『Aサインデイズ』(英語: A Sign Days)は、崔洋一監督による1989年製作・公開の日本映画作品。沖縄の女性ロックシンガー喜屋武マリー(後のMarie)の半生を取り上げた利根川裕の著書『喜屋武マリーの青春』(1986年)を、原案としている。
1990年の第11回ヨコハマ映画祭では、脚本賞(斎藤博、崔洋一)、主演男優賞(石橋凌)、主演女優賞(中川安奈)を受賞した。
本土復帰以前のベトナム戦争期であった1968年の沖縄のコザ市(後の沖縄市)で、米兵相手の飲食店で働いていた16歳の混血の少女エリは、地元のロックバンドのリーダーであるサチオと出会って恋に落ち、サチオたちとバンドを組んでロック音楽にものめり込んでゆく。音楽に生きてゆくふたりは、本土復帰へと向かってゆく時代の変化の中で翻弄されてゆく。
原作はノンフィクション作品であるが、本作では実在する人物をモデルとする人物がいろいろ登場するものの、名前などはすべて実在のものから変えられており、状況設定やストーリーの展開の大枠は原作に準拠しているものの、あくまでもフィクションとして再構成されている。
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