Aller au contenu principal

岩田清文


岩田清文


岩田 清文(いわた きよふみ、1957年〈昭和32年〉2月3日 - )は、日本の陸上自衛官。第34代陸上幕僚長、第33代北部方面総監。

概要

徳島県出身。1等陸佐までの職種は機甲科。初代統合幕僚長を務めた先崎一陸将以来10年ぶりとなる北部方面総監からの陸幕長就任となった。北部方面総監時代の要望事項は「任務即応・訓練精到・地域連携」。約3年にわたり陸上幕僚長を務め、次期統合幕僚長の候補と目されていたが、在任後期には数多くの重大事案が発生。最後は北部方面隊の然別演習場において、隊員による小銃誤射事案が決定打となり、同事案の管理監督責任を取る形で退官に追い込まれた。

選択出版によると、陸上自衛隊の制服を、2018年末に現行のモスグリーンから、統合幕僚監部のイメージカラーである「紫色」に変更する構想は、統幕長を狙いながら勇退を余儀なくされた岩田の「置き土産」であるとされる。ほか、週刊ダイアモンドによると、陸上自衛隊の特別儀仗隊の制服が52年ぶりに変更されたことに続く第2陣として「常装」のモデルチェンジが行われる予定であり、陸上自衛官13.9万人が対象となる。新制服は統合幕僚監部のカラーである「紫色」に変更されるとされ、新制服への変更を強く推したのは、「昨年6月に退任した元陸上幕僚長」であるとされている。

略歴

  • 1979年(昭和54年)3月:防衛大学校卒業(第23期・電気工学)
  • 1993年(平成05年)7月:2等陸佐
  • 1997年(平成09年)8月1日:第4戦車大隊長兼玖珠駐屯地司令
  • 1998年(平成10年)1月1日:1等陸佐
  • 1999年(平成11年)7月9日:陸上幕僚監部防衛部運用課運用第1班長
  • 2001年(平成13年)6月29日:第71戦車連隊長
  • 2003年(平成15年)3月27日:陸上幕僚監部装備部装備計画課長
  • 2004年(平成16年)8月30日:陸将補、陸上自衛隊富士学校機甲科部長
  • 2006年(平成18年)8月4日:中部方面総監部幕僚副長
  • 2008年(平成20年)8月1日:陸上幕僚監部人事部長
  • 2010年(平成22年)7月26日:陸将、第30代第7師団長
  • 2011年(平成23年)8月5日:統合幕僚副長
  • 2012年(平成24年)7月26日:第33代北部方面総監
  • 2013年(平成25年)8月27日:第34代陸上幕僚長
  • 2016年(平成28年)7月1日:退官
  • 2017年(平成29年)1月1日:三菱電機株式会社電子システム事業本部顧問

著作

  • 『中国、日本侵攻のリアル』(飛鳥新社、2019年)
  • 『中国を封じ込めよ!』(飛鳥新社、2023年)

共著

  • 『自衛隊最高幹部が語る令和の国防』(新潮社〈新潮新書〉、2021年)
  • 『自衛隊最高幹部が語る台湾有事』(新潮新書、2022年)
  • 『君たち、中国に勝てるのか ―自衛隊最高幹部が語る日米同盟VS.中国―』(産経新聞出版、2023年)

全て武居智久・尾上定正・兼原信克 共著

栄典

  • レジオン・オブ・メリット・コマンダー - 2014年(平成26年)10月14日

画像

Collection James Bond 007

脚注


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 岩田清文 by Wikipedia (Historical)