『モンスターストライク』(Monster Strike)は、株式会社MIXIより配信されているiOS・Android用ゲームアプリ。略称は『モンスト』。2013年10月10日サービス開始。Android版は2013年12月15日開始。
味方のモンスターを引っ張り、おはじきやピンボールのように敵に当てて倒して遊ぶ。基本プレイ無料だが、ゲームを有利に進められるアイテムを販売している(主にオーブ)。RPGとドラッグ型アクションを融合させたアクションRPG。ストーリーやプレイヤーキャラクターなどは持たず、RPG的な要素は、モンスターの収集と育成、バトルのみである(後述のアニメなどと物語上の繋がりはない)。プレイヤーは4体のモンスターで構成されるパーティを編成しクエストに挑戦する。また、ソロプレイの場合は4体目のモンスターはフレンドやランダムユーザーのモンスター、条件付きで自キャラを使用することも可能である。マルチで遊ぶことで各種報酬が手に入りやすい等メリットが多い。
2021年4月時点で世界累計利用者数は5500万人、2018年9月10日時点で全プレイヤーの総ログイン時間は約47億時間となっている。
2015年8月にはeスポーツ大会「モンストグランプリ 2015」を初開催。2019年7月13日、14日に実施されたeスポーツ大会「モンストグランプリ 2019 アジアチャンピオンシップ」では賞金総額1億円となっている(詳細はモンスターストライク (eスポーツ)を参照)。
2019年11月26日時点で、当アプリを原作としたWebアニメ『モンスターストライク』の世界累計再生回数は4億回、2020年4月6日時点で『モンスト』公式YouTubeチャンネルの総再生回数は約5.7億回である。
敵への攻撃方法は、引っ張ったモンスターを敵に直接ぶつけることによりダメージを与える「通常攻撃」、味方のボールに当てることにより発動する「友情コンボ」の2種類がある。また、各モンスターごとに設定されたターン経過によって使用可能になる強力な必殺技「ストライクショット(SS)」がある。
リアルタイムバトルではなくターン制である。敵の攻撃にはターンが決まっていて、敵の周りに表示されている数字のカウントで確認できる。プレイヤーのターンが経過する度に1ずつ減り、カウントが0になると攻撃してくる。
攻撃やギミックにより、プレイヤーのHPが0になると負けとなるが、超絶以降の絶級クエストや超究極など一部のクエストを除きコンティニューも可能。
HPは画面上に発生するハート等の回復アイテムを取る、味方キャラのアビリティ、回復効果を持つストライクショットを使う等によって回復する。また、次のステージに進むことでも減っているHPの半分だけ回復する。ただし運極達成数が一定以上であると半分以上回復する。
指やタッチペンで画面に触れ任意の方向にスライドすると、自分のモンスターボールをスライドした方向と逆にボールが発射される(ゴムパチンコや弓と同じ要領)。矢印を表示できる範囲内であれば画面のどこに触れても矢印を引っ張ることができる。矢印を離すタイミングによってスピードや攻撃力などが変化するキャラクターはいるためタイミングは重要だが、矢印を引く長さによっては変化しない。
モンスターには、反射タイプと貫通タイプがある。反射タイプのモンスターはステージ枠(壁)や、ステージによって配置されていることがあるブロックだけでなく、敵モンスターなどに当たると跳ね返って反射する方向に飛ぶ。貫通タイプは、敵を貫通することができる。
画面下のモンスターアイコンが光っているときに、そのモンスターアイコンをタップすると強力なストライクショットを使うことができる。
また、マルチにおいては、自キャラの操作ターン以外の時にタップを行うと、「グッジョブ」というファンファーレのような一種のサインが表示される。また、『セーラームーンCrystal』コラボ以降のコラボ期間中にはコラボキャラの録り下ろしボイス付きのグッジョブがミッション報酬などの特典として配布されたり、10連コラボガチャのおまけとしてランダムで配布されることがある(ボイスについては無音に設定することも可能)。そのほか、有償オーブを消費してボイス付きの限定グッジョブが販売されることもある。
非常にHPが高く、強力な攻撃を持っている。数字カウントが長く致命的な攻撃(即死攻撃)を放つ際などは、攻撃の予兆としてボスが拍動し震えるエフェクトが入る場合もある。
ボスのHPは画面上部に大きなゲージで表示され、HPゲージは1~4本設定されている。
ゲージを1本削り切る毎にボスは逃亡し、次のバトルステージで戦うことになる。最終ゲージをゼロにするとプレイヤーの勝ちとなる(攻撃の仕方によっては、ゲージ複数本分のHPを一気に削ることができる場合もあり、プレイヤーからは「ワンパン」(全てのHPを削った時のみ)とも呼ばれている)。
勝利すると周辺からゴールドや宝箱が飛び出し、画面を指でなぞることで拾うことができる(マルチプレイ時はボス以外の敵からも飛び出すことがある)。
通常はボスが逃亡した後もフィールドに残った雑魚敵とは戦うことになるが、超絶や爆絶、轟絶といった高難易度ステージでは、ボスと一緒に雑魚敵も撤退する場合もある。
一部の敵には弱点を別に持っており、通常は弱点の出現ポイントはボスの周りに3箇所あり、ターンによってどこが弱点になるかは変わる。黄色や赤の三角形のマークで表示されるこの部分を攻撃すると通常時は3倍のダメージを与えることができる。中には弱点の数が一、二箇所だけのボスや弱点を攻撃した際の倍率が高く設定されているステージもある。また、SSによって効果を強化したり、弱点を全て露出したりすることも可能である。クエストによっては弱点が存在しないボスもいる。
ソロプレイ、マルチプレイ共に4体のモンスターで編成されるパーティーを組んでクエストに挑むことになる。
ソロプレイの場合はプレイヤーの手持ちの中から3体のモンスターを選び、これにクエスト潜入時にフレンドなどの助っ人1体を加えたチームで戦うことになる。条件付きではあるが自分のモンスターを助っ人として使うことも可能。
マルチプレイの場合は参加人数によって1人の使用するモンスター数が異なる。2人プレイの場合はホスト(マルチプレイを始めた側)とゲスト(ホストが始めたマルチに参加した側)共に2体ずつのモンスターが使われる。3人プレイではホストが2体、ゲストがそれぞれ1体ずつモンスターを使用してマルチプレイが始まる。4人プレイではホスト、ゲスト共に全員1体ずつモンスターを使用する。ホストはクエスト出発時に4体のモンスターの順番を決めて出発できる。途中で誰かが退席した場合、ホストがそのプレイヤーのモンスターを操作する。
スタミナを消費して、ステージをクリアする。クリアすると、経験値や強化合成に必要なゴールド、メダル(各クエストの最高難易度のみ、また、超絶、爆絶、轟絶、一部の限定クエストを除く)、各種クエストに対応したモンスターやクリアボーナス(報酬)を得られる。現在は好きなクエストを1つストックでき、48時間以内ならそのクエストをスタミナを消化してクリアできるまで何度もできる(一部のクエストは48時間以内で1度だけスタミナを消費してできる)機能(クエストストック機能)が実装されている。このストック機能は、モンパス会員(月額制有料コンテンツ)になると、クエストを2つストックできるようになる。
バトル中、ステージ画面内に出現するアイテム。HP回復をする「ハート」や攻撃力を上昇する「剣」、スピードアップする「靴」、ストライクショットのターン数を縮める「砂時計」等のアイテムが存在する。クエスト及びステージのアイテムの持ち越しは出来ず、次のステージに進むと以前のアイテムは消滅してしまう。ストライクショットにより、アイテムが一段階強化される事がある。また、ある特定のアイテムが無いと攻略が不可能なクエストも存在する。
クエストクリア時に入手できる『メダル・マジックストーン』を、クエストの直前や前もってアイテムと引き換えする事が出来る。パーティの最大HPアップやゲージミスがなくなる、クエストの各ステージ開始時にハートが出現する等の効果をもたらすアイテムが存在する。また、一部の高難度専用のアイテムもある。
ステージ中にはギミックがいくつか登場する。触れると遅くなる重力バリアや、当たるとダメージを受けるダメージウォールなどである。その多くはプレイヤーの邪魔をするものであるが、中には有効活用することで攻略に役立つものもある。一部にはモンスターの持つアンチアビリティによって無効化できるものもある。しかし、敵の攻撃により、モンスターが持っているアンチアビリティ自体を無効化し、ギミックの効果を受ける事もある。
モンスターには様々な属性や特性などから成り立っていて、モンスター名は主に、世界や日本の神話、歴史上の人物、おとぎ話、武器等を題材にしているものが多い。2024年1月時点でコラボ限定のモンスターを含めて約7500体のモンスターが登場している。
本ゲームにプレイヤーキャラクターとも言えるキャラクターはいないが、プレイヤーのステータスは存在する。
主にオーブを使うことで強力なモンスターを手に入れることができる。
Ver9.4で導入された定額課金要素(サブスクリプション)。獣神化素材もしくは獣竜玉なしで1回獣神化できたり3ヶ月毎に☆5-6確定ガチャが引けたり、クエストクリア時に獲得できる経験値が増えたり、一日一回オーブの使用無しでスタミナを回復できたりと様々な特典がある。月額480円。まれに非会員のプレイヤーを対象にしたお試しキャンペーンが行われることがある。なお、機種変更の際は一旦モンパスを退会させて新しい機種で再度登録する必要がある。
Ver.12.0で導入された機能。端末のGPS機能を用いてスポットに向かうとアイテムが獲得できたりクエストを有利に進めるパワーを獲得できる。アイテム獲得アイコンをタップすると引っ張る画面が出現し、スポットに向けて引っ張るとゴールドやタス素材、進化素材、「オーブのカケラ」などを獲得できる。アイテムは10分経過すると再び獲得できる。オーブのカケラは100個集めるとオーブ1個に生成される。生成は1日に1回可能で、オーブのカケラをオーブ1個に生成させた状態でカケラを100個以上獲得している場合は、翌日朝4時以降に画面を開くと自動的に生成される。カケラ自体に上限はなく、999個以上獲得した場合はアプリ上では「999+」と表記される。パワー獲得ボタンをタップするとソロもしくは友達とのマルチプレイで発揮される。パワーを獲得したスポットにいる場合は何度でも発揮できるが、スポットを離れてしまうとクエスト終了時にパワーを失う。マイアンテナを取り付けた場合スポットから離れた状態でも2番目のパワーを獲得もしくはアイテムも獲得できる。LINEでのマルチプレイではマイアンテナ経由で獲得したパワーのみが発揮され、永続的に発揮される。なお、マイアンテナは翌日朝4時にリセットされる。また、特別イベント開催時にのみ期間限定で出現するモンスポットも存在する。Ver.14.1で、新たに従来のモンスポットよりも強力な効果を得ることができる「モンスポットプラス」が導入された。Ver.15.2で、獣神化したキャラクターをレベルの書なしで上限解放できる「修練の扉」が導入された。Ver.18.0より、それまでモンパス会員限定機能であった「マイスポット」が全ユーザー対象になり、モンパス会員は全てのモンスポットのパワーがモンスポットプラスに変更された。
自分の持っているモンスターやフレンドの持っているモンスターをそれぞれ一体まで貸し借りすることが可能。ただし貸し借りするにはGPSを起動させた上で近くで操作しなければならない。貸し借り期間は48時間までで、任意でどちらからも解除することも可能である。
Ver.14.0で導入された機能およびイベントで、毎月10日、20日、30日の3回開催されている。合成が必ず大成功するほか、モンスターがクエストで運極状態になる、モンストの日限定のラック引き換えでゲーム内アイテムと交換するなどお得なイベントとなっている。
Ver.20.0で導入された機能およびサポートモンスター。『守護獣の森』と呼ばれるクエストで究極をクリアすると守護獣を入手でき、超絶クエストが解放される。コラボ作品限定の守護獣も存在する。守護獣はデッキ編成画面で編成でき、編成した状態でクエスト中に守護獣毎に設定された特定の条件を満たすとバトルをサポートする『守護獣スキル』が発動可能となり、守護獣のアイコンをタップしつつモンスターを引っ張ると発動される。守護獣スキルはクエスト中に1度しか使えず、ストライクショットと同時に発動することもできない。守護獣の強化については通常の強化素材が使えない代わりにクエスト中にドロップされる『絆のカケラ』と呼ばれるアイテムとゴールドを消費することで強化され、レベルは最大で10まで設定されており、レベル毎に絆のカケラの消費量が異なっていく。各守護獣のクエストでドロップされる絆のカケラは究極と超絶でそれぞれ200個、合計400個ドロップされ、規定のドロップ数に達するとドロップされなくなる。
モンストにおけるコラボは大きく2つに分けることができる。1つは「コラボガチャ」や「コラボクエスト」などが登場し、「コラボイベント」として扱われるもので、多くの場合、ガチャではコラボ作品の主人公などの主要キャラクター、クエストではライバルなどの敵対するキャラクターが登場する。コラボキャラは原作を再現したアビリティや特有のストライクショットを持つことが多いほか、SSボイスに期限が設けられる場合がある(幽☆遊☆白書コラボ以降はほとんどが無期限で聴けるようになっている)。コラボ期間中はタイトル画面がコラボ仕様に変わるほか、タイトル画面やクエストではコラボ作品の主題歌などが流れるが、タイトル画面ではアーティストの所属事務所や所属レーベルの都合など諸般の関係で主題歌ではなくコラボ作品のBGMに差し替えられるコラボ作品もある。主にアニメ・ゲーム作品とのコラボに多く、一般的に「コラボ」という際はこちらを指すことが多い。また、コラボ作品によってはガチャは登場せずクエストのみの場合もある。もう1つはゲーム外でのキャンペーンやグッズの展開を主とし、ゲーム内ではコラボ記念のキャラやグッジョブなどの配布にとどまるもので、企業とのコラボに多い。
『SHAMAN KING』コラボ以降は「コラボスターターパック」と呼ばれる、このパックでのみ入手可能な獣神化済みのコラボキャラクター1体と各種アイテムがセットになったパックが1000円で販売されるようになり、コラボ期間中はパックもしくはログインボーナスなどで獲得できるコラボキャラクターが運極状態となる。
2022年3月時点までに多くのアニメ、ゲーム、企業とのコラボがあり、以下にそれらを挙げる。
2017年12月12日のバージョンアップデートまでLobi REC SDKを利用したゲームプレイ動画の撮影・投稿機能が実装されていた。
M4はオーディションで選ばれた「『モンスト』うまい4人組」であり、新イベントや新設の高難易度クエスト初降臨時に公式生放送で挑戦することが多い。結成当初は「HIKAKIN・宮坊・タイガー桜井・S嶋」。その後「宮坊・タイガー桜井・ぺんぺん・ぎこちゃん」の4人で長らく続けられていたが、2020年8月を以てぎこちゃんが卒業、一時的に3人体制となる。2020年10月に「XFLAG PARK 2020」でけーどらが加わり、「宮坊・タイガー桜井・ぺんぺん・けーどら」の4人となる。
リアルイベントにも積極的で「DREAMDAZE(旧:モンフェス、XFLAG PARK)」、HIKAKINとダチョウ倶楽部との3周年特別番組やイベント、江頭2:50とのコラボ、十二支競争、モンストグランプリ、運極ルーレット、モンストラックアウト、モンスト物産展、モンスト絵画展、モンスト海の家などがある。
年始の年またぎなどアクセスが集中するときにはサーバーが落ちることがある。なお、元日にはプレミアムガチャで新限定モンスターが追加される。
eスポーツに進出しており、2018年10月10日時点で『モンスト』のプロ選手は8チーム、32人となっている。
キッズステーションにおいてモンストテレビ・モンストテレビサタデーを放映中である。
海外展開は、中国版が2015年8月に、韓国版が2016年11月にそれぞれ終了している。北米版終了に伴い、海外版の提供は台湾・香港・マカオのみの展開。しかし台湾では爆発的な人気があり、台湾版のモンスト(怪物弾珠)の累計利用者数は600万人で、これは台湾の人口が約2400万人であることを考えると、かなりの人気タイトルである。
動画を投稿したり、プレイしていることを公言している有名人として、HIKAKIN、ゴー☆ジャス、JOY、市川猿之助、ザ・たっち、ダルビッシュ有、エハラマサヒロ、南明奈、イモトアヤコ、加藤夏希、スギちゃん、小西克幸などがいる。
Webアニメとして2016年に配信を開始し、2020年までに第3期まで製作されている。
また、劇場版が第3作まで製作されているほか、複数のスピンオフアニメがWebアニメとして公開されている。
モンスターストライクのパンドラとハクション大魔王のアクビちゃんが共演するコラボ映画。2019年4月5日劇場公開。前後編の2本立て。上映時間56分(前後編の合計)。興行収入は500万円。
“災いの欠片”を捜して旅をするパンドラとアクビの冒険を描くオリジナルストーリー。登場するキャラクター、メカ、コスチュームなど多くの要素を往年のタツノコ作品から引用しており、タツノコオールスタームービーといった趣である。2本は前後編とされているが、連続したストーリーではなく別個のエピソードである。
いずれもYouTube公式チャンネルで配信されているが、限定企画も配信されるため以下の2番組を紹介する。
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