ジョナサン・ラファエル・ビヤー・ローク(Jonathan Rafael Villar Roque, 1991年5月2日 - )は、ドミニカ共和国ラ・ベガ州ラ・ベガ出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投両打。メキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ所属。ドミニカ共和国代表。
愛称はビリ(Villi)。
2008年5月にフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。
2010年7月29日にロイ・オズワルトとのトレードで、J.A.ハップ、アンソニー・ゴースと共にヒューストン・アストロズへ移籍した。
2013年7月21日にメジャー昇格を果たし、7月22日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。「1番・遊撃手」で先発起用され、4打数1安打、1打点だった。以後、遊撃のレギュラーで起用され、最終的には58試合に出場した。打撃面では打率.243、1本塁打、8打点という成績だったが、俊足を生かしてバント安打を量産した。
2014年も遊撃手の1番手格で起用され、87試合に出場した。長打力が大きく上昇し、13二塁打、7本塁打を記録したが、打率は.209に終わった。
2015年は自己最少の53試合出場に留まったが、打率.284を記録した。走塁面では2年連続で盗塁試行数が減少し、7盗塁だった。
2015年11月19日にサイ・スニードとのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した。
2016年は遊撃手のレギュラーに抜擢されると、156試合に出場して規定打席に到達。リーグワースト2位の174三振を喫したが、打率.285、38二塁打、3三塁打、19本塁打を記録した。また62盗塁で盗塁王のタイトルを獲得した。出塁率.369、長打率.457、OPS.826など、キャリアを通じて自己最高の打撃成績を残した。
2017年開幕前の2月に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出された。この年は打撃が不調であり、8月にトレードでニール・ウォーカーを獲得してからは出場機会が減少した。
2018年7月31日にジョナサン・スコープとのトレードで、ルイス・オルティーズ、ジーン・カーモナと共にボルチモア・オリオールズへ移籍した。
2019年8月5日のニューヨーク・ヤンキース戦(オリオール・パーク)で、サイクル安打を達成した。オリオールズでは10年ぶり5人目となった。
2019年12月2日にイーストン・ルーカスとのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した。
2020年8月31日に後日発表選手とのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した。オフにFAとなった。
2021年2月11日にニューヨーク・メッツと355万ドルの単年契約を結んだ。オフの11月3日にFAとなった。
2022年3月19日にシカゴ・カブスと450万ドルの単年契約を結んだ。2023年は1000万ドルの相互オプションとなり、バイアウトの際は150万ドルが支払われる。6月24日にDFAとなり、28日に自由契約となった。カブスでは46試合に出場し、打率.222、2本塁打、15打点という成績だった。
2022年7月2日にロサンゼルス・エンゼルスと契約を結んだ。しかし攻守に渡って精彩を欠き、7月25日にDFAとなった。
2022年8月1日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格の機会はなく、11月10日にFAとなった。
2023年4月19日にメキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約した。
2016年に盗塁王を獲得するなど、通算で200盗塁以上を記録している。
ポストシーズンでは出場機会には恵まれておらず、2015年と2020年のワイルドカードゲームに各1試合ずつ出場したのみである。
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