ラグビーワールドカップ2023(仏: Coupe du Monde de Rugby 2023)は、2023年9月8日から10月28日までフランスで開催された第10回ラグビーワールドカップ(男子大会)である。南アフリカが2大会連続4度目の優勝を達成した。
当初ワールドラグビーは2027年大会と合わせて発表する可能性を示唆していた(2015年・2019年大会と同様)。2023年はウィリアム・ウェッブ・エリスがラグビーの原点になってから200年の記念大会となる。
開催地決定スケジュールは以下の通り。
2015年7月時点で以下の4協会が開催意向を表明した。
ラグビーワールドカップリミテッドは開催国を南アフリカに推薦した。しかしワールドラグビーの理事会では1回目の投票でアイルランドが脱落し、2回目の投票でフランスが24票の過半数を得て開催権を獲得した。
背景には2022年にダーバンで開催が予定されていたコモンウェルスゲームズの開催辞退の影響でなく、ワールドラグビーの理事が翌年のパリ五輪に影響のほか、投票前のロビー活動が敗因とされている。
UEFA EURO 2016で使用された会場や前回フランスで開催されたラグビーワールドカップ2007の会場が多く使われる。そのうち開幕戦と決勝は2024年パリオリンピックのメイン会場スタッド・ド・フランスで開催された。
a ラグビーワールドカップ2007でも使用。 b ラグビーワールドカップ1999でも使用。
2020年12月14日にパリでプールステージの組み合わせ抽選会が行われた。抽選はバンド順で行う。バンド1~3のカッコ内数字は2020年1月1日現在の世界ランクに基づく。
以下のポイントはボーナスポイントとして加算する
中止試合については大会規定により「0-0の引分」扱いとなり、両チームに勝ち点2ずつを与える。
勝点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
Pld:試合数 W:勝利数 D:引分数 L:敗戦数 Try +/-:トライ差数
PF:得点数 PA:失点数 +/-:得失点差 BP:ボーナスポイント Pts:勝点
開催時刻はいずれも現地時間(CEST/UTC+2)。
「マスターカード プレイヤー・オブ・ザ・マッチ」は、勝利国、敗退国に関わらず、毎試合ベストプレイヤー (印象的なプレーをした選手) に選ばれた選手に授与される賞。選ばれた選手は、トロフィーが贈呈される。
☆は、ワールドラグビーのグローバルパートナーも兼任。
★は、前回2019年大会から変更された企業。
日本では自国開催だった前回2019年大会に続いて、日本放送協会(NHK)、日本テレビ、J SPORTSが国内放映権を獲得した。
NHKは開幕戦、日本戦2試合を含む15試合分の中継権を獲得し、地上波は総合テレビ、衛星波はBS4Kを、それぞれメインチャンネルとする。また地上波放送分に限られるが、NHKプラスでの配信も行われた。なおBS8Kは、自国開催でないことや技術面の問題などもあり、生中継は行われなかった。
日本テレビは、日本戦3試合、日本が予選を突破した場合の決勝トーナメントの日本戦、及び決勝戦を含む19試合分の中継権を獲得し、地上波で放送するほか、TVerでもライブ配信を行う。なお、BS日テレや日テレジータスでは放送されなかった。
J SPORTSは、上記2社局が放送できない分を含めた全48試合分の中継権を獲得し、放送に加えて配信サービスも行った。但し有料放送のため視聴契約が必要となる。
ラジオについては、日本戦を中心にNHKラジオ第1放送とニッポン放送で中継した。なおニッポン放送は決勝ラウンドの放送も予定されていたが、日本代表のプール戦敗退を受けて、決勝戦以外は放送されなかった(決勝戦放送は未定。アルゼンチン戦は日本代表が敗退確定した場合放送されないことも予定されていた)。
日本では、前述のとおりテレビ放送の中継権を獲得した3社局が、それぞれの制限範囲内で実施。
またDAZNでは前回2019年大会に続き、全試合のハイライト配信を実施することが決定。さらに今大会の注目選手や見どころを紹介するオリジナルコンテンツも大会期間中に配信した。
2023年7月20日、ワールドラグビーが「ラグビーワールドカップ2023公式ポッドキャスト」を開始した。スポンサーはアサヒスーパードライ。
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