土井 利厚(どい としあつ)は、江戸時代後期の大名、老中。下総古河藩主。土井家宗家10代。
摂津尼崎藩主・松平忠名の四男。母は側室の庄司氏。正室は板倉勝清の養女(板倉勝暁の娘)。子に土井利行(次男)、土井利広(三男)、娘(永井直興婚約者)、富(細川立之正室)。従四位下・侍従・大炊頭。
古河藩主土井利見の養嗣子となり、はじめ利和(としかず)と名乗る。利見が相続後1か月足らずで没した後襲封し、その後45年の長きにわたり古河藩主となった。この間、寺社奉行、京都所司代、老中などの重職を歴任し、1万石の加増も得た。土井家から老中が出たのは利房以来のことであった。
利厚には跡継ぎがいなかったため(嫡子の利広は早世)、分家の三河刈谷藩主土井利徳の四男・利位を養嗣子に迎えた。
父母
正室
子女
養子
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