MAINICHI RT(マイニチ アール・ティー)は、毎日新聞社が発行していたタブロイド朝刊、および有料電子版新聞である。
毎日新聞社が、インターネットの利用者と一体になった双方向型の新聞として2010年6月1日に創刊した。「RT」はリアルタイムの新聞、あるいは後述のTwitter連動であるということから「リツイート」という意味合いが込められているが、トップページにはその他にも数多くの意味合いが掲載されていた。
毎日新聞の無料電子版「毎日jp」で掲載された記事を原則として、月曜休刊のため毎週火曜日および新聞休刊日がある場合は2日分、過去24時間に読まれたものをランキングして掲載し、読者がTwitterで投稿した感想を紙面に反映させる新趣向の新聞であった。基本的に前日の毎日新聞からのピックアップ版という趣であるが、その他一部ではあるが僚紙・スポーツニッポンからの記事や、視聴率や売り上げのランキング等の独自記事も掲載された。また英字ニュースサイト「毎日デイリーニュース」から毎週1つの記事にスポットを当てたコーナー(日曜日付け)もあった。
初期は一般ニュース中心の編成だったが、前述のとおり毎日jpでの過去24時間のニュースランキングに基づくものの為一昨日のニュースが中心で内容的には陳腐化が否めないものであった。大ニュースは、ランキング集計前の前日のニュースが掲載されることもあった。その後は特集記事、コラム、解説記事など日時が経過した記事を前面に出して、陳腐感を薄める試みがなされた。
離島を除く東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のみで毎日新聞直売所から宅配し、一部駅売店とサンクスの店頭で販売する紙媒体と、2011年4月26日創刊した有料電子版、を発行して発売した。AQUOSのインターネットテレビ対応モデルに、NTTコミュニケーションズと実証実験「毎日新聞×DoTV」のサービスを提供した。
2013年7月21日の社告で、「ソーシャルメディアは東日本大震災を契機に目覚ましい普及を見せ、既存メディアとの連動も進んでいる」として8月31日付で休刊するが、ツイッターの公式アカウントは維持する と発表した。
放送番組表は中面に2頁見開きで掲載された。休刊日の場合も、発行当日分のみの掲載で、休刊日の分は省略されていた。
テレビ番組表は2011年7月24日の地上デジタル放送化とともに、地上波とBSともにリモコンIDキーの番号順に配列し、アナログ放送の録画予約用Gコードの掲載を終えた。
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