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グレッグ・ホランド


グレッグ・ホランド


グレゴリー・スコット・ホランドGregory Scott Holland, 1985年11月20日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州バーク郡モーガントン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

プロ入りとロイヤルズ時代

2007年のMLBドラフト10巡目(全体306位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。

2010年8月2日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。

2011年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズからのスタートだったが、13試合で防御率2.08と好成績を収めて5月にメジャー昇格。メジャーでも好投を続け、最終的な成績は46試合で防御率1.80、WHIP0.93、奪三振率11.10だった。後半戦は主にセットアッパーを務め、終盤にはクローザーとして4セーブを記録した。オフにはアーロン・クロウが先発に再転向することが決まり、ホランドにはホアキム・ソリアの後継者として期待が寄せられるようになった。

2012年の序盤は絶不調で4月の防御率は11.37だったが、その後は復調。7月31日にジョナサン・ブロクストンがシンシナティ・レッズに放出されてからはクローザーに昇格し、16セーブを記録した。

2013年はシーズンを通してクローザーを任され、50回のセーブ機会でアメリカンリーグ2位の47セーブを記録した。なお、シーズン47セーブは球団新記録となった。それまでの球団記録はダン・クイゼンベリーとジェフ・モンゴメリーが記録した45セーブ。

2014年2月12日にロイヤルズと467万5000ドルの1年契約に合意した。同年もクローザーを任され、2年連続でア・リーグ2位の46セーブを記録した。

2015年もクローザーを務め、32セーブを挙げていたが、過去2シーズン1.00台だった防御率は芳しくなく、3.83だった。不調の予兆は前年のオフからあり、投球フォームが定まらない状態になっていた。結局、9月末に肘の靭帯を損傷している事が判明したため、トミー・ジョン手術を受けることになった。これにより、2016年に投げられるかどうか、不透明な情勢となった。なお、離脱までに挙げていた32セーブはリーグ8位の数字である。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった。

ロッキーズ時代

2016年は未所属のまま1年間リハビリに励むと、2017年1月26日にコロラド・ロッキーズと1年契約を結んだ。開幕から抑えを務めると、自身3年ぶり3度目のオールスターに選出された。最終的にはナショナルリーグ最多の41セーブを記録し、セーブ王とカムバック賞に輝いた。オフの11月4日にFAとなった。

カージナルス時代

2018年3月31日にセントルイス・カージナルスと1年1400万ドルで契約を結んだ。傘下のAA級スプリングフィールド・カージナルスでの調整を経て4月9日にメジャー昇格したがカージナルスでは32試合に登板して0勝2敗、防御率7.92、セーブシチュエーションでの登板も僅か3度しか無く、しかも全て失敗と惨憺たる成績だった。7月27日にDFAとなり、8月1日に自由契約となった。

ナショナルズ時代

2018年8月7日にワシントン・ナショナルズと契約を結んだ。 移籍後は24試合に登板して2勝0敗4ホールド、防御率0.84と復調した。シーズン通算の最終成績は2勝2敗6ホールド、防御率4.66であった。オフの10月29日にFAとなった。

ダイヤモンドバックス時代

2019年1月31日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1年350万ドル+出来高350万ドルで契約を結んだ。クローザーとして起用され、最初の20登板は防御率1.37と好調だったが、次の20登板は防御率8.44と打ち込まれてしまった。8月7日にDFAとなり、9日に自由契約となった。40登板で1勝2敗17セーブ、防御率4.54の成績だった。

ナショナルズ傘下時代

2019年8月13日にナショナルズとマイナー契約を結んだ。オフにFAとなった。

ロイヤルズ復帰

2020年1月29日にプロ入り時の古巣であるロイヤルズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになったと報じられ、2月2日に正式公示された。7月23日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。この年は28試合に登板して3勝0敗6セーブ、防御率1.91、31奪三振を記録した。オフの10月28日にFAとなったが、12月14日にロイヤルズと1年275万ドルで再契約した。オプションとして最大150万ドルの出来高が含まれる。

2021年は57試合に登板して3勝5敗8セーブ、防御率4.85、53奪三振を記録した。オフの11月3日にFAとなった。

レンジャーズ時代

2022年3月16日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。4月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが、5試合に登板して0勝1敗、防御率7.71と結果を残せず、4月19日にDFAとなり、4月21日にFAとなった。

選手としての特徴

MLBの投手としては小柄だが、オーバースローから平均95.5mph(約153.7km/h)、最速100mph(約160.9km/h)のフォーシームと切れ味鋭いスライダーを主体とした三振狙いのスタイルが持ち味。この2球種で投球全体の約9割前後を占める。それ以外ではカーブ、チェンジアップ、2014年からはスプリッターも投げるようになった。

スライダーを投げる割合が非常に高いため、一部で故障の危険性を指摘する声もあったが、その心配は的中し、2016年は手術によってシーズンを全休した。

2014年まで例年フォーシームの球速は平均95.5~96.0mph(約154km/h)を計測していたが、2015年は93.6mph(約150.6km/h)にまで低下した。

詳細情報

年度別投手成績

  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

  • 最多セーブ投手:1回(2017年)

表彰

  • マリアノ・リベラ賞:1回(2014年)
  • カムバック賞:1回(2017年)

記録

  • MLBオールスターゲーム選出:3回(2013年、2014年、2017年)

背番号

  • 56(2010年 - 2015年、2017年 - 2019年)
  • 35(2020年 - 2021年)
  • 40(2022年)

脚注

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 H
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外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Greg Holland stats MiLB.com (英語)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: グレッグ・ホランド by Wikipedia (Historical)