ファイエット郡(英: Fayette County)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州の南部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は46,039人であり、2000年の47,579人から3.2%減少した。郡庁所在地はファイエットビル町(人口2,892人)であり、同郡で人口最大の都市はオークヒル市(人口7,730人)である。
ファイエット郡は1831年2月28日に成立したバージニア州議会の法により設立され、郡域はグリーンブライア郡、カナー郡、ニコラス郡、ローガン郡のそれぞれ一部が合された。郡名はアメリカ独立戦争のときに大陸軍を支援して重要な役割を演じたラファイエット侯爵に因んで名付けられた。バージニア州にそれ以前にファイエット郡があったが、ケンタッキー州を創るときに移管されていた。バージニア州の記録では、1780年から1792年にファイエット郡があり、1831年から1863年まで別のファイエット郡があったことになっている。どちらもラファイエット侯爵に因む命名だったが、現在のバージニア州にはファイエット郡が無い。
1850年、郡領域のかなりの部分が削られ、ローリー郡が設立された。ファイエット郡は、南北戦争中にバージニア州から分離しウェストバージニア州の設立に加わった50郡の1つである。1871年、ウェストバージニア州議会がファイエット郡の小部分をサマーズ郡の設立に使った。
1900年3月郡内のレッドアッシュで炭鉱の大事故が起き、46人の坑夫が死亡した。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は668平方マイル (1,730.1 km2)であり、このうち陸地664平方マイル (1,719.8 km2)、水域は4平方マイル (10.4 km2)で水域率は0.66%である。オークヒルの南西にある貯水池プラムオーチャード湖は州内第2の大きさの湖である。
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
次のリストは郡内の未編入町であるが、これで全てではない。
ファイエット郡では昔から石炭鉱業が盛んであり、現在も地域の主要雇用主となっている。マウントホープの西、アメリカ国道19号線沿いにはジョージア・パシフィック製材所がある。アロイの町には大型の金属合金工場がある。ウェストバージニア州唯一の最大警備刑務所であるマウントオリーブ矯正施設も郡内にある。
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