHKT48から1名指名。2014年2月1日候補者お披露目。「AKB48グループ大組閣祭り」にて正式配属となる。
2015年5月10日第2回ドラフト会議開催、候補者47名中被指名者24名、うちHKT48から3名指名。2015年6月27日お披露目。
2018年1月21日第3回ドラフト会議開催、候補者68名中被指名者55名、うちHKT48から5名指名。2018年3月31日お披露目。
なこみくは、ともにHKT48の3期生で2001年生まれの矢吹奈子(なこ)と田中美久(みく)のコンビの呼称。オリジナル曲「生意気リップス」が制作され、4thシングル「控えめI love you !」のカップリング曲として収録された。『LOVE berry』の専属モデルとしても活動するほか、11thシングル『早送りカレンダー』のセンターも務めた。2021年10月開催の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2021』では、HKT48での出演に加えてなこみく単独での出演も実現した。
ブルーベリーパイは、4thシングル「控えめI love you !」のカップリング曲「私はブルーベリーパイ」の歌唱メンバーで結成されたユニット。
ポップコーンチルドレンは、HKT48の3期生によるユニットであり、5thシングル「12秒」のカップリング曲「微笑みポップコーン」を歌唱する。
サクラハルカは、7thシングル「74億分の1の君へ」のカップリング曲「タブーの色」を歌唱するユニット。
なこみく & めるみおは、7thシングル「74億分の1の君へ」のカップリング曲「アインシュタインよりディアナ・アグロン」を歌唱するユニット。
F24(エフにじゅうよん)は、3期以降に加入したすべてのメンバー(当時)に、2期生の田島と朝長を加えた若手のメンバー構成であり、「フレッシュメンバー」ともよばれる。「F」は、Face, Front, Friend, Future, Fresh を意味する。
2016年に開催された『HKT48 夏のホールツアー2016〜HKTがAKB48グループを離脱?国民投票コンサート〜』高知・鳥取公演に、このメンバーで出演し活動を開始。同公演では、1年後に同じメンバーで特別イベントを行うという趣旨の誓約書が来場者に配布され、実際にパピヨン24ガスホールにおいてイベントが行われた。2017年9月には博多座でのコンサートを実施。同年12月には当時のメンバーでアルバム『092』収録の楽曲『ファンミーティング』も歌唱した。2018年11月に2期生の田島・朝長が離脱し、ドラフト3期生・5期生が新たに加入した。
現メンバー
旧メンバー
Chou(シュー)は、HKT48のなかでもビジュアルとスタイルが良いとされるメンバーにより結成されたユニットで、メンバー全員が身長160cm超。ユニット名の「Chou」は、フランス語で「かわいい」という意味の呼びかけの言葉を由来としている。『AKB48グループ ユニットじゃんけん大会2017〜絆は拳から生まれる!〜』出場のために神志那を除く6人で結成したユニットであり、じゃんけん大会では敗退したものの、HKT48のアルバム『092』にオリジナル曲「パッションフルーツの秘密」が収録された。2018年の第2回ユニットじゃんけん大会の出場に際して神志那を加えた7人体制となった。同年10月には『TGC KITAKYUSHU 2018 by TOKYO GIRLS COLLECTION』にモデルとして出演した。松岡・神志那の卒業に伴い、2022年8月22日に行われた単独イベント『Chou会』をもって活動終了。
さくらはなみくは11thシングル「早送りカレンダー」のカップリング曲「僕の想いがいつか虹になるまで」を歌唱するユニット。
このうち、宮脇が2021年にHKTから離れている。
R24(アールにじゅうよん)は、HKT48の2期生により結成された、F24に対抗するユニットである。2019年2月より「博多リフレッシュ」公演を実施している。2019年8月12日のHKT48Twitter動画にてR24の新メンバー募集するオーディション開催が決定。その結果、オーディションに参加した2期生以外のメンバー全17名が加わった。
Lit charm(リットチャーム)は、HKT48のダンス選抜ユニットで、ダンスレッスンのハイクラスから、さらに厳選されたメンバーにより結成された。ユニット名の「Lit charm」は「最高に魅了する」という意味である。
2022年3月21日の公演にて地頭江、同年10月16日のコンサートにて江口、福井が新たに加わった。
1期生でユニット発起者でもある本村の卒業に伴い、2023年7月13日の最終公演をもって解散となった。
HKT48は、結成当初より意図的にシングル表題曲のセンターメンバーを頻繁に変更しており、姉妹グループと比べ多くのメンバーが「グループの顔」の役割を担ってきた。
備考欄において、★は初のセンターポジション、■はグループ在籍時最後のシングル表題曲のセンターポジションを示す。
シングル表題曲のセンターポジションは下表のとおり。
以下における「最高位」の記述はオリコン週間チャート最高位。
AKB48
渡辺美優紀
じゃんけん民
HKT48名義以外の作品に収録された楽曲。
AKB48
HKT48劇場(エイチケーティーフォーティーエイトげきじょう、HKT48 THEATER)は福岡市中央区地行浜・BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)の1階にあるHKT48の専用劇場。2020年11月2日オープン。正式名称は「HKT48劇場」(エイチケーティーフォーティーエイトげきじょう)で、HKT48の専用劇場としては2代目である。
初代のHKT48劇場は、同地にあったホークスタウンモール内に2011年11月26日オープンし、同日から公演も開始。収容人数は300名で、AKB48グループの劇場としては最多人数。客席はグループの劇場としては初めて、1席ずつ独立したセパレートタイプの客席となっていた。入場チケットの販売はAKB48グループの他の劇場と同じく事前応募制で、140枚が一般抽選枠、120枚がHKT48 Mobile会員枠となり、その他福岡・佐賀・熊本3県以外の都道府県在住者に対し「遠方からお越しのお客様」枠として20枚、「ファミリー・カップルでお越しのお客様」枠として10枚、「女性・小中学生のお客様」枠として10枚がそれぞれ割り振られた。
ステージには花道ステージ(サブステージ)がステージ中央部から観客席に向かって設置されていた。花道ステージはステージ全体がせりとなっていたほか、先端部には中央部分に回転が可能なせりを有する張り出し舞台(通称「でべそ」)が設置されていた。これは他の姉妹グループの専用劇場には無い特徴であった。
ホークスタウンの再開発事業に伴い、2016年3月31日を以って4年4か月の歴史に幕を閉じた。
2016年4月28日以降は福岡市中央区天神・ソラリアステージ6階にある西鉄ホールを本拠地劇場として使用している。本拠移転に際しては客席数が増加することを踏まえ、席数配分が細分化・変更されることが発表された。なお西鉄ホールは従前のようなHKT48専用の劇場ではなく、HKT48以外のイベントも引き続き開催されていた。その後、2017年9月4日からは西鉄ホールと並行して福岡市博多区千代にあるパピヨン24(西部ガス本社ビル)内の「パピヨン24ガスホール」、2018年2月5日からは福岡市中央区渡辺通にある多目的ホール「スカラエスパシオ」での公演も実施されていた。なお各ホールについても「HKT48劇場」として扱われる場合があった。2020年3月31日の配信限定公演を最後に3劇場での公演は事実上打ち切りとなり、新型コロナウイルス感染症の影響もあり「さよなら公演」や「ファイナルイベント」にあたる催しは一切行われないまま、HKT48は天神地区から撤退することとなった。
2020年11月2日、約4年ぶりに天神地区から地行浜地区へ戻り、エンターテイメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」1階に新たな専用劇場をオープンした。当初は2020年春を目処に開業の予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大によりビルの竣工・オープンが遅れたためこの日の開業になった。新劇場開場にあたっては、AKB48グループの劇場としては初めて、福岡市に本店がある地方銀行、西日本シティ銀行が命名権を獲得し、ビルの施設管理者である福岡ソフトバンクホークスとの間で命名権契約を締結した。そして、新劇場のメディア向けお披露目が行われた2020年7月17日から劇場名称が「⻄日本シティ銀⾏ HKT48劇場」となった。
チケットの応募受付は当該劇場公演日の3日(「遠方」枠は11日、「HKTモバイル枠」は4日)前の0時から20時の間、AKB48グループチケットセンター経由で行われる。西鉄ホールに移転してからも同じである。
2013年
2014年・2015年
2016年
2017年
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