鳥取大学(とっとりだいがく、英語: Tottori University)は、鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101に本部を置く日本の国立大学。1874年創立、1949年大学設置。大学の略称は鳥大(とりだい)。
旧制米子医科大学、鳥取高等農業学校、鳥取師範学校等を母体とし、1949年(昭和24年)に新制大学として発足した。鳥取砂丘で砂漠化などの研究を行う農学部関連の全国共同研究施設「鳥取大学乾燥地研究センター」を持ち、砂地での農業研究、二十世紀梨研究などを行っている。また、地域コミュニティの政策・文化・教育・環境について教育研究する地域学部を擁する。
地域学部、農学部、工学部がある鳥取キャンパスは、鳥取空港から徒歩で約15-20分、タクシーで約5分と極めて近い。1995年に大学付近に山陰本線鳥取大学前駅が設置され後に特急停車駅となった。日中の運行頻度は1時間に1本程度に留まるが市街中心部まで6km程度であり鉄道を利用しない行き来も可能である。
学生の83%が県外出身で9割近くの学生が一人暮らし、2/3の学生の通学時間は10分以内である。学生の出身県は兵庫県が鳥取県を超え最多の22%を占め近畿地方出身の学生が40%と近畿地方出身者が多い。
教員養成系課程は2004年に島根大学移管により廃され教育学部を持たない。県境を越えた学部再編の唯一の成功事例である。地域学部は旧教育学部のゼロ免過程に起源を持つ。
学部生:5,120名、大学院生:1,011名(修士674名、博士337名、ただし共同獣医学研究科を除く)、計6,131名(2022年5月現在)。
『知と実践の融合』上記の理念を実現するために「人間力はどうだ!」というキャッチフレーズのもと総合的で人格的な能力である人間力の向上を目指した教育グランド・デザインが策定された。
鳥取大学の学部・研究科を卒業・修了して得られる学位は以下の通りである。
旧・学芸学部、教育学部。1988年(昭和63年)に従来の教員養成系の課程に加え、新課程(ゼロ免課程)の「総合科学課程」を設置。教養部廃止に伴う教官の異動の影響から、1999年(平成11年)に教育学部から「教育地域科学部」に改称。2004年(平成16年)に定員交換により、教員養成課程を隣県の島根大学教育学部に移し、逆に両大学のゼロ免課程を鳥取大学に集約する形で、地域学部となる。これにより旧師範学校系の教育学部としては、鳴門教育大学創設に伴い総合科学部に転換した徳島大学を除き、全国で唯一教員養成系教育学部の旗を降ろした。地域教育学科は創設されたものの教員養成を目的としなくなった。ただし教職課程自体は残っており、また附属校(幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校)も教育実習校・教育研究校として今日まで存続している。2017年、地域政策学科、地域教育学科、地域文化学科、地域環境学科を地域学科に再編。
21世紀COEプログラムとして、2件のプロジェクトが採択された。
グローバルCOEプログラムとして、2件のプロジェクトが採択された。
大学間協定のみ記す。
括弧内は締結年月日。
大学の総合力の強化を目指し、既存の団体を包括する組織として2011年4月に設立された。基本理念として「出身学部の区別なく鳥取大学とのかかわりを持つことができるよう各同窓会組織の伝統と自主性を尊重しつつ、相互に補完し、柔軟な運営を目指す連合体であること」を挙げている。会長は友松康雄。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou