1999年(平成11年)、当時17歳でリリースしたデビューシングル「Love, Day After Tomorrow」がプロモーションとしてのTV出演もなく、更にはノンタイアップにも関わらず売上140万枚(オリコン調べ)の新人としては異例の大ヒットとなる。さらに、デビューシングルが大ヒットしているさなかに発売された2ndシングル「Stay by my side」もノンタイアップながらオリコン初登場1位を記録し、自身3位のシングル売り上げ枚数となる。続く3rdシングル「Secret of my heart」は初のタイアップがつきオリコン2位に初登場し出荷枚数にして100万枚を突破する記録的大ヒットとなった。以降も継続的にヒットし、1stアルバム『delicious way』は売上350万枚以上(オリコン調べ)、出荷枚数にして400万枚を突破する空前の大ヒットとなった。以降、リリースしたシングルが全てオリコントップ10入りを記録中(2022年現在、42作連続オリコンTOP10入り)。2005年(平成17年)3月に立命館大学を卒業後は、音楽活動に専念。2014年(平成26年)12月、単独ライブ公演回数は300回を突破する。現在までにCD総売上枚数2000万枚を記録している。台湾や中国でも人気があり、台湾のヒットチャートでも1位獲得をしているほか、台湾の人気歌手・孫燕姿とのコラボレーションもしている。アジアで最も影響力のあるアーティストと言われている。
東京・大阪で計4日間行われたGIZA studioバレンタインコンサートに、同じ事務所の愛内里菜・GARNET CROWと共に出演。観客にはメッセージカードとチョコレートがプレゼントされた。またこのライブに先駆けて、WindowsMedia9シリーズ発表イベント『Digital Media Night』とバレンタインライブが同時開催され、そのライブ映像がWindows Media Player9シリーズのサイトでオンデマンド配信された。
「kiss」がSEE BREEZEのCM曲となり、同製品のCMへの2度目の出演となる。
α-STATIONにて倉木パーソナリティーによるラジオ番組『Mai K Baby I Like』がスタートした。
3月発売された「Time after time〜花舞う街で〜」から3ヶ月間連続でシングルがリリースされた。
スポニチ創刊55周年記念『ファミリーマート・ドリームマッチ 横浜F・マリノス対レッジーナ・カルチョ』のテーマ曲に『If I Believe』の「SAME」が選ばれた。
第54回NHK紅白歌合戦に初出演し、地元である京都の教王護国寺(通称、東寺)からの中継で、五重塔を背後に「Stay by my side」を歌った。これは、NHK紅白歌合戦初の国宝からの中継となった。
2004年
1月1日にベストアルバム『Wish You The Best』発売。オリコン1位に初登場、最終的には4週連続1位を独走し100万枚を突破するヒットに。
全国ホール・ライブツアー『Mai Kuraki 2004 Live Tour Wish You The Best〜Grow, Step by Step〜』が4月から7月にかけて行われた。このツアーで、単独ライブ通算100回を7月4日仙台サンプラザで達成した。また、ツアーと連動するかたちで、ライブドアのブログにて「Mai-K Diary」と題して本人による日記やツアーレポートが書かれた。他にもライブ配信、インタビュー、ブログをまとめたオリジナルアルバムのプレゼントなどの企画も行われた。
10月19日、37thシングル「Your Best Friend」をリリース。また、ライブDVD「HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE 2010」も同日に発売される。
10月22日、東日本大震災復興チャリティーライブ『Mai Kuraki Premium Live One for all, All for one』を開催(日本武道館)。
11月23日、初のDVDシングル「Strong Heart」をリリース。
12月31日、カウントダウンライブ『Mai Kuraki Countdown Live 11-12 〜Dragon Heart〜』を開催(パシフィコ横浜 - 国立大ホール)。
2012年
1月11日、10thアルバム『OVER THE RAINBOW』をリリース、オリコン2位初登場を記録。
1月21日 - 3月24日まで、アルバムを引っさげての全国ツアー『Mai Kuraki Live Tour 2012 〜OVER THE RAINBOW〜』を敢行(全国16公演)。
3月14日、ライブDVD『Mai Kuraki Premium Live One for all, All for one』をリリース。
4月13日、マカオで開催されたアジア最大の音楽祭<2012 Channel [V] “Migu” Chinese Music Award>にて、アジアで最も影響力のある日本人歌手として「The Most Popular Asian Influential Japanese Singer」を受賞。
4月22日、東京国際フォーラムで開催された「アースデイコンサート」に出演。
6月 - 、NGWジャパンのアイスフィールドCMイメージキャラクターとしてCM出演。
8月15日、38thシングル「恋に恋して/Special morning day to you」をリリースしオリコンチャート7位に初登場しデビューから38作連続TOP10入りの記録を更新。また、ライブDVD「Mai Kuraki Live Tour 2012 〜OVER THE RAINBOW〜」も同日に発売。
4月20日、「billboard classics 20th Anniversary Mai Kuraki premium symphonic concert 2019」東京文化会館にて開催。5月1日には兵庫県立芸術文化センターにて開催。
6月、カラオケDAMの「DAM CHANNEL」6月号のカバーアーティストに起用される。
7月19日、中国・北京を皮切りに「20th Anniversary 倉木麻衣 Live Project 2019 in Asia」を8月3日の台湾公演まで開催。全公演チケットソールドアウトとなり大成功となった。
8月17日、神奈川を皮切りにライブツアー『20TH ANNIVERSARY MAI KURAKI LIVE PROJECT 2019』を10月26日まで開催。
12月25日、歌手デビュー20周年を記念した自身初のシングルコレクション『Mai Kuraki Single Collection 〜Chance for you〜』がリリースされた。
2020年
6月1日、『Mai Kuraki Treasure Book ~倉木麻衣トレジャーブック~』を発売。
6月24日、ライブ映像作品『20th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2019 "Let's GOAL!~薔薇色の人生~"』をリリース。オリコンDVDランキング12位を記録する。当初は同年4月29日に発売予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け発売を延期していた。
10月4日、all at onceの配信シングル「JUST BELIEVE YOU」の作詞を担当。今作は倉木にとって初の楽曲提供となる。またこの楽曲には、2000年発売のシングル「Secret of my heart」がサンプリングされた。
2009年(平成21年)でデビューから10周年を迎え、これまで控えていたメディアへ10周年記念と称してテレビ等の出演が増加した。2月13日、ミュージックステーションに初めて生出演した(歌唱曲は「touch Me!」)。これを皮切りに『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』、『月光音楽団』など多数の音楽番組、また『笑っていいとも!』の一コーナーである『テレフォンショッキング』(生放送)にも、吉川ひなのの紹介で初出演した。
倉木は日本国外のアジア諸国、特に東アジアでも高い認知度を誇り、特に『名探偵コナン』シリーズにおけるタイアップで知られる。デビューアルバム『delicious way』はアジア圏でもリリースされ、特に中国では「Love, Day After Tomorrow (CHINA BEAT MIX)」がボーナストラックとして収録された中国盤が発売された。
2007年6月7日には中国・済南市で開催された「A3チャンピオンズカップ2007」のオープニングイベントで、大会テーマソングとなった自身の楽曲「Born to be Free」を披露した。同年6月16日には台湾で最大の音楽賞金曲奨に、日本代表のプレゼンターとして参加、「Secret of my heart」のパフォーマンスを行ったほか、同年11月には国立台湾大学総合体育館で自身初の海外単独公演を行う。同年9月には韓国・ソウルで開催された「アジア・ソング・フェスティバル」に出演する。
デビュー10周年となる2009年11月には自身初の海外ツアーとして「10th Anniversary Mai Kuraki Live Tour 2009“BEST”ASIA TOUR」を行い、台北、ソウル、香港、上海の4都市を回った。この年はアジア各国のテレビ番組にも出演し、特に韓国において大きな影響力を誇る音楽番組『M COUNTDOWN』にも出演した。2011年5月には中国・北京のファッションアワード「TGC GIRLS COLLECTION in Beijing」に日本人代表として参加したほか、同年9月には同じく北京に位置する「北京国家体育場」にて開催された「中日韓友好音楽祭」にも出演した。
このほか海外単独公演としては、2014年の台北公演「倉木麻衣 Live Project 2014 BEST ~Premium in Taiwan~」、2016年の中国ツアー(上海、広州、杭州)「“Time After Time” 中国 Live Tour」のほか、2019年の自身2度目となるアジアツアー「20TH ANNIVERSARY 倉木麻衣 LIVE PROJECT 2019 in Asia」(北京、深圳、台北)がある。2018年10月には中華圏での高い人気から、パルコの国慶節キャンペーンにおいてタイアップを行う。翌年1月には同社の春節キャンペーンにも参加した。また倉木は、2020年10月時点で中国最大のSNS・Weiboにおいて日本人として9位のフォロワー数を誇っている。
アジア圏のアーティストとのコラボレーションも盛んに行っており、2003年にシンガポール出身のC-POP歌手・孫燕姿と共に「Tonight, I feel close to you」と「My story, Your song」の2曲をレコーディングしたほか、2011年には、中国の俳優/歌手・アレックス・ルーと共に「Brave your heart」を収録。この楽曲は日中友好40周年記念映画『明日に架ける愛』の主題歌として使用され、翌年に倉木のアルバム『OVER THE RAINBOW』に収録された。このほか、2014年に開催された自身の台北公演で、現地の歌手・鄧福如と共に倉木の楽曲「STAND BY YOU」と「Tonight, I feel close to you」を披露している。
北米での活動
シングル「Love, Day After Tomorrow」での日本デビューに先駆けて、Mai-Kの名義で1999年10月16日にシングル「Baby I Like」をリリースし、全米デビューを果たしている。音楽誌にもPR広告を出すなどのプロモーションが取られたが、本国チャートにはランクインせず、商業的には失敗に終わった。日本でのブレイク後である2002年1月10日には全米デビューアルバム『Secret Of My Heart』を発売したが、こちらも北米では主だった商業的成績を収めることはできなかった。2006年6月21日にはシングル「Diamond Wave」のリミックス「Diamond Wave (Grand Bleu Mix)」をMai-K名義で全米リリースしたほか、2011年3月18日にはマイケル・アフリックとのコラボレーションシングル「Love One Another」を倉木麻衣名義で全米リリースしている。
ロシアでの活動
2012年にはロシア・モスクワに渡り、モスクワシンフォニーオーケストラと共に共演。自身の楽曲を新たにシンフォニックアレンジしたものをレコーディングした。この際の楽曲及び映像は『Mai Kuraki Symphonic Collection in Moscow』に収録されている。また、2016年4月22日にはサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場 コンサートホールで行われた「日露文化交流スペシャルコンサート」に出演。同ホールでパフォーマンスを行った初の日本人ポップス歌手となった。
慈善活動など
環境問題に関する活動
2006年4月22日、全国FM放送協議会が主催、コスモ石油が協賛するコンサート『コスモアースコンシャスアクト・アースデー・コンサート』に出演。これに先立って、ケニアの環境保護活動家・ワンガリ・マータイとの対談を行う。これらの経験を通して、倉木はその後のキャリアの中でも環境に配慮した形の活動を行っていくこととなる。同年6月21日にはこれらの経験からインスパイアされた楽曲「Diamond Wave」をリリースする。また同年、倉木は政府主導の温室効果ガス抑制プロジェクト「チーム・マイナス6%」にも加入、期間限定ブログとして『倉木麻衣の地球にちょっと良い話』を開始する。この時期には、当時環境大臣を務めていた小池百合子とも積極的に連携し、ラジオ番組『ディア・フレンズ』における環境についての対談や、コラボ風呂敷の販売、倉木のツアー『Mai Kuraki LIVE TOUR 2006 DIAMOND WAVE』への小池のトーク出演などが行われた。
2008年3月19日にリリースされた「夢が咲く春/You and Music and Dream」は、森林管理協議会に認証された紙で制作されたジャケットを採用、初回限定盤にはエコバッグを封入するなど、環境に配慮した作品であった。
2013年に行われたライブツアー『Mai Kuraki LIVE PROJECT 2013 "RE:"』は、様々な言葉へ変化する"RE:"をテーマに掲げ、ツアーグッズやDVDも様々な問題に配慮したものが制作された。この模様を収録した同名のDVDパッケージにはリサイクル可能を利用し、環境に配慮した印刷製品にのみに表示される『グリーンプリンティングマーク』最高レベルのスリースターを取得した。
2014年3月、国際協力機構(JICA)のプロジェクト「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の一環として、カンボジアを視察する。この視察中、倉木は現地の学校で音楽の授業を行ったり、博物館でカンボジアの歴史を学んだりするなど様々な活動を行った。同年8月27日には、この経験にインスパイアされた楽曲「STAND BY YOU」をリリース、この楽曲は倉木のカンボジア訪問を追ったドキュメンタリー番組「倉木麻衣 カンボジアの詩 ~それが夢のはじまりになる~」の主題歌として採用された。
このカンボジア訪問をきっかけに、倉木は日本ユネスコ国内委員会の全面協力の元、ユネスコによる「世界寺子屋運動」の一環として、カンボジアに寺子屋を設立するプロジェクト「みんなでカンボジアに寺子屋をたてよう!プロジェクト」を開始する。寺子屋の設営及び運営に掛かる資金を募るため、2014年12月にはライブグッズとしてオリジナル絵本『STAND BY YOU』を販売、翌年4月にはファッションブランド「チチカカ」とのコラボレーションTシャツ「Stand by youコラボレーションTシャツ」を販売、また、2015年12月にはヤフオク!のサービス「reU funding」と「Yahoo!ネット募金」を通してオークション・寄付金募集を募るなど、多くの活動を行う。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の直後から、倉木は多くの支援活動を行ってきた。
震災発生から約1週間後の同年3月19日に長居スタジアムで行われたサッカーの慈善試合「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」に国歌斉唱アーティストとして無償で参加する。翌月11日にはチャリティー配信シングル「あなたがいるから」をリリース、収益の全額が日本赤十字社を通して震災義援金として寄付された。また同年8月31日にはフィギュアスケーターの荒川静香とのコラボレーション動画「荒川静香×倉木麻衣チャリティームービー『あなたがいるから ~Fantasy on Ice 2011~』」、同9月7日には倉木と荒川のコメントが収録された音源「あなたがいるから ~Fantasy on Ice 2011 ver.~」も配信、双方とも収益は全額義援金として寄付された。2021年3月11日には「あなたがいるから 〜2021 ver.〜」と題打った新たなバージョンをYouTubeで公開した。また、国外ではマイケル・アフリックとのコラボレーション楽曲「Love one another」が配信シングルとしてリリースされ、こちらも収益の全額が義援金として寄付された。
同年8月11日には震災で大きな被害を受けた宮城県女川町の総合グラウンドで炊き出しとミニコンサートを行う。女川町と倉木との関りはこの後も継続しており、2014年10月23日には女川町立女川中学校で音楽鑑賞会を行い、2016年7月10日には音楽フェス「我歴STOCK in 女川」に出演。2017年4月1日にはツアー「Mai Kuraki Live Project 2017 “SAWAGE LIVE”」の一公演として女川町総合体育館でコンサートを行った。また、2022年3月には、震災直後に開局し当時倉木も出演した、女川町のローカルFM局「Onagawa FM」の番組「おながわなう」の最終回にゲストとして登場した。
同年11月22日には日本武道館で東日本大震災のチャリティーライブ「Mai Kuraki Premium Live One for all, All for one」を行う。本公演及び本公演を収録した同名の映像作品による収益の一部は行政機関を通して被災地に寄付された。
2013年に行われたツアー『Mai Kuraki LIVE PROJECT 2013 "RE:"』のパンフレットには、日本製紙の石巻工場で抄造されていることから、東日本大震災の災害復興支援商品として認定されている、モンテルキアを利用したツアーパンフレットを販売するなど、イベントや寄付以外での形でも被災地支援を行った。同年1月30日には青森県八戸市で開催された「三陸復興・種差海岸国立公園化推進シンポジウム&復興応援コンサート」に出演、また同年6月9日には宮城県岩沼市で開催された植樹祭「-瓦礫を活かす-森の長城プロジェクト」にも参加した。
また、倉木は海外作家の起用も積極的に行っており、特にボストンに存在する音楽制作チーム「Cybersound」とは、1999年の全米デビュー曲「Baby I Like」当時から今に至るまで、主に編曲の面で連携している。同チームに所属するアーティストのマイケル・アフリックはシングル「NEVER GONNA GIVE YOU UP」でボーカルとして参加して以降、「boyfriend」や「Love one another」といった楽曲でも共演しているほか、Cybersoundが制作した倉木の楽曲でコーラスを担当することも多い。ライブでの共演も何度か経験しており、2010年に発売されたアフリックのアルバム『MICHAEL AFRICK』に倉木も参加している。
また、倉木からの影響を受けていることや、倉木のファンであることを公言する著名人も数多く存在する。中でも、声優・歌手の小松未可子は倉木の大ファンであることを公言しており、フジテレビNEXTの音楽番組『あたしの音楽』や文化放送系ラジオ番組『リッスン? 〜Live 4 Life〜』への出演、倉木のナタリーでの対談など各メディアで共演を果たしている。また、2018年にリリースされた倉木の楽曲「今宵は夢を見させて」にも小松が出演している。シンガーソングライターでバンドFLOWER FLOWERのメンバーでもあるYUI(yui)はオーディションの際、倉木の「Like a star in the night」を歌唱した。タレント・歌手のリア・ディゾンは2022年に行われたインタビューで倉木や宇多田ヒカル、SPEEDなどからの影響を公言している。そのほか、E-Girls、Flower、DANCE EARTH PARTYの元メンバーDream Shizukaなども倉木のファンであることを公言している。
音楽界以外ではユンソナや高橋尚子、貴乃花光司、石垣佑磨などの人物が倉木のファンを公言している。また、台湾出身の小説家李琴峰は倉木の「Time after time〜花舞う街で〜」などを聴いて日本語を勉強したと語っている。
記録・受賞など
倉木は1999年のデビュー以降、日本ゴールドディスク大賞を含む複数の音楽賞で受賞・ノミネート歴を持つ。また日本国内だけでなく、中国や香港をはじめとするアジア圏の国でもいくつかの受賞を受けている。特に2017年に受けた「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」(『名探偵コナン』シリーズ主題歌の担当数:当時21曲)によるギネス世界記録は多くのメディアに取り上げられ話題となり、記録を記念したコンピレーション・アルバム『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-』も発売された。
ギネス世界記録「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」:『名探偵コナン』の主題歌を、2000年のテレビシリーズエンディング曲「Secret of my heart」から2017年4月公開の映画作品『名探偵コナン から紅の恋歌』主題歌「渡月橋 〜君 想ふ〜」まで、21曲担当したことに伴う物で、2017年7月25日に記録認定された。また同記録は現在も更新中であり、2022年4月現在、倉木は25曲の『名探偵コナン』主題歌を担当している。
Billboard Japan Music Award 2009で「Billboard JAPAN Top Pop Artist 2009(優秀ポップアーティスト賞)」にノミネート。
香港の公営放送局RTHK開催の21st RTHK International Pop Poll Awardで「Beautiful」が『Top Japanese Gold Song』を受賞。
チャイニーズミュージックアワード2012で、アジアで最も影響力のあるアーティストとして「The Most Popular Asian Influential Japanese Singer」を受賞。日本人では浜崎あゆみ(2002年)に次いで史上2人目。
Billboard Japan Music Award 2013で「Billboard JAPAN Animation Artist of the Year 2013(優秀アニメソングアーティスト賞)」にノミネート。
第7回若者力大賞〈若者力大賞〉受賞 2015(ボランティア活動などの貢献により送られる賞)
第25回 東方風雲榜音楽盛典(CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS)で、アジア風雲歌手(アジアで最も影響力のある歌手)を受賞。
LINE BLOG「2021年7月 LINE BLOG月間MVP」選出。
『国際女性デー表彰式|HAPPY WOMAN AWARD 2022 for SDGs 』にて個人部門を受賞。
サポートメンバー及び関連人物
マイケル・アフリック
倉木のデビュー時から様々な楽曲でコラボレーションを重ねるボストンの歌手。4thシングル「NEVER GONNA GIVE YOU UP」ではフィーチャリングを務めたほか、2009年と2010年に開かれた『HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE』でも「boyfriend」で共演している。倉木が最も共演することの多いアーティスト。
『Mai Kuraki Live Tour 2005 LIKE A FUSE OF LOVE』のみのサポートメンバーで、EXPERIENCE同様黒人アーティスト4名で構成されている。2006年以降は特定のツアーバンドは置かれていないが、Purple Hazeのドラマーであるマービン・レノアーは翌2007年まで継続してドラムを担当していた。
倉木の所属事務所の先輩にあたり、二人は1999年8月に開催されたZARDの船上ライブ「Cruising & Live at the PACIFIC VENUS」にて初対面を果たした。その際、倉木は「とても緊張してしまい、手が震えてしまった」と語っている。この事の縁があってか、2019年2月1日放送された、ミュージックステーション「テレビ朝日開局60周年記念 3時間スペシャル」内にて、坂井が生前最後に出演した回(1993年2月5日 O.A)を元に、ZARDの名曲『負けないで』をHDリマスターとハリウッドの最新技術によて駆使し、一夜限りのコラボレーションが実現された。公式な音源は後に、12thアルバム『Let's GOAL! 〜薔薇色の人生〜』の初回限定盤ボーナスCDとして収録されている。また倉木は、坂井の没後にリリースされたZARDのシングル「素直に言えなくて」にバッキングボーカルとして参加したほか、2009年のフィルムコンサート「What a beautiful memory 2009」にもゲスト出演している。
倉木は1999年に全米デビューシングル「Baby I Like」を発表後、同年12月に「Love, Day After Tomorrow」を日本デビューシングルとしてリリース。本作は約140万枚を売り上げた。続いて発表したデビューアルバム『delicious way』は累計売上400万枚を超えるヒットとなり、平成30年間でのアルバム売上10位となった。その後リリースされた2~4枚目のアルバム『Perfect Crime』、『FAIRY TALE』、『If I Believe』もすべて1位を記録し、2004年にリリースした初のベストアルバム『Wish You The Best』はミリオンヒットとなった。また、2002年1月には全米デビューアルバムとなる『Secret Of My Heart』もリリースしている。
2005年に発表した5作目のアルバム『FUSE OF LOVE』では商業的成功を逃したが、2009年発表の8枚目のアルバム『touch Me!』は大規模なプロモーション活動もあり、自身約4年ぶりの1位を記録。同年リリースしたベストアルバム『ALL MY BEST』は25万枚以上を売り上げる大ヒット作となり、先行シングル「Beautiful」は自身約7年ぶりの最高位であるオリコン2位を記録した。
2017年に発表したシングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」は映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のテーマ曲として大ヒット。25万ダウンロード、7.6万枚を売り上げ、倉木が2010年代に発表したシングルとしては一番のヒット作となった。また、同アニメと倉木との関係は深く、2000年に発表したシングル「Secret of my heart」以来、23曲を『名探偵コナン』シリーズに提供している。同年に発売された同アニメとのコラボレーションアルバム『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-』はBillboard Japan Hot Albums年間チャートに2年連続(2017・2018年)でランクインするなどのロングヒットとなった。
2019年12月には、自身初のシングルコレクションでありデビュー20周年を記念して制作された『Mai Kuraki Single Collection 〜Chance for you〜』が発売された。2021年3月には配信シングル「ZEROからハジメテ」の発売と共に、自身が手掛けた『名探偵コナン』の主題歌全24曲を音楽ストリーミングサービスにて解禁(現在は25曲)。
同年10月27日には、およそ2年ぶりのスタジオ・アルバム『unconditional L♡VE』がリリースされた。
2024年7月にはデビュー25周年を記念してキャリア初となるEP(ミニ・アルバム)『forever for YOU』をリリース予定。