大洗町(おおあらいまち)は、茨城県中部の県央地域に位置し、太平洋岸にある町。東茨城郡に属する。
茨城県の海岸線のほぼ中央に位置する港町で、茨城港大洗港区(旧・大洗港)を有する。苫小牧港との間に定期フェリーが就航しており、首都圏と北海道を結ぶ海上交通の結節点である。
年間約440万人が訪れる茨城県有数の観光地でもあり、アクアワールド・大洗(旧・大洗水族館)や大洗磯前神社、大洗シーサイドステーションなどの観光・商業施設、北関東最大の大洗サンビーチ海水浴場等で知られる。2012年に放送されたアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台になり、いわゆる聖地巡礼スポットとしても注目されている。
農業や沿岸漁業も盛んで、アンコウ・シラス・ハマグリ・紅あずま等の農水産物や、その加工品が特産物。また、東海村と並んで多くの原子力関連施設が立地する。
大洗鹿島線開業前の1966年までは、路面電車の茨城交通水浜線が水戸市との間を結んでいた。
2017年(平成29年)11月21日より、J2リーグの水戸ホーリーホックのホームタウンとなっている。
北関東随一の海水浴場を有する大洗町は以前より県内屈指の観光地として栄えた町だったが、2012年放映のアニメ『ガールズ&パンツァー』でその舞台が大洗町と設定されると、同作のヒットとともに町の知名度が急上昇した。同作には町にある実在の建物や店舗がいくつも登場しており、そこを目当てにした全国のファンが舞台となった町を訪れる、いわゆる「聖地巡礼」という形で観光に訪れるようになった。
前年に発生した東日本大震災の風評被害で観光業も打撃を受けていたこともあり、震災復興の願いも込めて、大洗町および関係各所も積極的な姿勢でタイアップを行った。地元の祭りに関連コーナーを設けるのみならず、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線によるラッピング車両、商店街各店舗にキャラクターのポップの設置、さらには自衛隊による実物の戦車の展示まで行った。鉄路での町の玄関口となる大洗駅構内の観光案内所では、各種戦車や大洗鹿島線車両の模型、ガルパン関連のご当地グッズなどが各種展示されており、グッズは売店で購入することが出来る。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou