ユタ郡(ユタぐん、英: Utah County)は、アメリカ合衆国ユタ州の中部に位置する郡である。人口は65万9399人(2020年)であり、ソルトレイク郡に次いで2番目である。郡庁所在地はプロボ市であり、同郡で人口最大の都市である。1852年に設立され、郡名はユト族インディアンに付けられたスペイン語 Yuta に因んで名付けられた。ユタ州の人口重心はユタ郡のリーハイ市内にある。
ユタ郡の全体はプロボ・オレム都市圏に属している。
ユタ郡はアメリカ合衆国の中で州と同じ名前を持つ7つの郡の1つである。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は2,141平方マイル (5,550 km2)であり、このうち陸地は1,998平方マイル (5,170 km2)、水域は143平方マイル (370 km2)で水域率は6.66%である。
ユタ・バレーが郡の中央を占めており、東はワサッチフロントの山岳部である。ユタ湖がバレーの多くを占めている。標高は最低地点が4,487フィート (1,368 m)、最高地点はネボ山の11.928フィート (3,636 m) である。
郡政府は選出される3人のコミッショナーで構成される郡政委員会が担当している。他の選出される役人として郡保安官、郡事務官および郡検察官がいる。
2011年時点のコミッショナーはゲーリー・アンダーソン、ダグ・ウィトニーおよびラリー・エラートソンである。エラートソンは2012年に、他の2人は2014年に改選予定である。
2006年に州内で発生した西ナイル熱100症例のうち43例が郡内で見つかった。この病気で2人が死亡し、住民からの要請もあって、ユタ郡健康部が蚊の駆除計画のためにスタッフを追加雇用した。その動きにも拘わらず、このビールスを運ぶ種の蚊は郡内で20%が感染していた。
ユタ郡の人口が増加したことで、2011年にユタ州議会の乗員で1議席、下院で2議席の割り当てが追加された。
州間高速道路15号線 CORE計画はユタ郡の全てを通る州間高速道路15号線の車線を増やすものである。この拡張で24マイル (38 km) の高速道路ができ、完工は2012年12月が予定されている。
ユタ郡は「アメリカ合衆国の中で最も共和党寄りの州の最も共和党寄りの郡」だと言われてきた。1992年アメリカ合衆国大統領選挙で、ジョージ・H・W・ブッシュは郡内の票の獲得数第1位、ビル・クリントンは第3位だった(全国ではクリントンが当選)。2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、ジョージ・W・ブッシュが郡内の85.99%を獲得した。2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、ジョン・マケインが58.9%を獲得してバラク・オバマを破った。ただし、州全体でマケインは28.1%差で勝利した。ユタ州内で他に8つの郡がユタ郡より高くマケインを支持していた。
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
ユタ郡内にはアルパイン、プロボおよびネボの3つの教育学区がある。大学はブリガム・ヤング大学とユタ・バレー大学の2つがある。
都市名の後の括弧内は法人化年を示す。
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