大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)は、大乗仏教の信仰対象である如来の一尊。妙法蓮華経第三巻化城喩第七で説かれる如来である。
この如来は古来如来形の大日如来と云われ印相は理拳印で種字はバンであり、法華経の本経儀軌に真言が説かれていない顕教の仏であるので真言はない。 上記②に示す真言は、尊名をサンスクリットで直訳し整えたものであり、真言を唱え巡る四国八十八箇所霊場の一尊として必要から現代において作られたものである。③は無難なものとして唱えられてきた。当如来は金剛界大日如来と同体異形で①の真言が唱えるとして最もふさわしい真言として同霊場第55番札所南光坊では使用することを奨めている。
大通智勝如来には出家する前は王子で、さらに16人の息子(王子)がいた。その16人目の息子が釈迦如来の過去世の姿と言われている。
三嶋大明神(大山祇神社)の本地とされた。また、中世に東国で編纂された一部の資料(『平家打聞』、真名本『曾我物語』等)では、三嶋大明神(三嶋大社)の本地としても言及される。
仏像の作例が少なく日本では以下の3例ほか数例が今治周辺の寺院にあるのみである。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou