鳥取県立米子東高等学校(とっとりけんりつ よなごひがしこうとうがっこう)は、鳥取県米子市勝田町にある公立高等学校。
1899年に旧制鳥取県第二中学校として発足した。県内では一般的に「米東」(べいとう)と呼ばれるが、「勝陵」(しょうりょう)という呼称もある。選抜高校野球大会準優勝校、高校生クイズ優勝校。文武両道を校風とする一方で、2010年頃からは、部活動・学校祭などより学業を重視する姿勢に転換し始めている。また、6ヘクタール以上の広大な敷地を持ち、学校内には山(勝田山)と3つのグラウンドを持つ。近くには古くから米東生に親しまれている曽田商店がある。
日本海をのぞみ、大山を仰ぐこの美わしい学園は、つぎのごとき人間を育成する。
* 同校卒業生
1997年より2学期制を採用していたが(定期考査の名称は「夏休み前第1回定期考査」などであった)、学校システム(終業式や成績発表など)自体3学期制時のままで運営されていた。導入時最大のメリットであった65分授業もなくなり45分授業となっていたため、2004年に3学期制に戻った。現在1コマ45分の7限授業である。2004年から主に7月の夏期休業期間中、基本的に午前中は全員参加の夏期講習を実施していて、正式な授業日数には含まれなかったが、2012年からは、稼業日(内容は夏期講習と同一)となった。
民業の圧迫であると民間予備校から声が上がり、反対する保護者やPTAと陳情合戦に発展。県議会において、「視察先の予備校は講師陣の指導力不足を指摘せざるを得ず、不安を覚えた」と県内予備校の指導力不足を指摘した稲田寿久議員に、発言の経緯の説明がなければ、「チラシを10万枚米子市内にまく」との文書を送付する私塾経営者も現れた(文書により議員が回答したために実際にまかれることはなかった)。1960年に設置された専攻科であったが、2013年に閉科となった。
県内の高校ラグビーは長らく米子工の牙城だったが、米子東は1989年に初出場を果たし、以後9回の出場を数える。県全体のラグビーのレベルが高くないため苦戦が続いているが、1999年には県勢大会初勝利を挙げている(現在これが県勢唯一の白星である)。翌2000年に第1回選抜大会にも選出された。2004年以降は部員不足などから、県内でも勝てない状況が続いている。
全国大会へ16回出場しており、東大寺学園(奈良)、ラ・サール高校(鹿児島)に次ぐ出場回数3位を誇る常連校でもある。特に準優勝した第14回(1994年)でリーダーだった生徒が次の第15回(1995年)でメンバーを替えて出場し、大会史上初となる同一人物の全国大会決勝2度進出を成し遂げ優勝した。また、第9 - 15回(1989 - 1995年)の7年連続全国大会出場は31回まで大会記録である。
同窓会組織は「勝田ヶ丘同窓会」と称し、全日制・定時制・通信制課程も含めた卒業生が加入している。ただし、米子南高校などと統合中の卒業生については、勝田校舎卒業生のみ。東京、関西、東海、九州・沖縄、安来、県内各地に支部を持つ。卒業期については、2015年3月卒業生は全日制第111期、定時制第64期にあたる。まれに、他校に転校などで卒業していない者が加入していることがある。校内に同窓会館(1階は食堂)があり、同窓会事務や寄贈品などの展示を行っている。また、硬式野球部、サッカー部、ボート部、バレーボール部、吹奏楽部、陸上競技部、應援團などにはOB会組織があり、現役生の支援を行っている。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou