『幸せへのキセキ』(しあわせへのきせき、原題: We Bought a Zoo)は、2011年のアメリカ合衆国のヒューマンドラマ映画。ベンジャミン・ミーによる2008年の回顧録『We Bought a Zoo: The Amazing True Story of a Young Family, a Broken Down Zoo, and the 200 Wild Animals That Change Their Lives Forever』を原作とし、キャメロン・クロウが共同脚本と監督を務めた。
最愛の妻を亡くし、2人の子供を抱え、ロサンゼルスでコラムニストとして働いていたシングルファーザーのベンジャミン・ミー (マット・デイモン) は、人生と家庭を修復しようと仕事を辞めて街外れの広大な家を買う。そこはローズムーア動物公園といい、ケリー・フォスター (スカーレット・ヨハンソン) ら飼育員と47種の動物がいた。
資金難に苦しむ動物公園の運営は思うように行かない上、年頃で反抗的な息子のディランとの関係など、様々な障害の中でベンジャミンは挫けそうになるものの、亡き妻からの「贈り物」の資産、そして飼育員たちの尽力と動物公園の復活を望む地元住民の励ましで、なんとか再開園にこぎ着ける。そこに至るまでの様々な経験を通して、ベンジャミンはディランとの絆も取り戻し、妻を亡くした悲しみも癒えて行く。関係修復の過程でベンジャミンがディランへ伝えた、「たった20秒の勇気( 20 seconds of courage)」を持って自分の気持ちを相手に伝える大切さが1つのテーマとなっている。
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2009年2月、フォックスが原作の映画化権を購入し、ジュリー・ヨーンが製作に当てられた。2009年6月、アライン・ブロッシュ・マッケンナが脚本化を担当することが決まった。2010年3月、キャメロン・クロウがこの脚本の監督を検討していると報じられ、2010年5月、正式に監督に就いたことが、脚本の改稿を進めていることとともに伝えられた。
2010年6月にマット・デイモンの出演が決まった。2010年11月、ケリー・フォスター役にスカーレット・ヨハンソン、エイミー・アダムス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、レイチェル・マクアダムスが候補に挙がっていると報じられ、数日後にヨハンソンの出演が実現した。
トーマス・ヘイデン・チャーチは2010年10月、エル・ファニングとパトリック・フュジットは2010年11月にそれぞれ出演が伝えられた。
撮影は2011年1月、カリフォルニア州サウザンドオークスで50日間の予定で始まった。
2011年8月、アイスランドのミュージシャンでシガー・ロスのフロントマンであるヨンシーが映画音楽を作曲すると発表された。
2011年11月26日、12月23日の公開を前にアメリカ各地の映画館で一般試写会が行われた。
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