1990年の西武ライオンズ(1990ねんのせいぶライオンズ)では、1990年の西武ライオンズの動向をまとめる。
この年の西武ライオンズは、森祇晶監督の5年目のシーズンであり、2年ぶり12度目のリーグ優勝と2年ぶり9度目の日本シリーズ制覇を果たしたシーズンである。
前年V逸の原因となったストッパー不在は、巨人から鹿取義隆を獲得、新人の潮崎哲也とのダブルストッパーで臨んだ。開幕戦で清原和博の2打席連続本塁打で快勝したチームは開幕5連勝、4月11勝3敗でスタートダッシュに成功、5月終了時点で貯金19と独走する。6月に入ると突如9年ぶりの8連敗と崩れ、2位オリックスに0.5差まで迫られるが、連敗を止めると9連勝でオリックスを突き放し、7月・8月で貯金18と再び独走状態に入る。9月以降は2試合連続のサヨナラ負けを喫するなど7勝12敗1分でもたついたが、オリックス・近鉄・日本ハムといったライバルチームを寄せ付けず、巨人の優勝決定2週間後の9月23日には早々と優勝を決めた。巨人との日本シリーズでも、この年本塁打・打点の2冠のオレステス・デストラーデが2試合連続本塁打と活躍するなど投打で巨人を圧倒し4連勝、相手に「野球観が変わった」と言わせるほどの圧勝で2年ぶりに日本一を奪回した。前年苦戦したオリックスには17勝8敗1分、いてまえ打線の近鉄には17勝9敗で勝ち越した。
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