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上野市駅


上野市駅


上野市駅(うえのしえき)は、三重県伊賀市上野丸之内にある、伊賀鉄道伊賀線の駅である。 駅が所在する伊賀市は伊賀流忍者の里として知られており、市内の主要駅である当駅は忍者市駅(にんじゃしえき、英: Ninja City Sta.)の愛称も持つ。

駅構内に伊賀鉄道の本社が併設されており、伊賀鉄道の車両基地(上野市車庫)もある。

歴史

  • 1916年(大正5年)8月8日:開業。上野駅連絡所(現・伊賀上野駅) - 上野町駅間開通に伴う開業で、当時の駅名は上野町駅であった。この時点の路線名は「伊賀軌道」であった。
  • 1917年(大正6年)12月20日:社名変更により伊賀鉄道(旧)の駅となった。
  • 1922年(大正11年)7月18日:伊賀鉄道の上野町駅 - 西名張駅間の開業により途中駅となった。
  • 1926年(大正15年)12月19日:社名変更により伊賀電気鉄道の駅となった。
  • 1929年(昭和4年)3月31日:会社合併により大阪電気軌道伊賀線の駅となった。
  • 1931年(昭和6年)9月26日:路線譲渡により、当駅も参宮急行電鉄へ譲渡。
  • 1941年(昭和16年)
    • 3月15日:大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、新発足した関西急行鉄道へ移管。
    • 9月10日:上野市駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)6月1日:太平洋戦争下の戦時合併により関西急行鉄道が近畿日本鉄道に改組され、同社へ移管。
  • 1973年(昭和48年)10月1日:貨物営業廃止。
  • 2002年(平成14年):第4回中部の駅百選に選定された。
  • 2007年(平成19年)10月1日:経営分離により伊賀鉄道(新)へ移管。
  • 2017年(平成29年)4月1日:伊賀線の公有民営化により近鉄から伊賀市へ譲渡。
  • 2019年(平成31年)
    • 2月22日:伊賀市が「忍者市駅」を愛称として駅舎に併記。
    • 2月27日:多言語対応の自動券売機を導入。
  • 2020年(令和2年)7月17日:駅舎が国の登録有形文化財に答申される。
  • 2021年(令和3年)2月4日:駅舎が国の登録有形文化財に登録される。

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ、行違い可能な地上駅である。駅舎は開業から1年後の1917年9月に完成したものを使用しており、木造3階建てで洋風の腰折屋根を十字方向に重ねた特徴的な外観を持っている。2020年7月17日に国の登録有形文化財に答申され、翌年2月4日に登録された。ホームへは構内踏切で連絡している。

トイレは改札内に設置されており、男女別で水洗式である。

のりば

付記事項
  • 伊賀神戸方面の一部列車は1番のりば発着に変更となる(※1番のりばは両方向の到着・出発に対応している)。
  • 上野市車庫との入出庫は2番のりば側しかできない(※駅ホームから入出庫することができないため、駅東側でスイッチバックを行って上野市車庫へ入出庫する)。
  • 側線(1線)を有している(※こちらも駅ホームから入出線することができないため、駅西側でスイッチバックを行わないといけない)。
  • 当駅を境に運転系統が分かれており、伊賀神戸方面と伊賀上野方面を通して乗る場合は、基本的に乗り換えを必要とするが、直通する列車も設定されている。
  • 当駅は伊賀鉄道線で唯一の夜間滞泊設定駅となっている。

特徴

  • ホームにある屋根のひさしに忍者の人形が張り付いている。
  • 駅名は「上野市」であるが、ホームには「忍者市駅」と記した手裏剣型の案内板がある。
  • 駅舎の壁や庇の上には黒色の小さな忍者像がある。
  • 駅舎内にある窓口は、定期券と近鉄特急の特急券うりばを兼ねている。特急券の販売は、伊賀鉄道へ移管した後も販売が継続されている。
  • 駅名となった上野市は2004年(平成16年)11月1日に実施した市町村合併で(周辺の市町村と合併して)伊賀市となった。自治体名としての上野市は消滅したが、駅名の改称は行われなかった。当時の所属事業者だった近畿日本鉄道(近鉄)は2007年(平成19年)10月1日に経営分離を行い、当駅を含む伊賀線の所属事業者は伊賀鉄道(新)に移管したが、この時も駅名の改称は行われなかった。
  • 当駅乗降人員

    近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通りで、伊賀鉄道の駅では伊賀神戸駅に次いで利用者数は2番目に多い。

    • 2015年11月10日:1,718人(乗車:998人、降車:720人)
    • 2015年11月10日:1,828人(乗車:1,018人、降車:810人)
    • 2012年11月13日:1,760人(乗車:847人、降車:913人)
    • 2010年11月9日:1,901人
    • 2008年11月14日:2,065人
    • 2005年11月8日:2,540人(当時近鉄伊賀線)

    利用状況

    主として通勤・通学に利用されるほか、伊賀市の中心駅として観光客も利用する。

    上野市駅の利用状況の変遷を下表に示す。

    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。

    駅周辺

    商業地の一角にあるが、民家が点在する。旧市役所や上野公園(上野城など)は駅北側、複合施設のビル(ハイトピア伊賀)や商店街は駅南側にある。なお、商業施設は駅南側に集中している。

    バス路線

    上野市駅から旧駅前広場を挟んだ場所にあった上野産業会館の前にのりばが並んでいため、停留所の名称は長らく「上野産業会館」だったが、駅前再開発により、上野産業会館が取り壊され、ハイトピア伊賀が完成した後、2013年3月4日に停留所を新駅前広場に移転し、同年4月1日に停留所名を「上野市駅」に改称した。同停留所には下記の各路線が乗り入れるが、各路線とも三重交通が運行する。

    (バス乗り場の出典:上野市駅(停留所案内図) - 三重交通)

    上野市駅が登場する作品

  • フォークシンガーの西岡たかしは、この駅をモチーフにした曲『上野市』(うえのまち)を作詞・作曲・歌唱しており、電車が伊賀神戸方面から桑町 - 茅町 - 広小路を経て当駅に向かう様子が描かれている。
  • 映画『忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻』(1983年公開)の藤子不二雄Aによる原作漫画では、主人公ハットリくんとその仲間たちが東京駅から東海道新幹線・関西本線経由で、伊賀上野駅から近鉄伊賀線(当時)に乗車し、当駅で下車する描写が見られ、当駅の駅舎も再現されている。なお、映画では伊賀上野駅の駅舎のみ登場する。
  • 隣の駅

    伊賀鉄道
    伊賀線
    西大手駅 - 上野市駅 - 広小路駅

    脚注

    注釈

    出典

    関連項目

    • 日本の鉄道駅一覧
    • 上野産業会館
    • その他の「上野駅」の一覧

    外部リンク

    • 上野市駅 - 伊賀鉄道
    • 伊賀鉄道上野市駅舎 - 国指定文化財等データベース(文化庁)

    Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 上野市駅 by Wikipedia (Historical)



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