Aller au contenu principal

1972年の相撲


1972年の相撲


< 1972年 | 1972年のスポーツ

1972年の相撲(1972ねんのすもう)は、1972年の相撲関係のできごとについて述べる。

アマチュア

  • 11月3日 - 水若酢神社境内で隠岐古典相撲大会が初開催。

大相撲

できごと

  • 1月9日 - 1月場所初日。北の湖が18歳7ヶ月の史上最年少で入幕。初日から北の富士対琴櫻の横綱・大関戦が組まれ、従来の慣行を打ち破る取組が組まれた。
  • 1月16日 - 1月場所8日目の横綱・北の富士対貴ノ花戦で北の富士の右手が先についたとして、25代木村庄之助は貴ノ花に軍配を上げる。しかし、物言いがつき「かばい手」か「つき手」か論争となる。協議の結果軍配差し違えで北の富士の勝ちとなり、25代木村庄之助は謹慎処分に。
  • 1月23日 - 1月場所は栃東が優勝。11勝4敗の優勝は15日制になってからは最低の成績となった。
  • 1月27日 - 相撲協会の役員改選。一門の割り振りの関係で理事や監事(現副理事)になれない親方の中から「役員待遇」者を設け、各部の副部長に抜擢することとした。役員改選で高砂が新理事となり、新監事に出羽海と武隈が就任。事業部長は春日野。審判部長は一人となり高砂が就任、副部長に出羽海と二子山(役員待遇)。
  • 1月31日~2月6日 - ハワイ巡業。
  • 3月1日 - 25代木村庄之助が辞表を提出(6日受理)。庄之助は当面空位に。
  • 3月18日 - 井筒親方(元前頭2枚目鶴ヶ嶺)死去。
  • 3月24日 - 3月場所12日目の琴櫻-前の山戦を相撲競技監察委員会が無気力相撲と認定し、両力士の師匠に注意。監察委が無気力相撲を認定した初のケース。
  • 3月24日 - 3月場所で2度の軍配差し違えがあった22代式守伊之助に1日の謹慎処分。13日目は史上初の立行司なしとなった。
  • 4月25日 - 井筒部屋で後継者問題が起こる。陸奥(元前頭4枚目星甲)が井筒を襲名し、君ヶ濱(元関脇鶴ヶ嶺)は分家独立することになったが、弟子の所属を巡り両者でもめる。27日に錦洋と幕下3力士を君ヶ濱部屋に移籍させることで決着。
  • 5月15日 - 5月場所初日。先場所途中休場した前の山が大関から陥落して関脇となる。
  • 7月2日 - 7月場所初日。史上初の5関脇に。
  • 7月16日 - 7月場所は高見山大五郎(高砂部屋)が外国出身力士として初めて幕内最高優勝を果たす。
  • 8月23日 - 7月場所で優勝した高見山がハワイへ凱旋。現地で優勝パレードを行う。
  • 8月28日 - 9月場所の番付が発表され、牧本は初土俵以来、12年76場所目で新入幕。これは当時の新入幕までの最遅記録となった。また、公傷制度が初めて適用され、幕下宍戸、十両の大潮と鷲羽山が前地位に張り出しとなった。
  • 9月17日 - 9月場所8日目に天皇、皇后観戦。
  • 9月24日 - 9月場所千秋楽に皇太子一家観戦。貴ノ花輪島戦は大相撲史上屈指の名勝負として語り継がれている。
  • 9月27日 - 番付編成会議で貴ノ花(二子山部屋)と輪島(花籠部屋)の大関同時昇進が決定。
  • 11月24日 - 22代式守伊之助の26代木村庄之助襲名が決定し、伊之助は空位となる。
  • 11月26日 - 11月場所で琴櫻が優勝。年6場所制導入後、はじめて6場所とも幕内優勝者が異なるという結果となった。

本場所

  • 一月場所(蔵前国技館・9日~23日)
    幕内最高優勝 : 栃東知頼(11勝4敗,初)
     殊勲賞-輪島、敢闘賞-福の花、技能賞-栃東
    十両優勝 : 増位山昇吾(12勝3敗)
  • 三月場所(大阪府立体育館・12日~26日)
    幕内最高優勝 : 長谷川勝敏(12勝3敗,初)
     殊勲賞-魁傑、敢闘賞-長谷川、技能賞-魁傑
    十両優勝 : 朝登俊光(12勝3敗)
  • 五月場所(蔵前国技館・14日~28日)
    幕内最高優勝 : 輪島博(12勝3敗,初)
     殊勲賞-輪島、敢闘賞-魁傑、技能賞-貴ノ花
    十両優勝 : 若ノ海正照(12勝3敗)
  • 七月場所(愛知県体育館・2日~16日)
    幕内最高優勝 : 高見山大五郎(13勝2敗,初)
     殊勲賞-高見山、敢闘賞-貴ノ花、技能賞-貴ノ花
    十両優勝 : 大雄辰實(10勝5敗)
  • 九月場所(蔵前国技館・10日~24日)
    幕内最高優勝 : 北の富士勝昭(15戦全勝,9回目)
     殊勲賞-栃東、敢闘賞-黒姫山、技能賞-栃東
    十両優勝 : 栃富士勝健(10勝5敗)
  • 十一月場所(福岡スポーツセンター・12日~26日)
    幕内最高優勝 : 琴櫻傑將(14勝1敗,3回目)
     殊勲賞-高見山、敢闘賞-福の花、技能賞-増位山
    十両優勝 : 若二瀬唯之(11勝4敗)
  • 年間最優秀力士賞:貴ノ花満(58勝32敗)
  • 年間最多勝:輪島博(63勝27敗)

誕生

  • 1月7日 - 玉春日良二(最高位:関脇、所属:片男波部屋、年寄:片男波)
  • 1月27日 - 富風悟(最高位:十両8枚目、所属:尾車部屋)
  • 2月14日 - 武双山正士(最高位:大関、所属:武蔵川部屋、年寄:藤島)
  • 2月16日 - 土佐ノ海敏生(最高位:関脇、所属:伊勢ノ海部屋、年寄:立川)
  • 3月2日 - 琴龍宏央(最高位:前頭筆頭、所属:佐渡ヶ嶽部屋)
  • 3月8日 - 千代の若秀則(最高位:十両9枚目、所属:九重部屋)
  • 3月27日 - 大吉(幕内呼出、所属:東関部屋→八角部屋)
  • 5月12日 - 和歌乃山洋(最高位:小結、所属:武蔵川部屋)
  • 6月16日 - 大碇剛(最高位:前頭11枚目、所属:伊勢ノ海部屋、年寄:甲山)
  • 7月2日 - 嵐望将輔(最高位:幕下13枚目、所属:二子山部屋→貴乃花部屋、世話人:嵐望)
  • 7月15日 - 北勝光康仁(最高位:十両10枚目、所属:八角部屋)
  • 7月24日 - 魁皇博之(最高位:大関、所属:友綱部屋、年寄:浅香山)
  • 7月24日 - 床九(一等床山、所属:九重部屋)
  • 8月12日 - 貴乃花光司(第65代横綱、所属:藤島部屋→二子山部屋)
  • 8月30日 - 須佐の湖善誉(最高位:十両2枚目、所属:北の湖部屋)
  • 9月2日 - 4代木村朝之助(幕内格行司、所属:高砂部屋)
  • 10月9日 - 床哲(一等床山、所属:高田川部屋)
  • 10月18日 - 琴嵐佳史(最高位:十両9枚目、所属:佐渡ヶ嶽部屋)
  • 10月21日 - 琴岩国武士(最高位:十両12枚目、所属:佐渡ヶ嶽部屋)
  • 10月28日 - 琴乃峰篤実(最高位:十両13枚目、所属:佐渡ヶ嶽部屋)
  • 12月20日 - 力櫻猛(最高位:前頭4枚目、所属:鳴戸部屋)

死去

  • 1月25日 - 常陽山正治(最高位:十両筆頭、所属:出羽海部屋、* 1903年【明治36年】)
  • 3月1日 - 青葉山徳雄(最高位:前頭4枚目、所属:陣幕部屋→小野川部屋→陣幕部屋、* 1913年【大正2年】)
  • 3月18日 - 鶴ヶ嶺道芳(最高位:前頭2枚目、所属:井筒部屋→双葉山道場→時津風部屋、年寄:井筒、* 1912年【明治45年】)
  • 4月27日 - 小松山貞造(最高位:前頭3枚目、所属:井筒部屋→双葉山道場、年寄:甲山、* 1913年【大正2年】)
  • 5月27日 - 山錦善治郎(最高位:関脇、所属:出羽海部屋、* 1898年【明治31年】)
  • 10月9日 - 九州錦正男(最高位:前頭2枚目、所属:宮城野部屋、* 1921年【大正10年】)
  • 10月20日 - 阿久津川高一郎(最高位:前頭筆頭、所属:錣山部屋→高砂部屋、* 1897年【明治30年】)
  • 11月7日 - 立汐祐治郎(最高位:前頭13枚目、所属:高砂部屋、* 1888年【明治21年】)

脚注

Giuseppe Zanotti Luxury Sneakers

参考文献

  • 『相撲』誌各号
  • 『激動の昭和スポーツ史 12 相撲 下』ベースボール・マガジン社、1989年。 
  • 『大相撲「戦後70年史」 : 1945-2015 : 永久保存版』ベースボール・マガジン社、2015年。ISBN 978-4-583-62292-7。 

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 1972年の相撲 by Wikipedia (Historical)


ghbass