第90回東京箱根間往復大学駅伝競走(だい90かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、2014年1月2日から1月3日まで開催された第90回目の東京箱根間往復大学駅伝競走である。第89回大会の上位10校(シード校)と、2013年10月に行われた予選会を通過した13校を合わせた全23校が参加して行われた。今大会では関東学連選抜チームは編成されていない。今大会の参加数23チームは最多タイ、参加校23校は史上最多である。
総距離 217.9km
第89回大会の上位10校(シード校)と予選会通過校13校を合わせた全23校が参加する。
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スタートと同時に早大・大迫傑が先頭を引っ張り、5kmを14分09秒・10kmを28分36秒で通過する途轍もないハイペースとなった。3km手前から次々と選手が脱落していくサバイバルレースとなったが、10.1kmで11人の先頭集団から青学大の1年生・一色恭志が仕掛け、12kmで先頭集団は青学大・早大・駒大・東洋大・日体大・明大・東海大の7校に絞られた。
15kmから日体大・山中秀仁がペースを上げるとまず東海大・白吉凌が脱落し、続いて一色も後退。さらに18.1kmの六郷橋の中間点で東洋大・田口雅也が仕掛け、中盤まで集団を引っ張り続けた大迫も脱落。六郷橋の下りで明大・文元慧も後退し、先頭争いは山中・田口・駒大の中村匠吾の3人に絞られた。
六郷橋を下り終えると再び山中が先頭を引っ張り、19.4Kmで田口が後退。19.7kmで中村が強烈なスパートをかけるが、懸命に食らいついた山中が20kmからロングスパートをかけ、中村に12秒差をつけトップでタスキリレー。日体大の鶴見中継所トップ通過は第80回大会以来10年ぶり。
山中のタイムは1区歴代3位の好記録で、中村と田口も過去4人しか記録していない1時間01分台をマークするかつてない高速レースとなった。
一方で大迫の作るハイペースについていけなかった選手は軒並み苦戦し、神奈川大・東農大は5分以上、国士大は7分34秒もの大差をつけられた。
区間賞が期待された山梨学大のエノック・オムワンバは16位でタスキを受けると5.3kmまでに5人をごぼう抜きしたものの、9kmを過ぎて突如右脚を引きずるような走りで急失速、上田誠仁監督が駆け寄るも9.6kmで歩くこともできなくなり、歩道に座り込んでしまう。オムワンバは右脚腓骨の疲労骨折で途中棄権となった。2区での途中棄権は第78回大会の法大・徳本一善以来12年ぶり、大学としての途中棄権は第72回大会の4区・中村祐二以来18年ぶり、留学生の途中棄権は史上初の出来事であった。
先頭争いは、ハイペースで突っ込んだ駒大・村山謙太が4.2kmで日体大・本田匠に追いつくと、5.5kmで単独先頭に立つ。かわされた本田は11.8kmで東洋大・服部勇馬に追いつかれると、12.1kmでは明大・大六野秀畝と早大・高田康暉にも捉えられ、4人の2位集団を形成する。
後方では17位でタスキを受けた拓大のダンカン・モゼが快走。6.1kmで一度は抜いた法大・日大・中央学大の12位集団に7.4kmで抜き返されたものの、その後再びペースを上げ13km手前で10人をごぼう抜きし7位にジャンプアップする。
先頭の村山は一時後続に1分以上の差をつけて独走態勢を築いていたが、12kmを過ぎて両太ももに痙攣を起こし、太ももを何度も叩く仕草を見せペースダウン。一方の2位集団は13.7kmで本田が脱落すると、大六野と服部が交互に前を引っ張り、村山との差がじわじわと詰まっていく。
村山は終盤まで太ももを叩く仕草が止まらなかったものの、懸命に粘って区間2位で走り切り、駒大が大学史上初めてトップでタスキリレー。2位集団は18.8kmで服部がペースを上げて大六野が後退。必死に食らいつく高田を22.2kmで服部が突き放し、26秒差の2位でタスキリレー。高田は最後に競り負けたものの29秒差の3位。高田は村山を9秒抑え、区間賞を獲得した。
大六野は1分14秒差の4位。2位集団から脱落した本田は20.9kmで青学大・神野大地にもかわされ6位まで後退した。中位・下位の争いではモゼの10人抜きのほか、國學院大が18位から14位、東農大が22位から19位に浮上。一方東海大は7位から12位、中大は14位から17位に後退する。
21位の専大は繰り上げスタートまであと7秒というところで無事にタスキを渡したものの、国士大は1区の出遅れも響き、途中棄権した山梨学大とともに繰り上げスタートとなった。戸塚中継所での途中棄権以外の繰り上げスタートは第73回大会以来17年ぶり。
トップと26秒差の2位でタスキを受けた東洋大・設楽悠太は、遊行寺坂を下り終えてからペースを上げ、9kmで駒大・油布郁人を捉えると、9.7kmから油布を引き離していく。設楽は3区歴代4位の好走で後続との差を広げ、駒大に55秒の差をつけトップでタスキリレー。
4位の明大は八木沢元樹が区間2位の走りで、45秒あった3位早大との差を12秒まで縮める。日体大は中継所直前で拓大にかわされ7位に後退。
中位争いでは、15位でタスキを受けた中央学大・塩谷桂大が快走。日大・上武大との8位争いにこそ競り負けたものの、5人抜きで10位に浮上。一方大東大は8位から12位に後退するが、6位拓大から12位大東大までわずか1分08秒の間に7校がひしめく。
先頭の東洋大・今井憲久は区間3位でまとめたが、駒大の1年生・中谷圭佑が4区歴代2位の好タイムで区間賞を獲得し、小田原中継所では21秒差まで詰め寄る。
3位早大の1年生・平和真は、明大・木村慎に7.1kmで一度は追いつかれたもの、14kmから木村を引き離し区間2位の好走。1分38秒差でタスキを繋ぐ。5区に服部翔大が控える日体大は、6分31秒差の7位でタスキリレー。
中位争いでは、大東大が12位から9位、帝京大が14位から11位に浮上。8位日大から14位法大まで7校が1分50秒の間にひしめく混戦で山上りへ。
東洋大は過去3年間2区を走った主将の設楽啓太を起用。追う駒大は初の箱根となる馬場翔大。ともに序盤から積極的な走りを見せ、小涌園前の定点では設楽が区間1位・馬場が区間2位のタイムで快走を続ける。15kmまではほぼ同じペースで推移していたものの、その後は設楽が少しずつ馬場を引き離し、区間賞の走りで東洋大が2年ぶり5回目の往路優勝を果たした。駒大は馬場が区間3位と好走するも59秒届かず2位。早大が5分09秒差の3位に入った。
日体大・服部は5.1kmで拓大、12.4kmで青学大をかわすと、下りに入った19.9kmでフラフラになってしまった明大・横手健を捉える。服部は設楽にわずか1秒及ばず区間賞を逃したが、6分32秒差の4位まで順位を押し上げた。2区から流れに乗った拓大は往路過去最高の6位。明大・横手は宮ノ下以降ペースが急落し、区間19位のブレーキで7位に後退。
シード権争いは、13位でタスキを受けた東海大・宮上翔太が4人を抜き9位に浮上。日大の留学生ダニエル・ムイバ・キトニーは序盤を意識的にスローペースで入ったが中盤以降もペースを上げられず、右脚の痙攣にも見舞われ8位から10位に後退した。前回5区で8人抜きを見せた法大・関口頌悟は今回も3人を抜き、10位と34秒差の11位でフィニッシュした。中央学大は10位から13位に後退。5位青学大から10位日大まで2分08秒、日大から13位中央学大まで3分06秒という混戦で復路を迎えることになった。
下位では、東農大が20位から14位、神奈川大が18位から15位に浮上。4区までシード権争いに加わっていた上武大は、松元航が脚の痙攣を起こし17kmで立ち止まるアクシデントもあり12位から16位に後退。順大も15位から19位に後退しシード権争いから脱落した。前回大会5区で途中棄権した中大と城西大は17位・20位でゴール。序盤から大きく出遅れた国士大は先頭から26分24秒遅れてフィニッシュした。
11位の法大以下12校と、19番目にゴールした山梨学大の計13校が復路一斉スタートとなった。
先頭の東洋大・日下佳祐、2位の駒大・西澤佳洋はともに序盤の上りから区間記録を大きく上回るタイムで積極的に飛ばす。2人の差は大平台の定点までほぼ変わらず1分前後のまま推移していたが、15km以降は日下が少しずつ西澤を引き離し、1分17秒の差をつけトップでタスキリレー。日下は区間4位、西澤は区間5位とともに好走した。
3位の早大・三浦雅裕と4位の日体大・鈴木悠介は、共に58分台をマークする区間2位タイの快走。トップとの差を13秒縮める。
中位争いでは、4年連続の山下りとなる明大・廣瀨大貴が激走。2.3kmで拓大、3.6kmで青学大をかわし上り区間で5位に浮上すると、中継所直前まで区間記録を上回るタイムで下り切り、区間記録にあと5秒と迫る58分16秒をマークし区間賞を獲得した。
13人の一斉スタート組からは城西大の1年生・菊地聡之が序盤から積極的に飛ばし、8番手でタスキリレー。10番手でタスキリレーした法大が総合10位に浮上し、13番手でタスキリレーした日大は6秒差の総合11位に後退する。前々回区間3位・前回は参考記録ながら区間3位相当と山下りで好走を続けてきた中大・代田修平は、平地に入って急失速し18番手でタスキリレー。
東洋大・服部弾馬と駒大・西山雄介の1年生対決となった。10kmまではともにイーブンペースを刻み続けていたが、その後ペースの落ちた西山に対し、服部は20kmまでペースを維持。ラストスパートで西山をさらに突き放しトップでタスキリレー。服部は7区歴代8位の好タイムで区間賞を獲得。2位駒大に1分54秒の差をつけた。
後方では、16番手でタスキを受けた帝京大・蛯名聡勝が猛追。12番手でタスキを受けた國學院大・廣川倖暉を引き連れながら、11.8kmで東海大と城西大の8番手争いに追いつく。その後も集団を引っ張り続けた蛯名は15.5kmで7位の拓大も捉え、9人抜きで7番手に浮上。総合順位は12位のままながらも、10位法大との差を1分58秒も縮め、24秒差まで追い上げる。
シード権争いは、日大が13番手から16番手に後退しながらも総合順位では11位から9位に浮上。法大は10番手から15番手に後退するも総合10位をキープする。大東大は上田祐貴が区間21位と苦戦し11番手から20番手に急落、総合順位も9位から11位に後退する。10位法大と11位大東大の差は12秒。
先頭の東洋大・髙久龍は序盤から積極的に飛ばし、駒大の1年生・大塚祥平との差をぐんぐん広げていく。
中位以下のチームはそれぞれ3~4人の集団走を展開。シード権を争う各校もその中に散らばっており、7位東海大・12位帝京大が7番手集団、8位拓大が10番手集団、9位日大・10位法大が13番手集団、11位大東大が17番手集団でレースを進める。
最後までハイペースで押し切った高久は8区歴代4位の力走で区間賞を獲得。駒大との差を3分40秒に大きく広げた。
4位争いは、高久と変わらないペースで突っ込んだ明大・有村優樹が、55秒前を行く日体大・奥野翔弥との差を一気に詰め、遊行寺坂の手前で逆転。しかし奥野も終盤にペースを上げて抜き返し、4位を守ってタスキリレー。9秒差で続いた有村は区間2位の快走を見せた。
中位以下は激しく順位が変動した。7番手集団からは11kmを過ぎて東海大が大きく後退。10番手集団では拓大の1年生・宇田朋史が9.2km地点で東農大・浅岡満憲と接触し転倒するアクシデントが発生。17番手集団は大東大・𠮷川修平がハイペースで引っ張り、14kmを過ぎて13番手集団に追いつき6人の大集団となった。
転倒した宇田はペースが上がらず、15.1kmで13番手集団に吸収される。すると直後に大東大・𠮷川がスパート。中央学大と法大を引き連れながら遊行寺坂を駆け上がり、失速した中大・東海大を捉え10番手まで浮上する。
𠮷川は最後に中央学大・法大に引き離されたものの、区間4位の好走で8人を抜いて12番手でタスキリレー。総合順位も11位から7位に押し上げた。11番手の法大も総合10位から9位に浮上。東海大は13番手・総合8位に後退。
宇田は一時16番手争いまで後退するが、最後に巻き返して14番手・総合10位でタスキリレー。日大が16番手・総合11位に後退するが、10位拓大とはわずか7秒差。7位大東大から11位日大までわずか29秒、12位帝京大まで広げても1分13秒の間に6校がひしめく混戦が続く。
戸塚中継所では専大が繰り上げスタートまであと7秒というところで無事にタスキを渡したものの、国士大と上武大が繰り上げスタートとなった。
逆転優勝を狙う駒大・窪田忍は区間記録とほぼ変わらないペースで突っ込むが、先頭の東洋大・上村和生もハイペースで入り、両者の差は10kmで6秒しか縮まらない。
シード権争いでは、ともに時差スタートの拓大・日大・東海大が中大とともに13番手集団を形成するが、急遽9区に起用された東海大・山下英俊が権太坂の下りで集団から脱落、総合11位に後退する。さらに13番手集団は8.8kmで大東大・大隅裕介を捉えると、横浜駅手前で突き放す。
上村は中盤以降も堅実な走りで区間4位にまとめ、トップでタスキリレー。窪田は9区歴代4位の好走を見せたが東洋大との差を大きく縮めることはできず、3分12秒の差でアンカーへ。
上位争いでは、4位でタスキを受けた日体大・矢野圭吾が9区歴代2位の激走を見せ、戸塚中継所では2分の差があった早大を鶴見中継所手前で逆転し3位に浮上。6位の青学大・藤川拓也も区間3位と好走し、5位明大との差を2分以上縮め、26秒差まで追い上げる。
シード権争いは、7番手を走る帝京大・熊崎健人が区間8位でまとめ総合12位から10位に浮上。13番手の法大は総合9位をキープし、14番手の拓大は総合10位から7位に、15番手の日大も総合11位から8位に浮上する。大東大の大隅は12番手・総合7位から16番手・総合11位に後退。10位帝京大とは50秒の差がついた。
また、往路で途中棄権となりオープン参加となった山梨学大は、19番手でスタートした阿部竜巳が区間5位相当の力走。参考記録ながら9区最多となる8人のごぼう抜きで11番手でタスキリレーした。
鶴見中継所では國學院大・東海大・城西大・国士大・専大・上武大・神奈川大の7校が繰り上げスタートとなった。この区間で9番手から17番手まで急落した國學院大はわずか7秒間に合わず、8回目の出場で初めての繰り上げスタート。東海大・山下もわずか13秒間に合わず、総合順位も8位から12位まで後退した。
東洋大はアンカーの大津顕杜も区間記録を上回るペースで独走。追う駒大・其田健也もハイペースで突っ込むがその差はじわじわと開いていく。
5校によるシード権争いは、10位帝京大が東農大と7番手を争い、7位拓大・9位法大が6人の9番手集団、8位日大が単独15番手、11位大東大が単独16番手でレースを進める。しかし法大・高梨寛隆が蒲田の定点手前から9番手集団についていけずズルズルと後退していく。
先頭の大津は最後の3kmで区間記録を下回ったものの、10区歴代3位の好タイムで後続を全く寄せ付けず、東洋大が復路新記録で2年ぶり3回目の総合優勝を果たした。駒大は其田が区間2位の走りを見せたものの4分34秒差の総合2位。史上4校目の学生三大駅伝三冠はならなかった。
日体大と早大の3位争いは15km以上に渡って併走が続いたが、田町の定点を境に日体大のアンカー・甲斐翔太がスパート。早大・中村信一郎を一気に突き放し、トップと11分差の総合3位でフィニッシュ。5位争いは青学大・竹内一輝が右脚に痙攣を起こすアクシデントに見舞われながらも、終盤急失速した明大・石間涼を22kmで逆転した。
シード権争いは最後まで大混戦となった。帝京大・杉山連哉は蒲田の定点まで非常にゆったりとしたペースを刻んでいたものの、その後は急激にペースを上げて併走していた東農大を突き放し区間3位の快走。7番目にゴールし総合8位まで順位を押し上げた。日大は高松峻平が10kmからペースを上げて法大・高梨をかわすと、20km付近で6人の8番手集団に追いつき、最終的に4人を抜き11番目にフィニッシュ。高松の区間4位の好走で日大は総合7位となり、5年ぶりにシード権を獲得した。常に大集団の中でレースを進めた拓大・木寺良太は12番目にゴールし、総合9位で3年ぶりのシード権を獲得した。
最後の1枠は法大と大東大が争ったが、大東大・大西亮が安定したペースを刻む一方、法大・高梨は失速が止まらず、田町の定点で大東大が法大を逆転し総合10位に浮上。見た目の順番でも21km過ぎに大西が高梨をかわし、15番目にゴール。大東大が総合10位で5年ぶりのシード権を獲得した。
17番目にゴールした法大は総合タイムで50秒及ばず、最後の最後でシード権を逃した。往路13位の中央学大は8区以降懸命に追い上げて8番目にフィニッシュしたが、10位と57秒差の総合12位で2年ぶりのシード落ち。往路で出遅れた順大も復路9位と健闘したが、総合16位で3年ぶりのシード落ちとなった。
大津顕杜(東洋大学、第10区 = 区間賞) - 東洋大学からの選出は4回目(2人目)。
第10区:7大学 = 東海大学、國學院大學、神奈川大学、城西大学、上武大学、専修大学、国士舘大学
- 順天堂大学(第71回、第84回)、東海大学(第77回、第84回)、城西大学(第85回、第89回)以来、史上4校目
中継所を通過した時点の各校の通過順位(いわゆる「見た目の通過順位」)及び通過時刻
第90回箱根駅伝予選会は2013年10月19日、陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を経て国営昭和記念公園内をゴールとする全長20kmのコースで行われた。90回記念大会により13校に拡げられた予選通過枠をかけて44校(大学院、大学校含む)、エントリー全596人のうち、各校10~12名の計521人が参加した。レースは各校上位10人の合計タイムで争われ順位を決定した。
その結果、上位13校となった東京農業大学、山梨学院大学、東海大学、神奈川大学、國學院大學、大東文化大学、専修大学、日本大学、拓殖大学、城西大学、上武大学、中央大学、国士舘大学、以上の13校が予選会通過し本大会への出場権を獲得した。 東海大学、拓殖大学、国士舘大学は2年ぶり、専修大学は3年ぶりの本大会出場となる。前回大会で途中棄権となり29年ぶりの予選会参加となった中央大学、同じく前回大会で途中棄権となった城西大学を含む、前回大会出場校の9校はいずれも予選会を通過した。
レースは参加した44大学の全チームが10人以上完走となった。1位の東京農業大学の合計タイムは10時間04分35秒、最下位の一橋大学は11時間55分08秒の記録だった。個人別成績では上位18人が1時間以内の成績を記録した。個人成績1位の選手の成績は57分台、最後のランナーの成績は1時間17分台だった。出場した521人全員が完走し、途中棄権(10km地点及び13.4km地点での関門不通過を含む)の選手はいなかった。
なお、予選不通過校の個人成績上位選手から選抜される関東学連選抜チームは今大会では編成されない。
「第90回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項」における出場資格は以下のとおりである。
「第90回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 要項」における順位決定方法は以下の方法で行われる。
各校上位10名の合計タイムにより13校を選ぶ。
記録は予選会総合公式記録による
記録は予選会個人公式記録による
http://www.kgrr.org/event/2013/kgrr/90yosenkai/kojin_result.pdf リンク] (PDF)
本大会
予選会
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