2014年ドイツグランプリは、2014年のF1世界選手権第10戦として、2014年7月20日にホッケンハイムリンクで開催された。
ニコ・ロズベルグが母国でポールポジションを獲得。ハミルトンはQ1でブレーキトラブルによりクラッシュし、Q2に進んだがマシンの修復ができずにQ2敗退となった。ボッタス・マッサのウィリアムズ勢が2、3番手につけた。
猛暑となった土曜日とは打って変わって、日曜日は小雨が降ったり止んだりの天候となったが、レースが始まる頃には完全なドライコンディションとなった。スタートでは3番手スタートのマッサと4番手のマグヌッセンが接触、マッサのマシンは宙を舞いすぐにリタイヤとなった。マグヌッセンも接触の影響でピットインして最後尾に沈み、コースにはすぐさまセーフティカーが導入された。3周目にレースが再開され、ロズベルグは2番手のボッタスとの差を広げて付け入る隙を与えない。12周目のアロンソがピットインし、ここから各車1回目のピットインを行う。20番手スタートのハミルトンは次々と前走車を交わしていき、引っ張り過ぎた形ではあったが26周目の1回目のピットストップが終わった時点で8番手まで浮上した。30周目、追い上げていたハミルトンだったが、ここでバトンと接触してフロントウィングにダメージを負ってしまう。48周目にスーティルがホームストレート上でスピンしてリタイヤ。ハミルトンは終盤3番手まで浮上して2位のボッタスに追いついたが、先ほどの接触の影響もあり、ボッタスを抜きあぐねて3位で終わった。ロズベルグは自身にとっても、チームにとっても初の母国優勝を飾った。2位のボッタスはオーストリアから3戦連続表彰台。3位はハミルトン。4位はベッテル。久しぶりに決勝でチームメイトを上回った。5位は終盤リチャルドを抑えきったアロンソだった。
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