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洞山良价


洞山良价


洞山良价(とうざん りょうかい)は、中国唐代の禅僧。諡は悟本大師。俗姓は兪。越州諸曁県の出身。五家七宗の一つ、曹洞宗の開祖。

高弟に曹山本寂(840年-901年)がおり、宗派の名は洞山とこの曹山から一字ずつとって当初は「洞曹宗」を名乗ったというのが通説の一つだが、諸説異論ある(中国における曹洞宗参照)。

略歴

幼少のころより仏門に入る。村院の師について学んだが、『般若心経』を唱えたとき、六根の釈義について問いつめるなど頭角を現したので、五台山の高僧である五洩霊黙のもとへ遣わされ、21歳のとき受戒した。

のち南泉普願にも薫陶を受け 、潙山霊祐にも師事 。最後に雲巌曇晟(うんがん どんじょう、782年-841年)を師と仰いだが、『人天眼目』によればこのとき「三種滲漏」などの真髄を相伝した。

武宗による会昌の廃仏(843年-845年)が起きたが、大過なくやりすごした。晩年に筠州洞山(江西省宜春市宜豊県)を開いて禅門の一院を創設(当初は広福寺、功徳寺、崇先隆報寺などの名だったが、宋代初頭以降、普利院と称した)。ここで『宝鏡三昧(宝鏡三昧歌)』を作した。門徒は500~1000人に達したという。

洞山が提唱したかたちの五位は、「正偏(しょうへん)五位」と称される。その思考を知る資料『洞山語録』がある。南陽慧忠の説いた「無情説法(生命を持たない、人でないものが人と同じように説法をしているという教え)」を追い求める過程で、川に映った自分の姿を見て大悟を得たとされ、「洞山過水」として禅画の画題となっている。

注釈

参考文献


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 洞山良价 by Wikipedia (Historical)