2000年の大阪近鉄バファローズ(2000ねんのおおさかきんてつバファローズ)では、2000年の大阪近鉄バファローズにおける動向をまとめる。
この年の大阪近鉄バファローズは、梨田昌孝監督の1年目のシーズンである。
佐々木恭介前監督の辞任を受けて梨田新監督が就任したこのシーズン、チームは最下位脱出のため主力投手の佐野重樹や小池秀郎を中日へ放出して門倉健を獲得。また阪神を自由契約になった山村宏樹を獲得するなど、投手陣強化を図った。梨田監督は打撃陣のテコ入れとして阪神OBの真弓明信を打撃コーチに招聘し、広島OBの正田耕三も打撃コーチに迎えるなど首脳陣を一新。梨田監督は小林繁投手コーチと真弓打撃コーチと男前トリオを結成して、チームのイメージアップを図った。しかし、門倉や山村などの新戦力投入もむなしく4月を5位で終了。5月以降はまずまずの成績を残し最下位脱出が期待されたが、夏場の2か月で負け越すと最下位が確定的となった。力及ばず梨田監督の1年目は2年連続最下位で終了したが、長く二軍生活だった前川勝彦がローテーションに入り、山村が初のオールスターゲーム出場を果たすなど若手が台頭。打撃陣ではこの年も中村紀洋やタフィ・ローズが打ちまくり、チーム事情から捕手に転向した礒部公一が規定打席未満ながらも3割を打つなど近鉄の看板であるいてまえ打線は健在で、彼らの活躍が翌年のリーグ優勝につながった。
中村紀洋が月間MVP。
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